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KUROFUNetから日本へ
「折り鶴で寄付を」のプロジェクトも

2011/04/06

 このたびの東日本大震災について、アメリカの新聞やテレビでも発生直後からトップ扱いでした。原発大国であるアメリカでは、原発事故と放射能汚染による被害についても、当初から大きく取り上げていました。

 多くのアメリカ人が、私たち(在米日本人)の日本にいる家族や友人について心配してくれました。応援のメッセージも多くもらいました。日本の外でも、国を越えた人としての助け合い、一体感が強まっているように感じます。

 私の周りの日本人を見ると、自分は医療従事者なのに、被災地の人々のために直接何もできないことに対し、焦燥感にさいなまれている方が多いように思います。そんな中ですが、救急医療の研修(フェローシップ)中のところ、日本に急きょ帰り、被災地へと向かわれた先生もいます。その先生は、2010年のハイチ地震でも救援に赴かれており、今回の震災においても救援活動の力になっているものと信じます。

 海外からもできることとして、職場の同僚たちに寄付のお願いをしている方も多いです。日本人ならではの、折り鶴を折って寄付をしてもらうというプロジェクトも立ち上がっています(http://www.million-wing.org)。

 こちらの多くの医師たちは、「ここですべきことに全力を尽くすことが、最終的には日本のためになる」との思いを抱き、日々の診療に当たっています。

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著者プロフィール

提嶋 淳一郎

マイアミ大学外科腎膵移植部門准教授/ジャクソン記念病院外科医

1990年、昭和大学医学部を卒業後、東京女子医科大学腎臓病総合医療センター外科に入局。96年、同医局助手。98年、膵・膵島移植研究のためミネソタ大学外科糖尿病研究所に研究留学。その後、臨床移植外科研修のため、2002年、マイアミ大学/ジャクソン記念病院にクリニカルフェローとして留学。趣味は、食べること、飲むこと、海や山で遊ぶこと、そして人生を楽しむこと(マイアミはラテンですから)。

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