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2019/9/17

アテゾリズマブの単剤投与はPD-L1高発現NSCLC患者のOSを化学療法よりも延長

横山勇生=編集委員

 スイスHoffmann-La Roche社は9月12日、ALK変異、EGFR変異がなく、PD-L1が高発現(TC3/IC3-野生型)の進行非小細胞肺癌(NSCLC)患者に対して、抗PD-L1抗体アテゾリズマブを単剤で投与することは、化学療法のみを行うよりも有意に全生存期間(OS)を延長できることが示されたと発表した。NSCLCの1次治療として、アテゾリズマブ単剤と化学療法(シスプラチンまたはカルボプラチンとペメトレキセドまたはゲムシタビン)を比較するフェーズ3試験IMpower110試験の中間解析の結果、PD-L1発現が高い患者でアテゾリズマブによるOS延長効果が認められたもの。試験は、PD-L1発現が低い患者における最終解析のために継続されている。

 IMpower110試験は、無作為化オープンラベルフェーズ3試験として実施されている。572人(555人が野生型)が1対1でアテゾリズマブ群と化学療法群に割り付けられた。化学療法群で、白金系抗癌薬はシスプラチンかカルボプラチンが医師の判断で選ばれ、非扁平上皮癌患者にはペメトレミセド、扁平上皮癌患者にはゲムシタビンが併用投与され、非扁平上皮癌患者にはペメトレキセド単剤が維持療法として投与された。主要評価項目はPD-L1サブグループ別(TC3/IC3-野生型、TC2/3/ IC2/3-野生型、TC1,2,3/IC1,2,3-野生型)のOS。鍵となる副次評価項目は、無増悪生存期間(PFS)、奏効率、奏効期間(DoR)。

 試験結果の詳細は、今後の学会で発表される予定。

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