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2017/01/23

標準治療抵抗性のRAS野生型進行大腸癌にパニツムマブとTAS-102の併用が有効な可能性【ASCO GI2017】

横山勇生

 標準治療に抵抗性のRAS野生型の進行大腸癌に対し、抗EGFR抗体パニツムマブとTAS-102の併用が有効である可能性が明らかとなった。両剤の併用を評価するフェーズ1/2試験APOLLONのフェーズ1の結果、抗腫瘍効果が確認され、忍容性も認められたもの。1月19日から21日まで米国サンフランシスコで開催されたGastrointestinal Cancers Symposium(ASCO GI2017)で、関西ろうさい病院の加藤健志氏によって発表された。

 APOLLON試験はオープンラベル単群多施設共同フェーズ1/2試験として行われている。対象はRAS野生型の20歳から74歳の全身状態が良い(PS 0-1)進行大腸癌患者。フルオロピリミジン、イリノテカン、オキサリプラチン、抗血管新生療法(ベバシズマブ、ラムシルマブ、アフリベルセプト)に抵抗性となった患者で、抗EGFR抗体、TAS-102、レゴラフェニブの投与を受けていない患者が適格とされている。

 2015年12月から2016年4月までに、用量制限毒性(DLT)の発生評価とフェーズ2推奨用量決定のために、フェーズ1部分に7人が登録された。男性が3人で、年齢中央値は67.0歳(57-71)、原発切除は6人で行われ、前化学療法歴数は2が5人、3が2人だった。

 パニツムマブは4週間を1コースとして1日目と15日目に6mg/kgが投与され、TAS-102は1日目から5日目と8日目から12日目まで1日2回35mg/m2を投与されている。それぞれが、単剤の標準の用法・用量で投与された。

 プロトコール逸脱が起きた1人を除いた6人で評価が行われた結果、DLTは発生せず、それぞれの単剤の用法・用量を組み合わせたものが、そのままフェーズ2の推奨用法・用量となった。

 グレード3以上の毒性は好中球減少症が3件認められただけで、忍容性が確認された。

 また、抗腫瘍効果については、部分奏効が3人(42.9%)、病勢安定(SD)が3人(42.9%)に認められ、有望な腫瘍縮小効果が確認された。

 現在、フェーズ2部分が進行している。

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