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どうすれば企業は開発のハードルを乗り越えられる?
医師が欲しい「こんな商品、あんなサービス」

2019/10/18

 病医院を訪れる企業の営業スタッフなどが、つい見誤りがちな医療職特有の「常識」。何気ない発言や行動で、医師や看護師の価値観との間にギャップが生まれていませんか?

 医療・介護の経営誌『日経ヘルスケア』の人気コラム「ドクターハイの医療職の心をつかむビジネスのお作法」。企業側がどうプレゼンすれば医療職に受け入れられるか、医師で著名な経営コンサルタントの裴 英洙氏がコツを伝授します。10月号の最新記事では、多忙な医師向けにどんな商品・サービスがウケるのかを解説しました。(定期購読のご案内ページはこちら

「医療を扱う企業の使命はそんな軽いもんじゃないでしょ」

 超高齢社会の進展とともに市場拡大が期待され、多くの企業が参入を熱望しているのがヘルスケアビジネスです。ただし、医薬品や医療機器・システムなど業種が幅広く、それぞれに開発や製品化の上でハードルがあります。生命倫理、患者の権利、国の規制、医療の質、安全性、使い勝手、医学的エビデンス、学会とのしがらみ、ライバル会社との競争……。実際には、大半の企業が種々のハードルを乗り越えられず、製品化などに苦戦しています。

 以下は、新しい医療機器の開発を計画する企業の担当者が、医師にヒアリングする場面です。
担当者 先生、この機器のアイデアですが、いかがでしょうか?
医師 うーん、もう少し〇〇の機能が欲しいね。□□の機能は必須だよ。エビデンスももっと積み上げないと。
担当者 なるほど。ですが、コストも上がりますし、開発期間も延びますし、弊社の予算的にも……。
医師 いやいや、患者さんの命がかかっているんだから、言い訳はしないでよ。医療を扱う企業の使命はそんな軽いもんじゃないでしょ。そんな調子だと、もう話は聞かないよ。

 医師と企業のすれ違いはなぜ起こるのでしょうか。医師をはじめとする医療職は、基本的に患者本位・現場重視の姿勢で、ビジネスマインドを持つ意思はありません。しかし、企業側は何としても医療職からのアドバイスや現場の視点を製品やサービスの開発に結びつけ、より良いものを実現したいはずです。そのギャップが埋まれば、有益な製品やサービスがどんどん世に出るに違いありません。

医師が疲れれば医療の質に影響も

 さて今回、裴氏が取り上げたテーマは、多忙で疲れている医師が欲しいと思う商品・サービスです。

 医師は世間から何かと誤ったイメージを持たれやすいですが、その一つが「医師はタフで疲れ知らず」というものです。患者の前や生命が関わる医療現場では、確かに医師が疲れを見せることは許されません。しかし、激務が四六時中続けば、当然疲れも出てきます。医師も人の子で、疲労がたまると職場以外ではグターッとしているものです。

 医師が疲労している実態について、裴氏は二つの調査結果を紹介。そこからは、多くの医師がメンタルのバランスを崩しながら現場に立っている現状が浮き彫りになりました。「彼らには改めて頭が下がるが、その半面、疲れ切った医師が診察する患者への医療の質の低下を危惧する」と裴氏は指摘します。

 このような状況を打破すべく「ヘルスケアビジネスができること」とは何でしょうか。医師の疲労軽減に役立つ製品やサービスを開発できれば、医師本人への福音になるだけでなく、医療事故の低減や医療の質向上、業務効率アップによる経営面の効果も期待できます。

 また、企業の担当者が医師の疲労軽減に関する視点を持つことで、ヘルスケアビジネスの立ち上げに向けた医師の協力を得やすくなります。医師にヒアリングを行うプロセスはその一つです。

 詳細は日経ヘルスケア10月号をご覧ください。

日経ヘルスケアの今後の記事はこんなに魅力的!

 ここで日経ヘルスケア11月号以降のラインアップを少しご紹介しましょう。

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