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2020/06/18

アテゾリズマブと化学療法の併用が早期のトリプルネガティブ乳癌のpCR率を有意に向上

横山勇生=編集委員

 スイスHoffmann-La Roche社は6月18日、早期のトリプルネガティブ乳癌において、PD-L1の発現状態に関わらず抗PD-L1抗体アテゾリズマブとnab-パクリタキセルを含む化学療法の併用が、プラセボと化学療法の併用よりも有意に病理学的完全奏効(pCR)率を高めることができたと発表した。フェーズ3試験であるIMpassion031試験の結果示された。

 IMpassion031試験は、早期トリプルネガティブ乳癌の術前療法として、アテゾリズマブと化学療法の併用と、プラセボと化学療法の併用を比較した多施設無作為化二重盲検フェーズ3試験。化学療法は、nab-パクリタキセルの投与後、ドキソルビシンとシクロホスファミドを投与した。

 試験には333人が登録され、アテゾリズマブと化学療法の併用群と、プラセボと化学療法の併用群に1対1で割り付けられた。アテゾリズマブの投与は、術後も継続して行われた。主要評価項目は、ITTにおけるAJCC(American Joint Committee on Cancer)ステージングに基づくpCR。副次評価項目は、全生存期間(OS)、無イベント生存期間(EFS)、無病生存期間(DFS)、QOLなどだった。

 試験結果の詳細は、今後学会で発表される予定。

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