このページの本文へ

がんナビ

がんナビについて

がん患者さんとその家族のために、がんの治療や患者さんの日々の生活をナビゲートします。

がん種から情報を探す

  • 乳がん
  • 肝がん
  • 大腸がん
  • 腎がん
  • 胃がん
  • 肺がん
  • 食道がん
  • 前立腺がん
  • 子宮頸がん
  • 膵がん
  • 卵巣がん
  • その他のがん

News ニュース

ニュース一覧へ

新着一覧へ

ニュース

2020/02/15

ゲムシタビン、シスプラチン、ニボルマブの併用が筋層浸潤膀胱癌における根治的膀胱摘除の術前療法として有望【ASCO GU2020】

横山勇生=編集委員

 筋層浸潤膀胱癌MIBC)における根治的膀胱摘除の術前療法として、ゲムシタビンシスプラチンニボルマブを投与する方法が有効である可能性が明らかとなった。フェーズ2試験BLASST-1で、多くの病理学的なダウンステージが認められる一方、毒性の増加や手術の遅延は見られなかった。2月13日から15日まで米サンフランシスコで開催されているGenitourinary Cancers Symposium(ASCO GU2020)で、米Cleveland Clinic Taussig Cancer InstituteのShilpa Gupta氏が発表した。

 試験には、cT2-T4a、Nが1以下、M0の根治的膀胱摘除術の候補となるMIBC患者が登録された。21日間を1サイクルとして、1日目にシスプラチン70mg/m2、1日目と8日目にゲムシタビン1000mg/m2、8日目にニボルマブ360mgを投与するスケジュールで4サイクル投与し、その後8週間以内に根治的膀胱摘除術が行われた。主要評価項目は、病理学的奏効(pT2未満N0)(PaR)。41人のうち少なくとも20人でPaRが起きれば、有効な方法と判定された。副次評価項目は、安全性と2年時点での無増悪生存(PFS)率。探索的評価として投薬前のバイオプシー検体に基づいて、PaRと全ゲノム配列、豪抗癌癌における分子サブタイプ、PD-L1発現、免疫プロファイリングとの関係も検討されることになっていた。

 試験には、2018年2月から2019年6月までに3施設で41人が登録された。cT2N0が90%、cT3N0が7%、cT2-4N1が3%だった。40人が最終的に根治的膀胱摘除術を受けた。その結果、PaRが得られたのは27人(66%)で、N1だった患者も含まれていた。この結果、当初の規定をクリアし、術前療法が有効な可能性が示された。pT0が51.8%、pT1が7.4%、pTaが18.5%、pTisが22.2%だった。病理学的完全奏効(pT0、pTis)率は49%だった。PD-L1の発現が陽性、陰性に関わらず病理学的な奏効が認められた。

 多く認められたグレード3/4の治療関連副作用は好中球減少症と貧血だった。免疫関連の副作用が合計5人で見られた。根治的膀胱摘除術の遅れはなかった。

 現在、PaRと関連する因子の解析研究が進められている

この記事を友達に伝える印刷用ページ