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2020/08/07

進行トリプルネガティブ乳癌の1次治療でアテゾリズマブとパクリタキセルの併用はPFSの有意な延長を示せず

横山勇生=編集委員

 スイスHoffmann-La Roche社は8月6日、転移を有するトリプルネガティブ乳癌の1次治療として、アテゾリズマブパクリタキセルの併用療法は、プラセボとパクリタキセルの投与と比べて、PD-L1発現陽性の患者で有意な無増悪生存期間(PFS)の延長を認めなかったと発表した。フェーズ3試験であるIMpassion131試験の結果示された。

 アテゾリズマブは、進行トリプルネガティブ乳癌に対しては、nab-パクリタキセルとの併用でPFSを有意に延長することがIMpassion130試験の結果示されており(関連記事)、PD-L1陽性HER2陰性の進行トリプルネガティブ乳癌の1次治療として、アテゾリズマブとnab-パクリタキセルの併用療法が承認されている(関連記事)。IMpassion131試験の結果は、IMpassion130試験とは異なるものとなった。

 IMpassion131試験は、未治療の手術不能局所進行または転移を有するトリプルネガティブ乳患者を対象とした、多施設共同二重盲検無作為化フェーズ3試験。651人が、アテゾリズマブとパクリタキセルの併用療法を受ける群とプラセボとパクリタキセルを投与される群に2対1で無作為に割り付けられた。主要評価項目は、ITT、PD-L1 の発現陽性患者におけるPFSだった。副次的評価項目は、全生存期間(OS)、奏効率、奏効期間などだった。

 なお、IMpassion131試験はOSに有意差をつけるための検出力はない設定で、しかもOSイベントがイマチュアの状態で最終解析まで観察が継続される。

 IMpassion131試験の結果の詳細は、今後学会で発表される予定。

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