武田薬品工業は、進行腎細胞癌に対する1次治療としてマルチキナーゼ阻害薬cabozantinibと抗PD-1抗体ニボルマブの併用療法を評価するフェーズ3試験を開始した。同社が2月1日に発表した2019年3月期第3四半期決算発表の中で公開した。
cabozantinibはVEGFR、MET、AXLなどのチロシンキナーゼ の活性を阻害する。単剤での進行腎癌への承認を2017年12月に獲得している。武田薬品は2017年1月に、cabozantinibの日本における独占的開発・販売権に関する権利を獲得している。