このページの本文へ

がんナビ

がんナビについて

がん患者さんとその家族のために、がんの治療や患者さんの日々の生活をナビゲートします。

がん種から情報を探す

  • 乳がん
  • 肝がん
  • 大腸がん
  • 腎がん
  • 胃がん
  • 肺がん
  • 食道がん
  • 前立腺がん
  • 子宮頸がん
  • 膵がん
  • 卵巣がん
  • その他のがん

News ニュース

ニュース一覧へ

新着一覧へ

ニュース

2021/11/28

EGFRエクソン20挿入変異陽性NSCLCでのamivantamabの効果と安全性はアジア人サブグループで全体集団と同等【日本肺癌学会2021】

横山勇生=編集委員

 EGFRMETに対する二特異性抗体であるamivantamabの、白金系抗癌薬既治療のEGFRエクソン20挿入変異陽性進行非小細胞肺癌(NSCLC)に対する有効性と安全性が、アジア人でも全体集団と同等と確認されたことが明らかとなった。amivantamabを評価するフェーズ1試験であるCHRYSALIS試験における、白金系抗癌薬投与で増悪した患者でamivantamab単剤を投与されたグループのアジア人サブグループ解析の結果示された。11月26日から28日まで横浜市とハイブリッド形式で開催されている日本肺癌学会で、国立がん研究センター東病院の後藤功一氏が発表した。

 解析の対象となったグループは、CHRYSALIS試験において白金系抗癌薬既治療のEGFRエクソン20挿入変異陽性進行NSCLC患者でamivantamab単剤を投与された患者。1サイクル目は体重80kg未満の患者で1050mg、80kg以上の患者で1400mgを毎週、2サイクル目以降は2週おきにamivantamabが投与された。2020年6月8日をデータカットオフとして、投薬を受けた114人で安全性評価が行われ、有効性の評価が可能だった81人で効果が評価された。有効性の評価のデータカットオフの2020年10月8日までに効果評価の対象で奏効した患者全員が、最初の評価から6カ月以上の観察期間があった。アジア人サブグループは53人で、有効性の評価が可能だったのは37人だった。

 全体の安全性評価(114人)と抗腫瘍効果の評価(81人)の結果は既に報告されていた。

 全体の患者背景とアジア人サブグループの患者背景は概して一致していたが、免疫チェックポイント阻害薬(IO)の投薬を受けていたのはアジア人サブグループの方が少なかった。

 観察期間中央値9.7カ月での抗腫瘍効果の結果は、全体集団とアジア人サブグループで同等だった。奏効率が全体で40%(95%信頼区間:29-51)、アジア人サブグループで41%(95%信頼区間:25-58)、奏効期間中央値が全体で11.0カ月(95%信頼区間:6.9-NR)、アジア人サブグループで11.5カ月(95%信頼区間:8.2-NR)、臨床的有用率が全体で74%(95%信頼区間:63-83)、アジア人サブグループで73%(95%信頼区間:56-86)だった。

 アジア人サブグループで奏効が認められた15人中9人(60%)はデータカットオフ時点で治療が継続されており、11人は奏効が6カ月以上持続していた。無増悪生存期間中央値は9.7カ月(95%信頼区間:5.5-14.0)、全生存期間中央値は23.0カ月(95%信頼区間:14.6-NR)だった。

 アジア人サブグループの安全性プロファイルは全体集団と同等だった。グレード3以上の治療関連副作用が発現したのは全体で16%、アジア人サブグループで13%だった。アジア人サブグループの治療関連副作用で投与中止につながったのは6%、減量となったのは8%、中断が起きたのは19%だった。治療関連の下痢は6%で認められたが、グレード3は2%だった。

この記事を友達に伝える印刷用ページ
  • 大腸がんを生きるガイド
  • がん文献情報ナビ
  • 「がん情報文献ナビ」は、がんと治療薬に関する最新の英語論文を、ビジュアル検索できるサービスです(株式会社ワールドフージョンが運営しています)。 ご意見・お問い合わせはこちら