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2020/06/19

AKT阻害薬ipatasertibとアビラテロン/プレドニゾンの併用投与はPTEN欠失mCRPCのrPFSを有意に延長

横山勇生=編集委員

 スイスHoffmann-La Roche社は6月19日、PTENが欠失した転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)に対して、AKT阻害薬ipatasertibとアビラテロン/プレドニゾンの併用投与が、プラセボとアビラテロン/プレドニゾンの投与よりも有意に画像学的な無増悪生存期間(rPFS)を延長できたと発表した。日本も参加して行われているフェーズ3試験であるIPATential150試験の結果示された。ただし、ITT患者におけるrPFSの有意な延長は認められなかった。

 試験結果の詳細は、今後学会で発表される予定。

 ipatasertibは、AKTの3つのアイソフォームを全て標的とした経口のAKT阻害薬。PI3K/AKT経路は、抗アンドロゲン薬の抵抗性に関与しているとされている。mCRPCの約40%から60%で、癌抑制に働くPTENの機能が失われ、PI3K/AKT経路が高度に活性化され、腫瘍グレードやステージの上昇、生化学的な早期再発、転移、前立腺癌死、アンドロゲン非依存性増悪につながっていると考えられている。

 IPATential150試験は、無症候性または症状の軽い未治療のmCRPC患者を対象に、ipatasertibとアビラテロン/プレドニゾンの併用投与群と、プラセボとアビラテロン/プレドニゾンの投与群を比較した二重盲検プラセボ対照無作為化フェーズ3試験として実施されている。主要評価項目は、研究グループの評価による全患者におけるrPFSとPTEN喪失患者におけるrPFS。副次評価項目は、全生存期間(OS)、安全性、疼痛増悪までの期間、細胞傷害性化学療法開始までの期間、機能悪化までの期間だった。

 OSなどはイマチュアの状態で観察が継続されている。

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