シンバイオ製薬は11月6日、抗悪性腫瘍薬ベンダムスチンの慢性リンパ性白血病を対象としたフェーズ2試験(エーザイと共同で実施)の症例登録が完了したと発表した。早ければ2015年にも適応拡大申請を行う計画だという。
ベンダムスチンは、国内においてはシンバイオ製薬が2010年10月に再発・難治性の低悪性度非ホジキンリンパ腫およびマントル細胞リンパ腫を適応症として承認を取得し、2010年12月から業務提携先のエーザイより販売されている。欧米においては、未治療の慢性リンパ性白血病の適応が承認されており、国内においても「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」において、慢性リンパ性白血病に対する医療上の必要性の高い医薬品とされ、既に2012年6月にオーファンドラッグ指定を受けている。