スイスNovartis社は5月28日、CD19を標的としたCAR-T細胞療法であるチサゲンレクルユーセルについて、2ライン以上の全身治療を受けた成人の再発または難治性の濾胞性リンパ腫への適応拡大が、米食品医薬品局(FDA)によって迅速承認されたと発表した。
チサゲンレクルユーセルの米国における濾胞性リンパ腫への適応拡大承認は、国際単群フェーズ2試験であるELARA試験の結果に基づく。ELARA 試験の結果、主要評価項目である完全奏効率は68%、奏効率は86%を示した。
Novartis社は、チサゲンレクルユーセルの成人の再発または難治性の濾胞性リンパ腫への適応拡大承認が欧州で承認されたことを5月4日に発表していた。日本でも濾胞性リンパ腫への適応拡大申請が行われている。