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2020/03/17

進展型小細胞肺癌の1次治療で化学療法とデュルバルマブ、トレメリムマブの併用はOSを有意に延長できず

横山勇生=編集委員

 進展型小細胞肺癌(ES-SCLC)に対する1次治療として、標準的化学療法(エトポシド+白金系抗癌薬)と抗PD-L1抗体デュルバルマブ、抗CTLA-4抗体トレメリムマブの併用投与は、化学療法のみと比べて全生存期間(OS)を有意に延長をできなかったことが明らかとなった。フェーズ3試験であるCASPIAN試験の2番目の試験群の解析の結果明らかとなった。英AstraZeneca社が3月17日に発表した。

 CASPIAN試験は、ES-SCLC患者の1次治療としての効果を評価するために行われた無作為化オープンラベル多施設グローバルフェーズ3試験。デュルバルマブ+化学療法(エトポシドとシスプラチンかカルボプラチン)群と化学療法群の比較と、デュルバルマブ+トレメリムマブ+化学療法群と化学療法群の比較が行われている。2019年6月に、中間解析でデュルバルマブ+化学療法群と化学療法群の間に有意差がついたことが発表されていた。また、中間解析の結果は、IASLC 20th World conference on Lung Cancer(WCLC2019)で発表されていたが、デュルバルマブ+トレメリムマブ+化学療法群と化学療法群の間には、中間解析においては有意差がついていなかった。

 今回発表されたのは、CASPIAN試験の最終解析の結果。既にOSの延長効果が認められていたデュルバルマブ+化学療法群の有効性が確認された一方、デュルバルマブ+トレメリムマブ+化学療法群に有意な延長効果は認められなかった。

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