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2020/11/12

進行腎細胞癌の1次治療でレンバチニブ+ペムブロリズマブはスニチニブよりも有意にPFS・OS・奏効率を改善

横山勇生=編集委員

 エーザイと米Merck社は11月10日、進行腎細胞癌に対する1次治療として、マルチキナーゼ阻害薬レンバチニブと抗PD-1抗体ペムブロリズマブの併用療法は、スニチニブよりも有意に無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)、奏効率を改善できることが分かったと発表した。またレンバチニブとエベロリムスの併用療法も、スニチニブよりもPFSと奏効率を有意に改善できたことも発表した。

 進行腎細胞癌の1次治療として、レンバチニブと抗PD-1抗体ペムブロリズマブの併用療法、レンバチニブとエベロリムスの併用療法と、スニチニブ(対照薬)を比較した多施設共同無作為化非盲検フェーズ3試験であるKEYNOTE-581試験(307試験、CLEAR試験)の結果示された。試験結果の詳細は今後学会で発表される予定。

 KEYNOTE-581試験は、全身薬物療法の治療歴がない、Karnofsky Performance Score 70以上の18歳以上、組織学的または細胞学的に確定された淡明細胞型優位の進行腎細胞癌患者を、レンバチニブ(1日1回18mg経口投与)+エベロリムス(1日1回5mg経口投与)群(A群)、レンバチニブ(1日1回20mg経口投与)+ペムブロリズマブ(3週おきに200mgを静脈内投与)群(B群)、スニチニブ単剤(1日1回50mg経口投与、4週間投与後、2週間休薬)群(C群)に1対1対1で割り付けて行われた。A群とC群、およびB群とC群について比較が行われ、主要評価項目はPFS、副次評価項目は、奏効率、OSなどだった。

 試験の結果、レンバチニブとペムブロリズマブの併用療法は、Memorial Sloan-Kettering Cancer Center(MSKCC)による予後予測分類の全てのリスクグループ(低リスク、中リスク、高リスク)の患者を含むITT集団で、 PFS、OSと奏効率について、スニチニブ単剤群よりも有意に改善した。またレンバチニブとエベロリムスの併用療法も、ITT集団でPFSと奏効率について、スニチニブ単剤群よりも有意に改善した。

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