日経メディカルのロゴ画像

その手技は、鮮やかで、美しい

2008/02/08
平岩勲

その技術は鮮やかであり、美しい。

■小児心臓血管外科手術


その技術は、恐ろしいくらいに洗練されていた。その素晴らしさは、外科医ではない私でも、術野をのぞき込むだけですぐに理解できた。出血はほとんどなく、手術は淡々と素早く進行していく。人工心肺からの離脱までが予想以上に早く、撮影を急がなければいけなくなった。そうこうしているうちに、フォンタン手術が3時間を超える程度の短時間で終わった。患児の状態は安定している。望遠レンズ越しに見た佐野先生の手の動きは、鮮やかで美しかった。そして、その姿には、圧倒的な技術と経験に裏付けられた自信がみなぎっていた。その卓越した技術が、これからも多くの患児を救っていくだろう。

==> 岡山大学心臓血管外科教授 佐野俊二先生の「Photo Gallary」へ

  • 1
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

著者プロフィール

野崎英夫(小児科医、写真家)●のざき ひでお氏。1970年生まれ。小児科研修後、国立成育医療センター手術集中治療部にレジデントとして在籍中に、一時やめていた写真を再開。医療現場の「人」の姿を中心に撮影している。

連載の紹介

野崎英夫の「フォトブログ」
現役の小児科医であり、写真家でもある野崎氏。「現役の医師だからこそ、見えてくるものがあるはず」。そんな思いで、自身が気になる医療の現場に撮影取材を敢行。現代医療の今を伝えるワンシーンを切り取ります。

この記事を読んでいる人におすすめ