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シリーズ◎しまね初期研修医合同研修会で語られたこと《3》
「島レジプロジェクト」の潜在力に期待大
初期研修医の初期研修医による初期研修医のためのオンライン研修

今後は手技や身体所見のレクチャーも

 島レジプロジェクトの2年目はどうなるのでしょう。今後もオンライン研修を柱とすることは変わらないようですが、運営主体やプロジェクトの役員などは、2019年度の初期研修医1年生に引き継いでいく予定です。

 内容的にも進化していきそうです。

 「講師によるレクチャーはもちろんですが、自分たちで考えながら楽しんで学べるようなこともやってみたいと思います。例えば、病院対抗で早押しクイズのようなゲーム形式の勉強会を開催するとか」(金築氏)。

 「映像が使えるので、症例提示を寸劇で紹介するのもおもしろいですよ。患者さんがどのような様子なのか、実演で提示することで、より現場で役に立つ学びも得られるかもしれません」(中野氏)。

 「映像という点では、色々な手技や身体所見のレクチャーも映像を使ってできます」(上谷氏)。

 アイデア出しが尽きませんので、紹介はこのぐらいにしておきます。明らかなのは、島レジプロジェクトは、こうしたアイデアを生み出すパワーを秘めているということですね。

 アドバイザーとして島レジプロジェクトをサポートしている島根大学卒後臨床研修センターの和足孝之氏は、島レジプロジェクトを立ち上げた若手医師に期待していることを、3つ挙げています。

 1つ目は、各研修病院の垣根をなくし研修医全体のスキルアップを図ることで、島根県の医療の質のボトムアップに貢献すること。2つ目は、研修医が自主的に学び教え合う姿勢を後輩たちに継承し、島根のカルチャーとして根付かせていくこと。そして3つ目は、島根の医療教育を牽引するリーダーとなって、全国の医師が島根で働きたい、研さんを積みたい、教育に携わりたいと思えるようなフィールドを作ることです。

 「優れた医学教育と多くの医師が活躍できるフィールドを創るには、これからの医療を担う医学生や若手医師の力が必要なのです。島レジプロジェクトは、その大いなる一歩になるはずです」(和足氏)。

 今後も、島レジプロジェクトから目が離せません。いずれまた、ご報告いたします。

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連載の紹介

Cadetto通信
日経メディカル Online編集部の「Cadetto.jp担当」約2名(飛び入りあり)が、時に熱く時にまったりとつづるコーナー。取材のこぼれネタや企画の予告編、耳よりなイベント、面白い人&面白い話、編集部の秘密、困っていることや皆さまへのお願いなどなど、自由度高め、文章短めで参ります。時には「病院ランチ食べ歩き」などの特別企画に変身することも。

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