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査読体制は論文並み! でも誰もが理解できる医療情報サイトを目指す

2022/04/08
Lumedia members

 「信頼できる医療情報」を継続して患者に届けることを目的として、ライター医師が計11人参画したメディアサイト「Lumedia(ルメディア)」が2022年3月にオープンした。Lumediaを立ち上げた目的や編集・執筆体制、今後の展望などについて同サイトの参加メンバーに寄稿してもらった(Cadetto編集部)。

 Lumedia(ルメディア)は、医師主導の発信で「科学的に根拠のある、読む価値のある情報」を継続して届けるメディアサイトです。

 世界最高峰の医学雑誌「Lancet」に「卵巣がんの化学治療」に関する論文を掲載し、世界の医学界に多大な影響を与えた、日本医科大学武蔵小杉腫瘍内科教授の勝俣範之先生を顧問に迎え、現役医師と医学生によって構成されています。現在、編集長をやさひふ先生が務め、ドクターK先生筋肉博士先生sekkai先生バク先生DIO先生をはじめとするライター医師、計11人参画しています。TwitterをはじめとするSNSなどで情報発信に積極的に取り組んできましたが、「信頼できる医療情報」を提供するために、新たにサイトを立ち上げました。アシスタント医学生や薬学生が12人参画していますが、今後幅広い領域にアプローチできるよう、さらにライターを増やしていく予定です。

 おかげさまで注目度も高く、「Forbes JAPAN」や「ABEMA ヒルズ」でも特集を組まれるほどです。今回はこのLumediaを立ち上げた目的やLumediaの特徴、今後の展望について紹介させていただきます。

Lumediaとは?

 Lumediaは医師が主体となって情報を発信するメディアサイトです。

 医療従事者の皆さんであれば、一度は患者さんが不適切で根拠のない医療情報によって苦しんでいる姿をご覧になったことがあるのではないでしょうか? 食事でがんが消える。ビタミンで肌が若返る。脱ステロイドこそアトピーに効果的──。このような根拠のない情報でどれだけの患者さんが傷ついたでしょうか?

 残念なことに、ネットをはじめ多くのメディア上では不適切な医療情報、いわゆる「エセ医療」が出回っており、時に患者さんの命をも危険にさらします。我々はこのような不適切な状況を打開するために Lumediaを立ち上げました。どなたでもアクセスすることができる ウェブサイトで、医師が主体となってエビデンスのある正しい医療情報を届けることで、患者さんの命と健康を守ることを使命としております。

Lumediaはこちら。医学生は執筆のほか、サイトの開発・運用にも携わる。

 Lumediaでは、先にも申し上げましたが、世界最高峰の医学雑誌「Lancet」に卵巣癌の化学治療に関する論文を掲載し、医学界に多大な影響を与えた、日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授の勝俣範之先生を顧問に迎え、これまでもSNSを通じて正しい医療情報を届けてきた医師、同じ信条の下に集った医学生が参加しております。

Lumediaの特徴

 Lumediaは正確なエビデンスに基づいた、どなたにとっても分かりやすい「やさしい」医療情報をお届けします。そのためにはやはり、記事の質が最も重要です。一つひとつの記事の質を担保するためにLumediaでは一つの記事の作成に複数の医師と医学生が関わります。詳細なプロセスは次の通りです。

1)専門の知見を持った医師による、ガイドライン・エビデンスに基づいた記事の作成
2)医学生による、根拠のチェック
3)筆者とは別の医師ライターによる、記事と根拠の照合(査読)
4)編集長による最終チェック

 医師と読者の中間に立つ医学生が文章の分かり易さなどを確認することで、 「やさしい」記事作りを目指しています。 これに加え、医療メディア特有の難解な専門用語には注釈を付けるなど、どなたにとっても分かりやすく読んでいただけるように工夫をしております。

 また、執筆者以外の医師ライターと編集長(やさひふ先生)という2人の医師による査読を通るため、記事の完成にはかなりの時間を要します。しかし、この過程があることで正確さが担保されると我々は考えております。
百聞は一見に如かず。ぜひ一度、Lumedia の記事をご覧ください(→https://lumedia.jp)。

今後の展望

 Lumediaがこれから目指すところは、皆さまに分かりやすく正確な医療情報の発信を継続的に行うことで、読者の皆さまが不適切な医療情報に惑わされず、健康で 幸せに過ごせるようにできる限りお手伝いすることです。
現在、主な活動場所はウェブサイトですが、今後はTwitter、Instagram、YouTube、PodcastなどあらゆるSNSを通じた発信を行い、幅広い層の方々に「やさしい」情報をお届けしたいと考えております。

 我々は上記のように活動の幅を広げ、さらに継続して情報発信を行うためにクラウドファンディングを立ち上げました。ありがたいことに約1週間で目標額の800万円を達成いたしました。医師による正しい医療情報の発信がいかに求められているかを実感し、改めて身の引き締まる思いをしています。

 現在は「本当に価値のある正しい医療情報をより多くの人に届けるために」必要な費用である、1500万円という第二目標にチャレンジしております。具体的にはマーケット戦略、SEO戦略の導入、SNS広告の出稿などにより、本当に Lumediaを必要とされている方々に届けられる試みを続けます。

 クラウドファンディングにご支援くださった方々へお送りする「エセ医学見抜き方ガイド」では、「怪しい医療情報の見抜き方」から「もしご友人がはまってしまったら?」という実生活に即した対応方法までお伝えしています。

ご自身の健康を自らの手で守りたいと思う方
あなたの大切に思う方を根拠のない情報から守りたいと考える方
そして日本の医療の未来をより明るいものとすることを後押ししてくださる方へ

 こうした方々にLumediaが届きますように。私たちは皆さまの健康を守るため、歩みを進めてまいります。

 Lumediaを今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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連載の紹介

Cadetto通信
日経メディカル Online編集部の「Cadetto.jp担当」約2名(飛び入りあり)が、時に熱く時にまったりとつづるコーナー。取材のこぼれネタや企画の予告編、耳よりなイベント、面白い人&面白い話、編集部の秘密、困っていることや皆さまへのお願いなどなど、自由度高め、文章短めで参ります。時には「病院ランチ食べ歩き」などの特別企画に変身することも。

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