「レジデンピック(Residenpic)は、研修医たちの勉強のインセンティブになる素晴らしい工夫だ。これを目標に競争感覚で取り組み、さらに仲間同士で勉強しようといううねりにつながる。きっと素晴らしい波及効果が起きる」――。レジデンピック実行委員長を務める徳田安春氏(群星沖縄臨床研修センター長)のメッセージだ。今年で2回目となるレジデンピックは、予選まであと1週間となった。「研修医日本一の称号」を勝ち取るのは、だれなのか――。

 「将来の医療を支える研修医の今と未来を応援するイベント」と銘打たれたレジデンピック。その特徴は、(1)予選は「個人で」「こっそり」全国どこからでもリスクフリーで参加可能、(2)ドクター軍団(写真1)の経験に基づく臨床クイズがすぐに役立つ知識となる、(3)新たな仲間とのヨコのつながり、先輩ドクターとのタテのつながりが生まれる――の3つに集約される。

写真1 レジデンピック実行委員のメンバー(左から、島根大学医学部附属病院卒後臨床研修センターの和足孝之氏、聖路加国際病院心血管センター・循環器内科の水野篤氏、群星沖縄臨床研修センター長の徳田安春氏、順天堂大学医学部附属練馬病院救急・集中治療科の坂本壮氏、順天堂大学医学部附属順天堂医院 総合診療科の髙橋宏瑞氏)

 実行委員の1人である順天堂大学医学部附属順天堂医院の髙橋宏瑞氏は、「レジデンピックは我々運営サイドと研修医の皆さんの真剣な戦いの場。医学を用いた楽しいイベントであることは間違いないが、我々のつくった挑戦状(クイズ)にぜひ、真剣に挑んでもらいたい」とコメント。その上でこう続ける。

 「真剣勝負の先には、レジデンピックに参加した研修医の皆さんのヨコのつながりに加え、我々のような中堅医師、徳田先生のような大御所医師とタテのつながりが生まれる。参加者それぞれが何かを感じ取り、将来を考える場となり、未来に待ち受ける真剣勝負に打ち勝つための仲間づくりや成長につながればと思う」

第1回のレジデンピック本選の模様は以下にまとめています。

・308人の予選を勝ち進んだ24人が本選に
決勝戦は徳田安春氏からの挑戦状
研修医の金メダルはチーム「オフィサー」が獲得

動画 第1回レジデンピック本選の模様(提供:レジデンピック実行委員会)

予選は12月14日から、最大3回の挑戦が可能

第1回レジデンピックで優勝したメンバー(所属は当時)。左から小林尭広氏(防衛医科大学校病院)、城田祥吾氏(神戸市立医療センター中央市民病院)、横田雄也氏(岡山協立病院)

 レジデンピックは予選と本選からなり、予選はオンライン上で、2018年12月14日(金)20:00〜20:59、12月15日(土)20:00〜20:59、12月16日(日)20:00〜20:59の3日間にわたって行われる。

 予選は初期研修医による個人戦で、1病院から何人でも参加できる。参加者は専用のアプリを使って、この3日間のうち任意の10分間で15問のオンラインクイズに挑戦する。つまり1日1回を3日間で、最大3回のチャレンジが可能という設計。3回のうち最も良かった成績が採択され、正答数と回答所要時間によって順位を決定する。

 本選は2019年2月16日(土)に、沖縄科学技術大学院大学で行われる。予選成績が上位の初期研修医が本選へ出場する。本選は、病院の枠を超えて編成される3人が1チームとなって、臨床シミュレーション形式の問題に挑む形だ。

 優勝者には特典が用意されている。昨年の第1回では、米国医療現場の見学研修旅行への招待が特典だった。

 レジデンピックの開催趣旨、出場方法など詳細はこちらを参照。