セルジーンは日本における開発パイプラインの現状を公表した。2月20日に開催された同社の事業説明会で、取締役の高木実加氏が明らかにしたもの。
レナリドミドについては、未治療の多発性骨髄腫(ブリッジングスタディ)、成人T細胞白血病リンパ腫を対象にフェーズ2、国際共同治験として5番染色体欠失を伴わない骨髄異形成症候群、濾胞性リンパ腫を対象にフェーズ3を進めている。
またpomalidomideについては、再発又は難治性多発性骨髄腫を対象にフェーズ2、HDAC阻害剤romidepsinについては末梢性T細胞リンパ腫を対象にフェーズ1/2、アザシチジン(経口)については骨髄異形成症候群を対象にフェーズ1試験を進めている。
また高木氏は、レナリドミドによる治療状況を紹介、延べ患者数が1万3000人、治療中の患者数は4000人、登録医師数は3200人、施設数は842施設となっていることも示した。