小野薬品工業は3月31日、抗PD-1抗体ニボルマブについて、尿路上皮癌における術後補助療法への適応拡大申請を行ったと発表した。
今回の申請は、高リスク筋層浸潤性尿路上皮癌の術後補助療法として、ニボルマブがプラセボよりも有意に無病生存期間(DFS)を延長できることを示したフェーズ3試験であるCheckMate-274試験の結果に基づく。CheckMate-274試験の結果は、2021 Genitourinary Cancers Symposium(ASCO GU 2021)で発表されていた(関連記事)。
試験の結果、DFSのハザード比0.53(98.87%信頼区間:0.34-0.84)、p<0.001で有意にニボルマブ群で良かった。