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医学生の声を反映したシミュレーション講座作り

2012/03/09
花井翔悟(藤田保健衛生大学医学部3年)

 2011年12月9日、愛知県豊明市の藤田保健衛生大学スキルスラボラトリーで、医学生を対象に「VISTを用いた脳血管撮影シミュレーションハンズオン」が開催されました。このイベントは、私が代表を務める「医学教育を考える学生の会」(以下「医教会」)と藤田保健衛生大学スキルスラボが協力して開催したものです。

事前に開催された、VISTシミュレーションの説明会には医学生14人が参加しました

 藤田保健衛生大学スキルスラボは、クリニカルシミュレーションを行うための施設で、藤田保健衛生大学の構内にあります。「医教会」は、東海地方の勉強会の情報などを共有しよう、という医療系学部の学生による団体で、藤田保健衛生大学の学生が多く参加しています。

 今回、医学生向けのシミュレーション教育プログラムの企画に、医学生の立場で関わった経験を報告したいと思います。

「低学年から臨床に興味を」
 2011年の夏休み明け、医教会の1年生の後輩から、こんな話がありました。
「授業でカテーテルのシミュレーションをやってきました。そこで先生に医教会の活動についてお話ししたら、興味を持ってくださったようです」。

 医教会が運営するメーリングリストでは、50人ほどの医学生に勉強会などの情報を告知しています。そこに着目していただいたようでした。

 間もなく、藤田保健衛生大学脳外科学講師の入江恵子先生からメールが来ました。「夏に、医学部の1年生と血管カテーテルのシミュレーションを行いました。大学としては、今後もさらにシミュレーション教育を多くの学生に広げていきたいと考えています」。

 すぐ話し合いが始まりました。藤田保健衛生大学では、2011年の夏休みに、医学部の希望者を集めて、初のシミュレーション教育を実施したそうです。動脈瘤をテーマに、物理学の先生と入江先生が授業を行われたそうで、私の後輩が参加したというのもこの授業でした。

 私は今3年生ですが、1年生の頃にはこうした授業はありませんでした。しかし大学では、低学年のうちから臨床に興味を持ってもらおうと、今年から、基礎医学と臨床を関連づけた授業を開始したそうです。2011年春にカテーテルシミュレーターVISTが導入されたことから、VISTを活用した授業が企画されました。

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