「モテる女性医師が多そう」は、眼科が2位の皮膚科に大差で“圧勝”。
とはいえ、2位の皮膚科は3位の小児科の2倍のポイントを獲得しており、眼科、皮膚科が“モテ女医イメージ”の2強という結果になった。
一方、「モテる男性医師が多そう」の1位は循環器内科で、2位は胸部・血管外科。ただし、1位と2位の差は、女性医師の場合と違ってごくわずか。また、2~5位は外科系。外科系優位の中で、循環器内科が孤軍奮闘した形になっている。
ちなみにこの2科は、「短気な人が多そう」の1位と3位で、「医局の雰囲気が悪そう」では1位と2位。少々ワイルドな印象が、“モテイメージ”の理由なのかもしれない。
ただし、女性医師からの回答に限った「結婚するなら?」ランキングでは、1位は総合・一般内科、2位は放射線科と消化器外科。モテイメージと結婚相手としての魅力は、別物のようだ。
「おしゃれな人が多そう」の1位は形成外科。2位は眼科、3位は皮膚科となっており、美容にかかわりの深い診療科が上位にランクインしている。また、この設問に関しては、外科の優位性は全く見られない。
「身だしなみに無頓着な人が多そう」については、消化器外科がダントツのトップ。2位は救急、3位は胸部・血管外科で、仕事がハードとされる科が上位を占めた。
4位に入った精神科は、実は「おしゃれ」では5位。研究家肌の地味なタイプと、しゃれたインテリタイプの両極端に分かれるとの印象があるのかもしれない。
「異性関係が派手そう」の1位も、消化器外科。これも、2位(整形外科)を大きく引き離している。
「短気」は2位、「アバウト」も2位、「社交的で陽気」「身だしなみに無頓着」「異性関係が派手そう」はダントツで1位の消化器外科。よくも悪くも、目立つ存在のようだ。

Tetsuji Miura
札幌医科大学内科学第二講座教授●1980年札幌医科大卒。在日米国海軍医療センターで研修後、81年札幌医科大研究生。84年米国南アラバマ大学医学部生理学教室研究員。87年札幌医科大医学部助手。94年同講師、96年同助教授、2010年より現職。