悩める研修医の皆さんこんにちは! 毎度おなじみ人生ライフ向上塾の前に、2つお知らせがあります!!

(1)3月25日に、本コラムが書籍化します!
 書籍のための書き下ろしコラムから、特別対談など盛りだくさん! ぜひお近くの医学書コーナーへ! Amazonならこちらから!

(2)生ライブTOURのお知らせです! 調子に乗って生でトークライブ!!

【お知らせ】医師と医学生のための「人生ライフ向上塾!」生ライブTOUR2019!~これからを生きるための、コラムには絶対書けない話!~

 「研修医のための人生ライフ向上塾!」書籍化を記念し、購入者限定の無料トーク生ライブを行います! コラムにも書けない爆笑赤裸々トークです! 毎回異なるゲスト医師をお呼びします。内容の口外、SNS投稿は厳禁!! 皆様ぜひ書籍を持参してご来場ください! 当日希望者には「転売予防のためのサイン会」も実施します!各回、少人数で行いたいと思っています。

「人生ライフ向上塾!」生ライブ@青山(←おしゃれすぎい!)
◆日時:2019年3月30日(土)19:30~21:00
◆場所:ピースオブケイクイベントホール
◆ゲスト:鈴木裕介先生(秋葉原内科SAVEクリニック院長。Cadetto.jp「鈴木裕介の『キャリア迷子』に捧げる処方箋」連載中)
◆詳細・参加受付はこちらから(Facebookログインが必要です)

 以上、宣伝終わり~!

担当 ふう、アンケートの集計終わりました! 日経メディカルOnlineに登録している医師会員のうち、1784人にお答えいただきました。皆さま、ありがとうございました。栄えあるベスト10は、ジャジャーン!

 全体ランキングと自由コメントの一部抜粋は次ページ以降に

鈴木 さてさて、ランキングトップは最初のコラム! って、これ、ホント?
 一番最初にあるからクリックして、あとみんな選択するの飽きちゃったんじゃないの?!
担当 本当です。「寝るために帰るところです!」は、結構引用されてますよ(笑)
鈴木 僕も読者の人から、「あの時は何を言ってるか分からなかったんですけど、たまたま外の病院ででかいベッドに寝たら、病みつきになりました」って声をいただきましたね。とにかく、まずは小さな環境整備が大事です! 睡眠の質、大事。
担当 そこから2、3、4位と「看護師さんシリーズ」の人気の高さがすごいですね。
鈴木 これ、確かリアルタイムのページビューはそれほどでもなかったと思うんだよな~。
 コラムにしては、タイトルに「引き」が弱いからページビューが伸びなかったんだろうし、一方でアンケート形式にすると、タイトルが分かりやすくて内容の想起がカンタンだったのかもしれない。これ、ずっと後悔してたんだ。内容が良かったのに、タイトル弱かったから……。
担当 ページビューではトップクラスの「クラッシャー上級医」が、全く上がってきませんでしたね。
鈴木 これも、タイトルの影響だろうね。「真面目ちゃん研修医が上司に壊される」って、タイトルにクラッシャー上級医が入ってないから、想起しづらかったのかも。

プレゼンスキルを上げるためにやったこと
担当 さて、5位、6位に挙がってきたのが、「『医師に労基法は適用されない』と言われました」「『初めての一般向けプレゼンに戸惑っています』」でした。
鈴木 これは産業保健系に携わっている強みと、臨床系を横断しているキャリアが生かせたのかな~って思います。臨床だけの世界だと、当然労働法とか完全無視の空気にさらされるし、プレゼンも局所に凝りすぎちゃって、聴衆に満足されないっていうケースを見てきたからね。僕自身も相当失敗してきたし。
担当 先生はプレゼンをつくるとき、何か参考にしているものってあるんですか?
鈴木 今はないけど、昔はよくテレビを見て参考にしてたね。情報の中身というより、提示する情報量とか、写真や映像の使い方とか、途中にクイズを挟んだりするところとか……。医者のプレゼン資料って、細かすぎるんだよね。ビジーなんだよ。細かいと、なんかアタマ良く見えるから。一方で、テレビの内容って、スカスカに見えるでしょ? 仕事で疲れている労働者には、あのくらいのスカスカがちょうどいいんよ。
担当 なるほど。そうか! このコラムが内容スカスカなのも、センセーの計算なんですよね!
鈴木 せ、せやで(震え)。なんや、ワレ、だいぶ分かってきたやんけ……(震え)。
 ちなみに、既に放送終了しちゃった番組なんだけど、「林先生の痛快! 生きざま大辞典」はよく見てたな。偉人の生きざまについて林先生がプレゼンするんだけど、特に、林先生が全然興味ないような人、大人の都合で紹介せざるを得ない偉人をどうやってプレゼンするのかは、かなり注目していた。
担当 どうしてですか?
鈴木 林先生が好きな偉人のプレゼンっていうのは、当然林先生の背景知識も熱量も大きいから、そりゃ嫌でも面白くなるわけよ。一方で、林先生がそんなに好きでもない偉人の場合、事前情報も多くないし、熱量も低い。だから、林先生も技術で魅せざるを得ないわけ。野球でいえば、絶好球をホームランにするのではなく、苦手なコースで、しっかり犠牲フライ打つような感じかな。産業医だと、どうしても自分がそれほど情報や熱量が高くない分野のプレゼンもせざるを得ないでしょ? 苦手分野を技術で補うっていうのはとても大事なことなんよ。

こじらせ研修医の陰と陽
担当7位、8位は、「研修初日にしておくべきたった1つのこと」と、「こじらせ研修医にならないための鉄則五箇条」でした。この2つって、ある意味両方こじらせ対策という意味ではつながっていますよね。
鈴木 まあ、あえて区別するなら「研修初日~」の方が、陰のこじらせ研修医、「五箇条」のほうが、陽のこじらせ研修医というか、対象のニュアンスが若干違うかな。前者は夢野久作「ドグラ・マグラ」、ニルヴァーナの「イン・ユーテロ」みたいなテンションだし、後者は会うたびいっつもSHISHAMOみたいなテンションだよね。
担当 うわー! どっちもめんどくせー!

ブラック医局を避けるには?
担当 9、10位に「ブラック医局」問題がきましたね。これも確かに、タイトルで分かりやすい!
鈴木 これもやはりインサイト届いたんでしょうね。みんな、知っているし、問題だって分かっているわけだけど、表立って語られなかったからね。
 ただ、今読み直しても、やはりブラック医局に入らないようにするのは本当に難しい。さらに、退局するのはもっと難しい。さらにいうなら、不思議なもんで「あなただけは、絶対そっち行っちゃダメ!」っていうピュアな人ほどブラック医局に引き寄せられるんだよな~。謎の引き寄せ。
 医学生、初期研修医の皆さん、ぶっちゃけここで医師職業人生の大部分決まっちゃうので、ブラック医局にだけは入らないようにしましょう!
担当 具体的なアドバイスはありませんか?
鈴木 「人間関係はゆるくいこう!」(129票)にもつながるけど、1つの大学とか、1カ所の土地とかにこだわらないことが大事だと思う。様々な土地や大学に触れることで価値観が相対化できるんだ。「この医局の常識は、あの医局では非常識だな」ってことが見えてくると、組織とも適切な距離で向き合えるようになる。さらに、そういう外の空気を知っている人間は、権力者もコントロールしようとしなくなる。
 そもそも、自分の価値が所属大学やその地位と紐づいちゃっているのも、弱いよね。日本の大学自体の価値とか信頼もこれから変わっていくから……。とにかく「個」を高めていくことが大事よ。小さい個人より、大きい組織のほうが弱るの早いんだから。恐竜よりネズミになりましょうや。

担当 惜しくもトップ10には入りませんでしたが、次点に「『なぜ医師になったのか、分からなくなりました』」が入りました。
鈴木 鈴木:これは、結構好きなコラムですね。まさに自分を見ているようで。正直、俺自身もいまだによく分からないし。ホント、なんで医者やってんだろね……。
担当 えぇ……(困惑)
鈴木 いずれにせよ、キャリアにおける「計画された偶然」を実現するためには、ウェブ上の体験だけじゃダメなんですよね。やはり、実際の人、物に触れる体験が大事。あるいは、インタラクション。つまり、対話や問答ですよ。
担当 なるほど。というわけで皆さん、ぜひ書籍もイベントもよろしくお願いしま~す! いろいろとお話ししましょう!
鈴木 皆さんのご参加心よりお待ちしております!! ワ、ワイは参加者1人でもやるで!逆に参加者少ない方が燃えるんや!(震え)
担当 (またこじらせる……)