このページの本文へ

がんナビ

がんナビについて

がん患者さんとその家族のために、がんの治療や患者さんの日々の生活をナビゲートします。

がん種から情報を探す

  • 乳がん
  • 肝がん
  • 大腸がん
  • 腎がん
  • 胃がん
  • 肺がん
  • 食道がん
  • 前立腺がん
  • 子宮頸がん
  • 膵がん
  • 卵巣がん
  • その他のがん

News ニュース

ニュース一覧へ

新着一覧へ

ニュース

2022/02/25

抗組織因子抗体薬物複合体tisotumab vedotinが進行頭頸部扁平上皮癌に有効な可能性

横山勇生=編集委員

 米Seagen社とデンマークGenmab社は2月24日、抗組織因子(TF)抗体薬物複合体であるtisotumab vedotinについて、白金系抗癌薬を含む化学療法と免疫チェックポイント阻害薬の投薬で増悪した頭頸部扁平上皮癌SCCHN)に有効である可能性が明らかとなったと発表した。

 TF発現が高い複数の局所進行または転移を有する固形癌を対象に、tisotumab vedotinの有効性と安全性を評価することを目的に世界規模で実施されているバスケット型のフェーズ2試験であるinnovaTV 207試験のSCCHN患者における予備的な解析の結果、管理可能な安全性プロファイルと有望な抗腫瘍効果が認められた。結果は、米国フェニッスで2月24日から開催されているthe American Society for Radiation Oncology(ASTRO)2022 Multidisciplinary Head and Neck Cancers Symposiumで2月25日に発表される。

 発表されるのは、局所進行または転移を有するSCCHN患者31人に3週おきにtisotumab vedotin 2mg/kgを投与した結果。確定奏効率は16%(95%信頼区間:5.5-33.7)で、5人で部分奏効が認められた。確定病勢コントロール率は58.1%(95%信頼区間:39.1-75.5)。無増悪生存期間中央値は4.2カ月(95%信頼区間:2.7-4.8)、全生存期間中央値は9.4カ月(95%信頼区間:8.1-11.8)だった。21人(71%)でグレード3以上の副作用が発現した。

 なお、tisotumab vedotinは、2021年9月に米国で、化学療法既治療の再発または転移を有する子宮頸癌を対象に迅速承認されている。日本においては、innovaTV 206試験が行われ、再発または転移を有する子宮頸癌で良好な抗腫瘍効果を示したことが今月開催された日本臨床腫瘍学会で発表されている(演題番号:O14-2)。

この記事を友達に伝える印刷用ページ
  • 大腸がんを生きるガイド
  • がん文献情報ナビ
  • 「がん情報文献ナビ」は、がんと治療薬に関する最新の英語論文を、ビジュアル検索できるサービスです(株式会社ワールドフージョンが運営しています)。 ご意見・お問い合わせはこちら