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2018/12/19

高リスクステージ3の悪性黒色腫に術前療法としてのイピリムマブとニボルマブが有効な可能性

横山勇生=編集委員

 高リスクステージ3の悪性黒色腫に対して、術前療法としての抗CTLA-4抗体イピリムマブと抗PD-1抗体ニボルマブの投与が、全生存期間(OS)と無再発生存(RFS)を改善する可能性が明らかとなった。イピリムマブとニボルマブを術前または術後療法として投与したフェーズ1b試験OpACINのアップデートの結果示された。12月13日から16日までスイス・ジュネーブで開催されたESMO Immuno-Oncology Congress 2018(ESMO Immunology2018)で発表された。

 OpACIN試験には、2015年8月から2016年10月までに、触知可能なリンパ節病変を有するステージIIIB/IIICの高リスク悪性黒色腫患者20人が登録された。患者はニボルマブ3mg/kgとイピリムマブ1mg/kgを、術後療法として4コース投与する群と2コースを術前、2コースを術後に投与する群に無作為に割り付けられた。病理学的な効果は盲検下の病理医による診断で腫瘍細胞が50%未満となったものとされた。

 観察期間中央値31.6カ月(最短で23.5カ月)で、術前療法も行った患者で病理学的な効果が得られた7人においては、再発が認められなかった。病理学的な効果が得られなかった2人は再発が起きた。推定30カ月RFS率は、術前療法を受けた群で80%、推定30カ月OS率は90%となった。

 術後療法で投与した群においては、4人が再発し推定30カ月RFS率は60%、30カ月OS率は67%だった。術後療法で投与した群の3人、術前療法も行った群の1人が死亡、解析時点で16人が生存していた。

 患者の90%で1件以上のグレード3/4の副作用が発現したが、ホルモン補充療法が必要となった内分泌系の副作用を発現している8人を除いて全員がグレード1以下に回復した。

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