(4)筋力の低下
乳がんの手術後、「手術したのだから」と手術を行った側の腕を必要以上にかばったり、痛みや皮膚のひきつれ感で腕をあまり動かさなかったりすることで筋力が低下してしまうことがあります。具体的には、握力の低下や物を持ち上げる力が弱くなります。握力の低下は、一般的に、手術をしなかった側の握力と手術をした側の握力の差が4kg以上、または手術前後での比較で判断します。
(5)皮膚のひきつれ感
手術を行うことで、筋肉や脇の皮膚が縮むため、腕を上げたときに筋肉や皮膚が引っ張られる感じが出ることがあります。これをひきつれ感と呼びます。