英AstraZeneca社は3月24日、局所進行子宮頸癌に対して、化学放射線療法(CRT)に抗PD-L1抗体デュルバルマブを併用投与してもCRTのみより有意な無増悪生存期間(PFS)の延長は認めなかったと発表した。フェーズ3試験であるCALLA試験の結果判明した。
CALLA試験は、日本を含む米国、欧州、ラテンアメリカ、アフリカ、アジアの15カ国120施設で行われた無作為化多施設共同二重盲検フェーズ3試験。局所進行子宮頸癌患者770人を、標準治療であるCRTに4週おきにデュルバルマブ 1500mgを追加投与する群とプラセボを投与する群に割り付けて行われた。デュルバルマブ/プラセボは最長で24サイクルまで投与された。試験の主要評価項目はPFS。重要な副次評価項目は、全生存期間、安全性と忍容性などだった。
試験結果の詳細は、今後学会で発表される予定。