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2018/9/14

RET特異的阻害薬LOXO-292の日本での治験が開始

横山勇生=編集委員

 RET融合遺伝子陽性進行癌を対象としたRET特異的阻害薬LOXO-292の、国内施設での治験が6月から開始されている。国際共同フェーズ2試験として実施されているもので、日本からは7施設が参加している。9月12日にノバルティス ファーマが都内で開催したメディアセミナー「肺がん治療における『ゲノム医療』の進展と課題」で、国立がん研究センター東病院の後藤功一氏が明らかにした。

 RET融合遺伝子は、2012年に新規ドライバー遺伝子変異として同定された。非小細胞肺癌の1-2%に発現しているが、殺細胞性抗癌剤への感受性が高いとはいえず、分子標的薬の開発が進められている。RET陽性肺癌を対象にしたフェーズ2試験の結果が複数報告されており、米国で行われたcabozantinibのフェーズ2試験では奏効率は28%、PFS中央値は7カ月、OS中央値は10カ月だった。バンデタニブの日本で行われたフェーズ2試験では奏効率は47%、PFS中央値は4.7カ月、OS中央値は11.1カ月、韓国の試験では奏効率は18%、PFS中央値は4.5カ月、OS中央値は11.6カ月となった。

 最近、RET特異的な阻害薬の開発が注目されており、中でもLOXO-292は、RET陽性固形癌を対象としたフェーズ1試験で、非小細胞肺癌(27人)における奏効率は81%、KIF5B-RETでは81%、KIF5B-RET以外でも82%と高い効果を示すことが今年の米国臨床腫瘍学会(ASCO2018)で報告され、注目を集めていた。 

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