5月17日に都内で開催されたアストラゼネカ業績記者発表会で、非小細胞肺癌、肝細胞癌、胆道癌や乳癌などを対象に、抗癌薬の複数の承認申請を行っていることを明らかにした。
申請していることが明らかになったのは、まず進行非小細胞肺癌の1次治療としての抗PD-L1抗体デュルバルマブと抗CTLA-4抗体tremelimumabの併用。併用療法が有効なことはPOSEIDON試験で示されている。また進行肝細胞癌の1次治療として、デュルバルマブとtremelimumabの併用療法の申請も行われていた。併用療法の有効性はHIMARAYA試験で示されている。進行肝細胞癌の1次治療としてデュルバルマブ単剤も申請されている。さらに進行胆道癌の1次治療として、デュルバルマブと化学療法の併用の申請も行われた。併用療法の有効性はTOPAZ-1試験で示されている。
生殖細胞系列のBRCA遺伝子に変異を有する乳癌の術後補助療法として、オラパリブの申請も行われた。オラパリブの術後補助療法としての有効性はOlympiA試験で示されている。オラパリブは前立腺癌の1次治療としての申請も行われていた。前立腺癌の1次治療としての有効性はPROpel試験で示されている。