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2019/2/5

国がん中央がMDM2増幅を有する内膜肉腫を対象にMDM2阻害薬DS-3032bの医師主導治験を開始

横山勇生=編集委員

 国立がん研究センター中央病院は2月4日、MDM2増幅を有する内膜肉腫を対象に、新規MDM2阻害薬DS-3032bの有効性と安全性を評価する医師主導治験を開始したと発表した。内膜肉腫に対する薬剤開発を目的とした臨床試験は今までなく、内膜肉腫に発現するMDM2を標的とした世界初の医師主導治験になる。

 開始された試験は、希少がんの研究開発・ゲノム医療を産学共同で推進する中央病院のMASTER KEY project の傘下で行われる5つ目の医師主導治験で、中央病院のみで実施される。

 内膜肉腫は、心臓や肺動脈といった血液循環関連の重要臓器付近に発生する予後不良な悪性腫瘍。約60%から70%の患者でMDM2遺伝子の増幅が認められることが報告されている。MDM2遺伝子の増幅で、MDM2蛋白質の過剰発現や活性化が起こり、p53の作用が制御され、腫瘍形成、腫瘍増殖が惹起される可能性が示唆されているという。

 DS-3032bは、第一三共が創製したMDM2とp53の結合を特異的に阻害する低分子化合物。前臨床試験で、MDM2とp53の相互作用に対する薬理学的阻害作用、p53による遺伝子発現の誘導作用が確認されている。また第一三共主導で、米国、日本において複数の種類の進行固形腫瘍および造血器腫瘍に対して臨床試験が実施され、有効性が示唆されているという。

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