日本ベーリンガーインゲルハイムは、初めての不可逆的EGFR阻害剤アファチニブを、EGFR遺伝子変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺癌を対象に5月7日に発売する。
アファチニブは、EGFR阻害効果が強いが、同時に副作用も強いため、投与には注意も必要な薬剤だ。
4月17日に薬価収載されたことを受けて発売するもの。用法・用量は、通常、成人には1日1回40mgを空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜増減するが、1日1回50mgまで増量できるとなっている。
薬価は20mg製剤が5840.70円、30mg製剤が8547.40円、40mg製剤が1万1198.50円、50mg製剤が1万2760.00円。40mgを1カ月投与すると約34万円の計算となる。