このページの本文へ

がんナビ

がんナビについて

がん患者さんとその家族のために、がんの治療や患者さんの日々の生活をナビゲートします。

がん種から情報を探す

  • 乳がん
  • 肝がん
  • 大腸がん
  • 腎がん
  • 胃がん
  • 肺がん
  • 食道がん
  • 前立腺がん
  • 子宮頸がん
  • 膵がん
  • 卵巣がん
  • その他のがん

News ニュース

ニュース一覧へ

新着一覧へ

ニュース

2021/10/26

進行NSCLCの1次治療でカナキヌマブとペムブロリズマブ、化学療法の併用はOSとPFSを延長できず

横山勇生=編集委員

 スイスNovartis社は10月25日、局所進行または転移を有する非小細胞肺癌(NSCLC)の1次治療として、抗IL-1β抗体カナキヌマブ抗PD-1抗体ペムブロリズマブ、白金系抗癌薬ベースの2剤化学療法との併用療法は、プラセボとペムブロリズマブ、化学療法の併用よりも全生存期間(OS)と無増悪生存期間(PFS)を有意に延長できなかったと発表した。フェーズ3試験であるCANOPY-1試験の結果示された。ただし事前に規定されたサブグループ解析で、炎症関連のバイオマーカーで分けたグループでOSとPFSの改善が認められた。

 カナキヌマブはCANTOS試験で、アテローム性動脈硬化症患者の再発性心血管イベントを有意に低下させた一方で、カナキヌマブ投与群では肺癌の死亡率が低下したことが示され、肺癌における効果の有無が注目されていた。

 進行NSCLCの2次治療または3次治療でのカナキヌマブとドセタキセルの併用療法は、ドセタキセルのみの場合と比べてOSの延長を認めないことがフェーズ3試験であるCANOPY-2試験の結果示されており、今回1次治療においても全体集団での有効性は示せなかった。

 手術後にシスプラチンベースの化学療法を受けた患者を対象に術後補助療法としての有効性を評価する、フェーズ3試験であるCANOPY-A試験については試験が続けられている。

 CANOPY-1試験の結果の詳細は今後学会で発表される予定。

この記事を友達に伝える印刷用ページ