協和発酵キリンは3月17日、抗CCR4モノクローナル抗体モガムリズマブの、再発または難治性のCCR4陽性の末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)および皮膚T細胞性リンパ腫(CTCL)への適応拡大が承認されたと発表した。
モガムリズマブは、一部のリンパ腫において過剰に発現しているCCR4に対するヒト化モノクローナル抗体。同社の強活性抗体作製技術「POTELLIGENT」を用いており、ADCC活性による抗腫瘍効果を示す。
モガムリズマブは、再発又は難治性のCCR4陽性の成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)を対象に承認されている。また、PTCLおよびCTCLを対象疾病として、2013年3月に希少疾病用医薬品の指定を受けていた。