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2022/06/13

小児、若年成人の再発・難治性CD19陽性B-ALLへのチサゲンレクルユーセルの長期有効性を確認、5年OS率55%【EHA 2022】

横山勇生=編集委員

 CD19を標的としたCAR-T細胞療法チサゲンレクルユーセルの、小児および若年成人の再発・難治性CD19陽性B細胞性急性リンパ芽球性白血病B-ALL)に対する有効性と安全性が、最長で5.9年の長期観察でも認められたことが明らかとなった。再発または難治性のCD19陽性B-ALLの小児および若年成人患者を対象に、米国、カナダ、オーストラリア、日本、欧州の25施設で行われたELIANA試験の最終解析の結果示された。

 6月9日から17日にオーストリアウィーンとハイブリッド形式で行われている欧州血液学会(EHA)で、スペインHospital Sant Joan de Deu Barcelona and Institut de Recerca Sant Joan de DeuのSusana Rives氏が発表した。

 ELIANA試験において、年齢中央値11歳(3-24)の79人がチサゲンレクルユーセルの投与を受けた。投与後3カ月時点で、寛解となった患者は65人でそのうち1人を除いて微小残存病変(MRD)が陰性だった。33人で再発がおき、最後の観察時点で31人が寛解のままだった。観察期間中央値は60.1カ月(25.3-68.5)だった。投与3カ月以内の最良効果は全寛解率(完全寛解[CR]または血球数回復が不十分な完全寛解[CRi])は82.0%(98.9%信頼区間:64.5-93.3)だった。3カ月以内にCR/CRiになった患者の無再発生存期間(RFS)中央値は43カ月。5年RFS率は44%(95%信頼区間:31-56)だった。

 寛解が得られた69人のうち、17人(25%)は同種幹細胞移植を受けており、10人は寛解中、7人は再発後に受けた。

 無イベント生存期間(EFS)中央値は15カ月。移植による打ち切りを除いた5年EFS率は36%(95%信頼区間:25-47)、移植による打ち切りを含めた5年EFSは34%(95%信頼区間:23-45)だった。

 全生存期間中央値は未到達で、5年OS率は55%(95%信頼区間:43-66)だった。OSとEFSは、小児と若年成人(18-25)の間で同等だった。

 長期間観察で新たに認められた安全性に関する問題はなかった。

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