英AstraZeneca社は5月8日、非小細胞肺癌などを対象に開発を進めている抗PD-L1モノクローナル抗体製剤であるMEDI4736のフェーズ3試験、PACIFICの開始を発表した。
PACIFIC試験は、局所進行切除不能非小細胞癌患者(ステージ3)で化学放射線療法が完了し病巣の進展の証拠がない患者を対象に、MEDI4736かプラセボを投与し、無増悪生存期間と全生存期間を比較するもの。全世界100カ所以上で、702人の患者が無作為に割り付けられる予定だが、実施施設に日本の施設が含まれるかどうかは明らかになっていない。