デング熱国内感染疑い例で浮かぶ蚊対策の盲点 神社仏閣で媒介蚊を根絶することは「不可能」が36% 令和の最初の年が当たり年になったことは数々あるが、「デング熱」もその1つに挙げられるだろう。アジアを含め世界中で大流行しており、非常事態宣言が発令された国もある。日本でも、京都・奈良で感染したと考えられる修学旅行生の2例が報告されたばかり。修学旅行生の感染経緯と、神社仏閣におけ… 2019/10/25 感染症
ニュース◎コンゴ民主共和国のエボラ大流行で感染研がリスクアセスメント エボラ国内発生リスク、「高まってはいない」 厚労省、渡航者への注意喚起、疑い例への対応の再確認を求める コンゴ民主共和国で過去最悪の流行となっているエボラウイルス病(エボラ出血熱)について、国立感染症研究所は7月24日、現時点でのリスクアセスメントを発表しました。 2019/07/26 感染症
ワクチン接種歴「不明、なし、1回」が計80% 大阪で麻疹が急拡大、1週間で35人の感染判明 大阪府の麻疹流行が、一気に拡大した。2月17日までの1週間に新たに確認された麻疹患者は35人と急増。今年の累計患者数は81人となり、この時点で既に、2009年以降の11年間で最多となった。 2019/02/22 感染症
大阪府で2週連続で10人以上の麻疹患者 麻疹拡大、1人以上の患者確認は19都道府県に 大阪市ではバレンタインフェア従事者も感染 麻疹患者の発生リスクが、大阪府で上昇している。府の発表によると、第5週(~2月3日)時点で麻疹患者数は累計で38人となり、2週連続で10人以上の増加となった。2月10日には大阪市で、感染可能期間に、あべのハルカス近鉄本店でバレンタインフェアに従事した2人の女性が麻疹に感染していることが… 2019/02/14 感染症
三重県の麻疹集団感染で3次感染が発生 麻疹患者、大阪市で開催のAKB48握手会に参加 確認患者は26人に、愛知、岐阜、大阪でも発症リスク高まる 昨年末、三重県津市で開催された研修会参加者の間で広がった麻疹の集団感染が拡大しています。三重県によりますと1月17日に、今回初めてとなる3次感染例が確認されました。また、患者の1人は1月6日に大阪市で開催されたAKB48の握手会に参加していたことが、明らかとなりました。愛知、岐阜、大阪で… 2019/01/19 感染症
腸管出血性大腸菌による食中毒が続発で 北米ではロメインレタスを食べないよう警告中 あと1カ月を切った2018年を振り返ると、大きな騒動を引き起こした食べ物と言えば、ロメインレタスではないだろうか。腸管出血性大腸菌(EHEC、O157:H7)に汚染されたロメインレタスが原因の食中毒が、北米で繰り返し発生したからだ。この問題は、汚染メカニズムや流通による拡散などの問題を投げ… 2018/12/05 感染症
急性弛緩性麻痺が108例に、15年多発時に迫る 1歳が20例で最多、エンテロウイルスD68型が原因は1例のみ 11月に入ってからも、急性弛緩性麻痺(acute flaccid paralysis:AFP)を呈する症例の増加が続いている。国立感染研究所が集約している感染症発生動向調査(週報)の速報値によると、第45週(11月5~11日)までの累計で108例と、2015年の多発時の115例に迫っている。… 2018/11/19 感染症
首都圏以外でも複数の風疹患者が発生、累計で1486人に 風疹の流行続く、7週連続で100人超の新規患者 1例以上の報告がある自治体は42都道府県に 風疹の流行が止まらない。10月21日までの1週間(第42週)に報告された風疹患者は174人で、7週連続の100人超の増加となった。期日遅れの報告を加えると累計で1486人となり、このままのペースで増加すれば2012年の2353人を超える可能性も出てきた。地域的な広がりも見られ、大阪府や福岡県、愛知県… 2018/10/31 感染症
風疹の流行続く、累計で952人に 風疹感染、医療関係者は25人、看護師が多く、医師や薬剤師も 風疹の流行が止まらない。国立感染症研究所が10月3日現在でまとめた風疹急増に関する緊急情報によると、9月30日までの1週間に新たに134人の患者が報告された。期日遅れの報告を加えると累計で952人となり前週から182人増となった。… 2018/10/12 感染症
今回の風疹流行で初めてとなる症状の分析結果が明らかに 発疹99%、発熱87%、リンパ節腫脹は60% 推定感染源は「職場」が90人中41人と多く 今回の風疹流行で初めてとなる症状の分析結果が報告された。国立感染症研究所感染症疫学センターが9月26日時点でまとめたところ、最も多い症状は発疹で99%に認めた。これに発熱が87%で続き、リンパ節腫脹も60%に見られた。… 2018/10/03 感染症
名古屋市で麻疹患者、静岡市の患者と帰国便で接触か 9月14日のタイ国際航空644便に搭乗、タイから中部国際空港へ 名古屋市は9月27日、市内で麻疹患者が確認されたと発表した。患者はタイへの渡航歴があり、疫学調査の結果、9月15日に麻疹と確定した静岡市内の患者と同じタイ国際航空644便に搭乗していたことが明らかになった。発端となった静岡市の患者は不特定多数と接触した可能性があり、市や中部国際空港は… 2018/09/29 感染症
風疹患者、前週から146人増加し累計で642人に 風疹流行、感染地域は首都圏から全国へ 風疹患者が増え続けている。9月16までの1週間に報告された風疹患者は127人で、遅れて報告された患者数を加えると累計で642人となり前週から146人増加した。依然として首都圏からの報告が多いものの、この1週間に新潟県、静岡県、滋賀県、大阪府、愛媛県からも複数の患者が報告されており、感染地… 2018/09/27 感染症
風疹患者が急増、累計で496人に 風疹の流行、首都圏から全国へ拡大か 風疹の患者が急増している。9月9までの1週間に報告された風疹患者は127人で、遅れて報告された患者数を加えると累計で496人と、前週の362人から134人も増加した。また、感染地域も前週の28都道府県から34都道府県に広がり、首都圏から全国へ拡大しつつある。… 2018/09/19 感染症
国立国際医療研究センター国際感染症対策室医長の忽那賢志氏に聞く これって風疹? 見逃しを防ぐ診療ポイントとは 後頸部のリンパ節腫脹のチェックを 風疹患者が増え続けている。首都圏を中心に感染が広がっており、全国的な感染拡大も懸念される状況だ。風疹に対する抵抗力の低い人が30~50歳代の男性で増えていることから、専門家の間には、1万4344人の患者が報告され、先天性風疹症候群が45人も確認された2013年大流行の再来を危惧する声も上が… 2018/08/30 感染症
麻疹の輸入感染例が発生、長野県佐久市内 麻疹発症前に飲食店利用、不特定多数と接触か 長野県は7月20日、佐久市内で麻疹患者が確認されたと発表した。患者は佐久市内在住の40歳代男性で、タイのバンコクへの渡航歴があった。発症前に同市内の飲食店を利用しており、不特定多数と接触した可能性が高いことから、県は麻疹が疑われる場合、必ず事前に医療機関に連絡した上で速やかに受診… 2018/07/23 感染症
W杯を機に医学界が想定すべきこと マスギャザリングと麻疹の危険な関係 2018年もなかばとなる6月は、国際的な一大イベントが開催される。サッカーのワールドカップ(W杯)だ。ここでは、我々医学界の人間が留意しておくべきことを考えてみたい。 2018/06/07 感染症
感染研が『医療機関での麻疹対応ガイドライン第7版』を発表 「医療機関から麻疹拡散」とならないために 未診断の患者が外来を受診する場合の対応は 国立感染症研究所感染症疫学センターは5月16日、『医療機関での麻疹対応ガイドラン第7版』を発表した。3月に沖縄県で麻疹の集団感染が発生し、愛知県、神奈川県、東京都へと拡大。この一連の流行では医療機関が麻疹拡散の場となった事例が目立ったこともあり、新たなガイドラインは「医療機関内で… 2018/05/30 感染症
WHOが新たなステージに入ったと警告 コンゴのエボラ流行、人口120万人都市に波及 日本への影響を考えるのは杞憂なのか? WHOは5月17日、エボラウイルス病(エボラ出血熱)が流行しているコンゴ民主共和国で、都市部でも1人の患者が確認されたと発表。約120万人の都市で感染者が発生したことを受け、「コンゴのエボラ流行は、新たなステージに入った」と警告を発した。同国は5月8日、2例の患者が確認されたため、1976年… 2018/05/21 感染症
沖縄県の麻疹流行、東京都町田市でも患者が発生 麻疹疑い例が受診した医療機関で感染した可能性 沖縄県の麻疹流行に関連して、5月7日に東京都町田市でも患者が確認された。町田市によると、患者は30歳代女性で、沖縄県で感染し神奈川県川崎市で麻疹と診断された患者と同じ日に、町田市内の医療機関を受診していた。… 2018/05/11 感染症
岡山市の梅毒調査から浮かぶ懸念 男性梅毒患者の7割超に風俗店の利用歴 罹患した女性の4人に1人はコマーシャルセックスワーカー 岡山市保健所の独自調査の結果、異性間接触で梅毒に感染した男性患者の7割超に、過去数カ月以内の風俗店利用歴があることが明らかになった。また、女性患者の4人に1人がコマーシャルセックスワーカー(CSW)だった。調査結果は5月8日、国立感染研究所のウェブサイトで公開された。… 2018/05/11 感染症
麻疹が疑われる患者の受診時は院内感染対策を 川崎市で麻疹患者、沖縄県で感染した可能性 川崎市は5月3日、沖縄県で感染した可能性が高い麻疹患者が確認されたと発表した。感染可能期間に市内で行動しており、不特定多数と接触した可能性があることから、同市は医療機関に対して、麻疹が疑われる患者が受診した際は院内感染対策を実施するよう求めている。… 2018/05/06 感染症
名古屋第二赤十字病院では事務職員にも感染 名古屋市の麻疹患者は13人に、3次感染例も 新たにタイ旅行歴のある患者も確認 名古屋市は5月1日、新たに4人の麻疹患者を確認した。3人は沖縄旅行歴のあった患者を発端とする流行で感染し、1人はタイ滞在歴のある患者で沖縄関連の麻疹流行とは無関係だった。前者3人のうち2人は3次感染例で、1人は医療機関の医療事務に従事していた。沖縄旅行歴のある患者を発端とする患者は… 2018/05/02 感染症
沖縄旅行歴のある患者を発端とする感染者が8人に 名古屋第二赤十字病院の職員2人が麻疹発症 名古屋市は4月25日、新たに3人の麻疹患者が確認されたと発表した。4月11日に麻疹と診断された沖縄旅行歴のある10歳代患者が発端と考えられる感染者は、これで発端者を含めて8人となった。この患者が麻疹と疑われる前に受診した名古屋第二赤十字病院の医療事務員と看護助手も含まれており、同病院… 2018/04/26 感染症
インタビュー◎国立感染症研究所感染症疫学センター・多屋馨子氏に聞く 「医療機関で麻疹拡散」は何としても防ぎたい 麻疹ワクチン接種歴の記録確認は院内感染対策の第一歩 名古屋市内の医療機関で、医療事務に従事する職員が麻疹を発症した。沖縄旅行歴のある10歳代患者が、麻疹と疑われる前に受診した医療機関でのことだ。「医療機関で麻疹が拡散するのは何としても防ぎたい」と繰り返し訴えてきた国立感染症研究所感染症疫学センターの多屋馨子氏は、今一度、職員だ… 2018/04/25 感染症
沖縄旅行歴のある麻疹患者から感染か 名古屋市内で医療事務の従事者が麻疹発症 麻疹の院内感染を防止するための対応を見直すべき 名古屋市は4月21日、市内の医療機関で医療事務に従事する30歳代女性が麻疹と確認されたと発表した。患者は麻疹ワクチン接種歴が不明で、海外あるいは沖縄への旅行歴はなかった。勤務先の医療機関には、4月11日に麻疹と確認された沖縄旅行歴のある患者が受診しており、この患者から感染した可能性… 2018/04/22 感染症
4月10日のタイガーエア254便と255便に搭乗 台北-仙台便の客室乗務員が麻疹に感染 宮城県は4月20日、4月10日に台北(台湾)と仙台間で運航されたタイガーエア254便と255便に搭乗していた客室乗務員が麻疹に感染していたと発表した。県は、この2つの航空便を利用していた人は麻疹に感染している可能性があるとして注意喚起を行った。接触者は全て把握されており、現在、保健所の健… 2018/04/21 感染症
埼玉県内の学校に通学、埼玉から名古屋へ新幹線で帰省 沖縄旅行歴のある10代男性が麻疹発症 「沖縄旅行後の発熱例には、麻疹を鑑別に入れるべき」 広島県感染症・疾病管理センター(ひろしまCDC)は4月13日、沖縄県における麻疹患者増加に伴って注意喚起を発信した。それによると、愛知県愛知郡東郷町の医療機関から麻疹と診断された患者の届出があり、名古屋市保健所が患者の行動や接触者などについての調査を行ったところ、患者は10歳代男性… 2018/04/13 感染症
患者は38人に、家族内や職場内感染の可能性例も4例 沖縄県の麻疹流行、三次感染例も 沖縄県の麻疹流行が新たな局面を迎えた。県が4月10日時点でまとめたところ、初発例が確認されてから20日余りで患者数は38人にのぼった。4月7日以降、家族内感染の可能性が高い患者が3人、職場内感染の可能性がある患者も1人と、三次感染例とみられる症例の報告が続いている。… 2018/04/11 感染症
沖縄県の麻疹患者が18人に、対策を「レベル3」に引き上げ 麻疹患者に那覇空港の利用歴も、県外拡大の懸念 沖縄に出かけた人、沖縄から来た人が発症して受診の可能性も 沖縄県の麻疹流行が拡大している。4月3日までに確認された患者は18人となり、中には見送りのため那覇空港国内線を利用した患者もいた。このため県外へ麻疹が広がる可能性も指摘されている。沖縄県は、県内全域で感染の兆候が見られる場合の「レベル3」に引き上げ、対応に当たっている。… 2018/04/05 感染症
沖縄県、麻疹流行拡大で注意喚起 新たに5人の麻疹患者、感染源不明も3例 沖縄県は4月1日、3月31日に新たに5人の麻疹患者を確認したと発表した。特に、推定感染源が不明だった3例は不特定多数と接触した可能性があったと考えられることから、県はさらに麻疹患者の発生があり得るとして医療機関に対しても注意喚起を行っている。… 2018/04/02 感染症
海外からの観光客が発端 沖縄県の麻疹拡大、二次感染者の2人確認 沖縄県で、海外から観光で訪れていた30歳代の男性を発端とする麻疹が拡大している。県の発表によると、3月29日に新たに2人の感染者が確認された。 2018/03/30 感染症
接触者が不特定多数で広範囲、山梨県が注意喚起 帰国後に麻疹確定、国際線、空港、高速バス利用 山梨県は3月9日、甲府市内で、海外滞在歴のある麻疹患者が確認されたと発表した。患者は3月4日までインドに滞在し、5日に帰国。麻疹と確定するまでに、飛行機や空港ロビー、高速バスなどを利用していた。接触者が不特定多数で広範囲に及ぶことから、同県は患者の行動歴を公表し、注意喚起を行った… 2018/03/10 感染症
2人は最初に確認された患者との接触歴があり 埼玉県で4人の麻疹患者、いずれも渡航歴なし 埼玉県によると、2月中旬以降、熊谷保健所管内で、たて続けに4人の麻疹患者が発生した。2例目の患者と4例目の患者は、最初に確認された患者との接触歴があった。4人はいずれも渡航歴はなく、県は現在、詳しい感染経路の調査と接触者調査を実施している。… 2018/03/01 感染症
「Warnings over‘super infectious’Japanese flu」 ジャパニーズインフルエンザ、海外で騒動に これまでインフルエンザが、ある特定の国名を冠した呼称で呼ばれる事象が歴史上何度か見られてきた。スペインかぜ、アジアかぜ、ソ連かぜ……。そして今、Japanese fluなる珍病名が海の向こうイギリスのマスコミを賑わせている。… 2018/01/30 感染症
鶏で高病原性鳥インフルエンザ、9万羽殺処分へ 家禽肉・卵の摂取によるウイルス感染例はない 香川県は1月11日、県内の農場で高病原性鳥インフルエンザの疑似家畜が確認されたと発表した。感染が疑われた鶏の検体の遺伝子検査でH5亜型ウイルスによる感染が判明、同県は直ちに防疫措置に着手した。11日深夜から殺処分を開始し、12日6時現在、対象となる鶏9万1000羽のうち7000羽の殺処分が終わ… 2018/01/12 感染症
広域で麻疹患者が発生するリスクが高まる 感染研、麻疹発生で医療機関に注意喚起 国立感染症研究所は10月13日、広域で麻疹患者が発生するリスクが高まっているとして医療機関に向けた注意喚起を発表した。10月6~9日にかけて、富山県と宮城県で確認された麻疹患者が感染可能期間中、国内を広範囲に移動していたことを受けたもの。… 2017/10/14 感染症
9月3日までの1週間で新規患者が1万人超 RSウイルス感染症、過去10年間で最多に 秋から冬に流行が見られるRSウイルス感染症が、大流行の兆しを見せている。国立感染症研究所がまとめている感染症発生動向調査週報(IDWR速報データ、2017年第35週)によると、9月3日までの1週間で、全国の小児科定点医療機関からの報告数が1万189人と、この10年間で最多を記録した。… 2017/09/13 感染症
梅毒の流行が拡大、42カ月連続で前年同月を上回る 見逃し防止に、梅毒抗体検査のルーチン化が必要 梅毒の流行が拡大し続けている。月当たりの報告数は、2014年1月から連続42カ月で前年同月を上回り、2017年6月の患者報告数は572人と、すべての届出様式が変更された2006年4月以降、初めて500人を超え、過去最多を記録した。梅毒診療の専門家は、患者が増えるにつれて非典型例も増えてくるとし、「… 2017/07/12 感染症
宮崎市で3年ぶりの麻疹患者、国際線・国内線を利用 宮崎県宮崎市は5月19日、市内で麻疹患者が確認されたと発表した。患者は、タイから帰省した20歳代の日本人女性で、麻疹ワクチンの接種歴(1回)があった。宮崎市によると、同市で確認された麻疹例は2014年1月以来だという。… 2017/05/24 感染症
小学校教員からも2人、患者は計4人に 金沢市で麻疹集団感染、風邪と診断されていた陽性者も 金沢市内で、インドに滞在歴のある30歳代男性を発端とする麻疹の集団感染が発生した。初発患者が入学式に参加していた小学校の教員からも陽性者が確認され患者は4人となった。中には「近医を受診し風邪と診断」されていた患者もおり、金沢市は再度、医療機関に対して注意喚起した。また、小学校の… 2017/04/26 感染症
中国中心に鳥インフルエンザH7N9のヒト感染が続く 家禽類との接触は避けて、外務省が海外安全情報 中国を中心に鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染が続いていることから、外務省は4月18日、海外安全情報を発表。発生地域へ渡航あるいは滞在する場合は、生きた鳥を扱うライブバード・マーケットや家禽飼育場に立ち寄らないよう呼び掛けている。… 2017/04/21 感染症
相次ぐ麻疹の輸入感染例、金沢市からも広域注意報 インドから帰国の男性が麻疹に、入学式に参加 帰国後に麻疹と診断された患者の報告が相次いでいる。金沢市は4月11日、インドに滞在していた30歳代男性が麻疹と判明したことを発表。患者が利用した交通機関や医療機関などで接触した人は麻疹に感染している可能性があるとして、注意を呼び掛けた。患者は、短時間だったが小学校の入学式に参列し… 2017/04/13 感染症
感染の可能性があるのは3月28~30日の利用者 関空の職員に麻疹患者、大阪府が注意呼びかけ 大阪府は4月7日、関西国際空港内の事業所に勤務する20歳代女性が麻疹と確認されたと発表した。3月28~30日に同空港を利用した人は、麻疹に感染する可能性があるとし、疑われる症状がある場合は、事前に電話で連絡したうえで医療機関を受診するよう呼び掛けている。… 2017/04/08 感染症
新たに6人が陽性、患者総数は45人に 山形の麻疹、2つの医療機関からも3次感染例 3月に山形県で発生した麻疹集団感染で、2つの医療機関から2人の3次感染例が確認された。1人は2次感染例と同じ医療機関を受診した患者で、もう1人は2次感染例が受診した医療機関の従業者だった。 2017/04/04 感染症
山形の麻疹集団感染、患者は39人に、2例で感染経路の調査中 3次感染例が11人に、公共交通機関の利用例も 3月に山形県で発生した麻疹集団感染で、3次感染例の報告が目立ってきた。2次感染例の職場同僚や家族に陽性者が出始めており、4月2日現在で11人に上った。また、感染経路など調査中の症例には、発症前日に公共交通機関を利用していた患者もおり、同県は同じ交通機関を利用した人に感染の危険がある… 2017/04/03 感染症
乳児も感染、患者総数は1カ月足らずで34人に 麻疹の3次感染例が8人に、家族や職場同僚も 山形県で発生した麻疹の集団感染で、3次感染例が8人に拡大した。2次感染者の家族や職場の同僚などで発生しており、患者総数は34人に増加した。 2017/04/02 感染症
自動車教習所の教官も陽性、患者総数は30人 山形の麻疹集団感染、3次感染例が4カ所で4人に 山形県で発生した麻疹の集団感染で、3次感染例が4カ所で4人と拡大した。初発患者が通っていた自動車教習所の教官にも1人の感染者が確認されており、3月30日現在で患者総数は30人となった。 2017/03/31 感染症
山形県の麻疹集団感染、初発例を診察した医師も陽性に 抗体を持つ研修医が発症した「修飾麻疹」とは? 公立置賜総合病院(山形県東置賜郡)は3月25日、同病院救命救急センターに勤務する20歳代の男性研修医が修飾麻疹を発症したと発表した。この医師は3月8日に、山形県で発生した麻疹集団感染の発端となった患者を診察していた。医師には麻疹のワクチン歴があり、事前の血液検査で麻疹に対する抗体を… 2017/03/28 感染症
新たに東京都で3人、滋賀県でも1人、患者総数は25人に 山形県の麻疹感染で3次感染例を確認、研修医も感染 山形県で発生した麻疹の集団感染で、初めてとなる3次感染例が確認された。患者は30歳代の男性(山形県酒田市在住)で、2次感染者(4例目、表1)が立ち寄った営業施設の従業員だった。また、初発例を診察した公立置賜総合病院(山形県東置賜郡)の救命救急センターに勤務する20歳代男性の研修医も… 2017/03/26 感染症
一挙に6人の患者が発生、地域も4県に広がる 山形県の麻疹感染、新たに三重県でも患者 バリから帰国した20歳代男性を発端とする麻疹感染は、新たに6人の患者が確認され計13人となった。1人は三重県で報告されており、地域的な広がりも見せている。 2017/03/23 感染症
10歳代と20歳代がそれぞれ3人、40歳代が1人 山形県の麻疹感染が拡大、埼玉県や宮城県でも患者確認 バリから帰国した20歳代男性を発端とする麻疹感染が広がりを見せている。3月9日に初発例が確認されて以降、3月20日までに7例に増加した。患者が確認された地域も、山形県から埼玉県や宮城県に広がった。患者の中には、症状が出現する前に多数が集まる商業施設や公共交通機関を利用した人もおり、… 2017/03/22 感染症
報告時死亡は76人、致死率は14.9% 鳥インフルエンザH7N9、今冬の患者が509人に 昨年11月以降、中国を中心に報告が相次いでいる鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染例が509人となった。第1例が確認された2013年以降、累計患者数は1307人となった。 2017/03/15 感染症
接触者が特定できないとして各都道府県に注意喚起 バリから帰国の20代男性が麻疹に、新幹線で山形県に 山形県は3月9日、20歳代男性が麻疹と確認されたと発表した。患者は来県した際に新幹線を利用しており、その際の接触者が特定できないことから、同県は各都道府県と並びに保健所に対して情報を提供し、注意喚起を行った。… 2017/03/13 感染症
首都圏に限らず地方でも増加中 2017年も梅毒流行続く、2カ月連続で前年上回る 昨年、年間の患者報告数が4518人となり、近年にない大流行となった梅毒は、今年に入ってからもその勢いは衰えていない。1月、2月と連続で前年実績を上回り、全国累計で656人と昨年実績の15%に迫っている。… 2017/03/08 感染症
東広島市の麻疹感染、8例目を確認 麻疹患者との接触者を特定できない施設は3カ所 広島県感染症・疾病管理センターは3月8日、東広島市内で新たな麻疹患者が確認されたと発表した。2月8日以降、インドネシアから帰国した初発患者を機に複数の麻疹患者が発生しており、これで8例目となった。県は、麻疹患者との接触者を特定できない3施設を公表し、注意喚起を続けている。… 2017/03/08 感染症
接触者を特定できない麻疹患者の利用施設を公表 東広島市の麻疹感染広がる、患者は7人に 広島県で、インドネシアからの帰国者を発端とする麻疹感染が広がりを見せている。県は2月25日、2例目と3例目の患者の接触者から、新たに4人の陽性者が判明したと発表。初発患者が確認された2月8日以降、患者は7人となった。県は、麻疹患者の接触者を特定できない利用施設を公表して注意喚起を行う… 2017/02/26 感染症
鳥インフルエンザH7N9、ヒト感染例が400人超える 中国で流行拡大、家禽類の感染まん延が原因か 中国で、鳥インフルエンザ(H7N9)ウイルスのヒト感染が拡大している。香港衛生署衛生防護センターによると、2017年2月18日までの第7週に新たに67例が確認された。6週までは減少傾向にあったが、再び増加に転じた。昨年11月に今シーズン初の症例が報告されて以降、累計で429人となった。… 2017/02/22 感染症
工場従業員の家族にも確認、患者数は18人に、三重県 麻疹集団感染、医療機関の受診者からも陽性者 三重県多気郡内の工場で確認された麻疹の集団感染は、2月20日現在で陽性者が18人に上った。工場従業員が陽性と判明する前に受診していた医療機関では、3人の勤務者に加えて受診者からも2人の陽性者が出るなど、集団感染は新たな局面を迎えている。… 2017/02/21 感染症
広島県でインドネシアからの帰国者に麻疹 発熱のあった麻疹患者が国際線・国内線を利用 広島県感染症・疾病管理センターは2月9日、インドネシアから帰国した人が麻疹陽性と判明したと発表した。患者は滞在中に発熱の症状が出現しており、帰国の際にジャカルタ発羽田着と羽田発広島着の飛行機を利用していた。このため同センターは、飛行機あるいは空港ロビーなどで患者と接触した人は… 2017/02/10 感染症
感染研、リスクアセスメントを更新 鳥インフルエンザH7N9、患者流入の可能性も 国立感染症研究所は2月9日、2014年に発表した『鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスによる感染事例に関するリスクアセスメントと対応』を更新した。昨年末以降、中国で鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染例が急増していることを受けたもの。中国を中心にH7N9ウイルス感染症の流行が活発になって… 2017/02/10 感染症
工場の従業員10人と医療機関勤務の1人も 三重県で麻疹の集団感染が発生 三重県は2月8日、多気郡内の工場で麻疹の集団感染が発生したと発表した。同日18時現在、工場の従業員を中心に11人の患者が出ている。うち1人は松阪市内の医療機関に勤務しているが、工場内の感染者との関連は分かっていない。… 2017/02/09 感染症
台湾でも輸入感染例が確認 鳥インフルエンザH7N9感染者が300人超える 中国で、鳥インフルエンザ(H7N9)ウイルスのヒト感染例が急増している。香港衛生署衛生防護センターによると、2017年2月4日までの第5週に新たに63例が確認された。昨年11月に今シーズン初の症例が報告されて以降、累計で302人となった。この週には台湾からも1例(輸入感染例)の報告があり、累計… 2017/02/09 感染症
中国でヒト-ヒト感染が否定できない集団感染例も 鳥インフルエンザH7N9感染者が急増、200人超える 中国で鳥インフルエンザ(H7N9)ウイルスのヒト感染例が急増している。香港衛生署衛生防護センターの発表によると、2017年1月7日までの第1週に107例の報告があった。第2週(~1月14日)には6例といったん減少したが、第3週(~1月25日)に98例と増加。1月だけで211例の新規感染者が発生した。2013… 2017/01/26 感染症
ニューヨークの動物保護センターで 猫の間で鳥インフルエンザ、獣医師も1人感染 ニューヨークの動物保護センターに保護されている猫の間で鳥インフルエンザ(H7N2)感染が広がり、この施設に勤務する獣医師も1人が感染してしまった――。このニュースが今、米国内外で波紋を広げている。… 2016/12/28 感染症
農研機構がヒトへの感染リスクを評価 鳥フルH5N6、直接ヒトに感染する可能性は低い 11月に青森県と新潟県で発生した、鳥に対して高い病原性を示す鳥インフルエンザ(H5N6亜型)ウイルスの遺伝学的特徴を解析したところ、直接ヒトに感染する可能性は低いと推定されることが分かった。国立研究開発法人の農業・食品産業技術総合研究機構が12月8日、発表した。… 2016/12/09 感染症
梅毒の流行が止まらず、11カ月で4000人を突破 梅毒の流行が止まらない。国立感染症研究所がまとめている全国の届け出数によると、2016年第1週から47週(~11月27日)までの累計患者数は4077人となった。この時点で昨年実績(2660人)の1.5倍を超え、過去10年で最も少なかった2010年(621人)の7倍近くに迫った。今年は1~6月で2000人を超えた… 2016/12/05 感染症
「トランプ大統領」でジカ熱対策は大丈夫か? 他国のための軍事費削減発言、途上国の新興感染症はどうなる? ドナルド・トランプ氏が第45代米国大統領に――。この事象が今後の渡航医学にどうかかわってくるのだろうか? 例えばジカウイルス感染症(ジカ熱)で浮かんでくるのは、「無関心」「丸投げ」といった態度だ。また、他国のために自国の軍事費を使いたくないとの発言は、世界の新興再興感染症対策… 2016/11/11 感染症
日本脳炎が発生、長崎県で4人の患者を確認 長崎県によると、9月末に対馬保健所管内で4人の日本脳炎患者が確認された。同一時期の発生だったが、長崎県は患者の行動に共通性がないことから、集団発生あるいは院内発生ではないと判断している。同県内では2015年9月以来、全国では2015年10月以来の発生となる。… 2016/10/03 感染症
感染研が「2016年麻しん患者情報」を公表 【解説】麻疹患者115例の背景に見えてくるもの 8月から9月にかけて、関西国際空港や兵庫県の保育園で麻疹の集団感染が発生。報告数は8月以降、98例と急増し、9月11日までの合計で115例となった。その患者背景を見ると、20歳代から30歳代前半が過半数を占めており、ワクチン接種歴「不明」「なし」が合わせて64%と高率であることも明らかになっ… 2016/09/23 感染症
奈良県で3人の麻疹患者、9月2日に同じホテルを利用 奈良県は9月21日、16日に2人、20日に1人と、相次いで3人の麻疹患者が確認されたと発表した。3人は発症前の9月2日、奈良ロイヤルホテルを利用していた。このため奈良県は、同日に同ホテルを利用した人に対して、接触後21日間の経過観察が必要として注意喚起を行っている。… 2016/09/22 感染症
夏休みで学生との接触はなし 横浜国立大学で教員に麻疹患者を確認 横浜国立大学は9月18日、職員の1人に麻疹患者が確認されたと発表した。発症日は9月15日で、接触した可能性のある職員には、これまでのところ感染は確認されていないという。学生は夏季休業中のため、接触者はいなかった。… 2016/09/18 感染症
大阪地裁の職員に麻疹患者、関空の利用歴あり 乗客の感染者は5人に、集団感染との関連は調査中 大阪地方裁判所は9月16日、職員の1人に麻疹患者が確認されたと発表した。大阪市によると患者は、8月20日と29日に関西国際空港を利用していた。関空従業員の集団感染との関連については現在、調査中だ。これで関空従業員に集団感染が発生して以降、同空港を利用した乗客に確認された感染者は5人と… 2016/09/16 感染症
大阪市立大病院で麻疹の院内感染が発生 医師1人、事務職員1人が感染、看護師1人に感染疑い 大阪市立大学医学部附属病院は9月14日、関西国際空港で集団感染した患者の受診後、医師ら3人に感染あるいは感染疑い例が確認されたと発表した。診療に当たっていた医師に発症者が出たことを受けて、病院は直ちに、この医師と接触した可能性のある患者に連絡、14日15時現在、感染者は出ていないと… 2016/09/15 感染症
感染経路の不明な症例が多く、感染研に調査を依頼 兵庫県尼崎市の麻疹感染が拡大、患者は18人に 兵庫県尼崎市は9月12日、保育園で発生した麻疹の集団感染で新たに3人の患者が確認されたと発表した。これとは別の保育園2カ所でもそれぞれ1人の患者が確認されるなど、8日以降これまでの患者数は18人となった。中には、関西国際空港の利用歴のある大学生も含まれる。多くの症例で感染経路などが特… 2016/09/13 感染症
関空利用者に新たな麻疹患者、集団感染との関連は不明 関空事業所の従業員に新規の感染者は確認されず 大阪府は9月12日、関西国際空港の利用者に新たな麻疹患者が1人確認されたと発表した。同空港では8月末、空港内事業所の従業員に麻疹の集団感染が発生したが、今回の患者と集団感染との関連は不明だという。関空事業所の従業員には、新たな感染者は確認されていない。… 2016/09/13 感染症
麻疹の集団感染が尼崎市でも、関空の利用はなく 別に関空従業員と中学生も、感染経路は不明 兵庫県尼崎市は9月8日、同日正午までに8人の麻疹患者を確認したと発表した。患者は、市内の保育園に通う幼児と保護者ら6人と、関西国際空港の従業員と中学3年生の女子生徒の2人。集団感染例では、最近の関空利用歴や海外渡航歴はなかった。また関空従業員と他の患者との接点はないという。市は、… 2016/09/09 感染症
関空の麻疹、国際線利用者に1人の患者が発生 従業員の集団感染との関連は不明 大阪府は9月7日、関西国際空港内にある事業所の従業員に発生した麻疹の集団感染で、新たに1人の陽性者が確認されたと発表した。また、これとは別に、関空の国際線利用者の1人も陽性であることが判明した。従業員の集団感染の発生以降、乗客に患者が確認されたのは初めて。大阪府は、従業員の集団… 2016/09/07 感染症
【解説】麻疹の広域的感染で今、注視すべき感染起点は いつなんどき麻疹疑い例が受診してもおかしくない状況に備えよ 麻疹発症中の19歳男性が、8月14日に千葉県幕張メッセで開催されたコンサートに参加していたことが明らかになったのが8月25日。以後、8月30日には関西国際空港の接客担当の従業員が感染していることが確認され、さらに翌8月31日には、東京・立川市で8月26日に開かれた200人規模のイベントに麻疹患… 2016/09/07 感染症
国立感染症研究所アップデート CRE感染原因は保菌が39%、医療器具関連が21% 手術部位も10%と多く、院内感染は4.9% カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)感染症の原因は、以前からの保菌が38.7%で最も多く、医療器具関連感染が20.8%、手術部位感染が10%と続いた。院内感染も4.9%あった。昨年1年間に届け出のあった1669例を解析した結果で、国立感染症研究所が9月6日、病原微生物検出情報(IASR)で報告した… 2016/09/07 感染症
関空の麻疹アウトブレイク、新たに3人の患者、医師や救急隊員も 大阪府は9月4日、関西国際空港で発生した麻疹アウトブレイクで新たに3人の患者が確認されたと発表した。患者の中には救急隊員や医師も含まれ、従業員以外に感染者が確認されたのは初めてとなる。また、関空のアウトブレイクとの関連は不明だが、8月27日に発症した30歳代の男性が翌日、関空の対岸… 2016/09/05 感染症
【続報】関空の麻疹アウトブレイク、新たに5人を確認、患者は31人に 陽性者続発を受け、8月31日以降の利用者にも注意呼び掛け 関西国際空港で発生した麻疹アウトブレイクで、新たに5人の患者が確認された。これで、これまでの麻疹検査の陽性者は31人となった。大阪府は、陽性者が続発していることから、8月17日から30日としてきた対象期間を改め、31日以降の空港利用者にも対象を広げ、注意を呼び掛けている。… 2016/09/02 感染症
千葉県が麻疹患者14例を解析 麻疹の症状、発熱100%、咳93%、鼻汁と発疹が57% 麻疹と診断された患者に見られる症状を解析したところ、発熱が100%、咳が93%、鼻汁と発疹がそれぞれ57%に認めたことが明らかになった。千葉県が、2016年の第1週から第34週までに届け出のあった14例についてまとめた。… 2016/09/02 感染症
東京・立川市で麻疹患者が200人規模のイベントに 夜間救急を受診し得る麻疹疑い例への備えも重要に 東京都の周辺自治体で麻疹と診断された患者が、8月26日に東京都立川市で開かれた200人規模のイベントに参加していたことが明らかになった。このため東京都多摩立川保健所は8月31日、イベントの主催者を通じて参加者への注意喚起を行った。患者については、発症日や感染経路などの詳細な情報が明ら… 2016/09/01 感染症
【続報】関西空港の麻疹集団感染、16人陽性 検査は継続中、陽性者はさらに増える可能性も 大阪府は8月31日、関西国際空港で発生した麻疹の集団感染について、10時現在で16人の陽性者が確認されたと発表した。内訳は、20歳代の男性2人、女性10人、30歳代の男性1人、女性3人だった。接触者で症状のある人の検査はまだ続いており、陽性者はさらに増える可能性がある。… 2016/08/31 感染症
関西国際空港の従業員が麻疹に集団感染の疑い 8月17日以降の空港利用者に注意呼び掛け 関西エアポートは8月30日、関西国際空港内でハンドリング業務を行っているグループ会社CKTSの従業員に、麻疹の感染者および感染疑い例が複数出ていると発表した。現在、検査中の従業員もおり、さらに増える可能性もある。中には接客業務に従事していた従業員も含まれており、想定される接触者も多… 2016/08/31 感染症
梅毒が33週で2674人に、昨年実績を超える 東京都が1079人で最多 梅毒の流行が加速している。全国の届出数をみると、第33週(~8月21日)までに2674人となり、昨年実績の2660人を超えた。このままのペースで増え続けると、年末には4000人を上回る可能性が高い。都道府県別では東京都が1079人と最も多く、全体の40%を占めている。… 2016/08/30 感染症
麻疹発症中の男性がコンサートに、患者多発に警戒を 麻疹発症中の19歳男性が、8月14日に千葉県幕張メッセで開催されたコンサートに参加していたことが明らかになった。患者多発の可能性も否定できず、全国の医療機関は、潜伏期間が過ぎた24日以降、数日間は麻疹疑い例の受診に備える必要がある。国立国際医療研究センター国際感染症センターが24日、… 2016/08/25 感染症
コンゴ民主共和国の黄熱の今 1000万人への黄熱ワクチンキャンペーン始動 国立研究開発法人国立国際医療研究センター国際医療協力局・和田耕治氏に聞く 日本政府は7月、黄熱が流行しているコンゴ民主共和国からの要請を受け、国際緊急援助隊・感染症対策チームを派遣した。ワクチン接種キャンペーンの支援を目的とする第2陣の一員として現地に入り、このほど帰国した国立研究開発法人国立国際医療研究センター国際医療協力局・和田耕治氏に、「コン… 2016/08/11 感染症
外務省が海外安全のスポット情報 米フロリダ州のジカ熱発生で妊婦らに注意喚起 米フロリダ州でジカウイルス感染症(ジカ熱)の米国内発生例が確認されたことを受けて、外務省は8月2日、海外安全情報(スポット情報)を発表した。その中で、ジカウイルスに感染すると胎児に小頭症などの先天性障害を来すことがあるとし、妊娠中または妊娠予定の女性に対して、フロリダ州への渡… 2016/08/04 感染症
ポケモンGOに伴う飛沫感染・蚊媒介感染リスク ポケモンGOが社会現象となっている。マスメディアにも、ネット空間にも、ポケモンGOの周辺事象の情報があふれる。そんな中、筆者はソーシャルネットワークサービス(SNS)に投稿された2枚の写真を見てギョッとした。写真は、渡航医学的2大リスクであるマスギャザリングと蚊媒介疾患とがぴったりと… 2016/07/27 感染症
フィリピンに滞在歴、ウイルスは3型 デング出血熱で30歳代女性が死亡 厚生労働省は7月22日、デング出血熱による死亡例が確認されたと発表した。患者は新潟県在住の30歳代の女性で、フィリピンに滞在歴があり、滞在中に発熱などの症状があったことから、輸入感染例と判断されている。… 2016/07/23 感染症
【寄稿】熊本地震・南阿蘇村からのレポート 感染性胃腸炎アウトブレイクの「誤報道」の裏側 熊本地震から3カ月が経った。まだ避難所で暮らす人が多い中、最近は大雨による被害も伝わっており、地震の被災地では落ち着かない日々が続いている。私は、感染症対策の支援で何度も現地に入った。そのきっかけが感染性胃腸炎アウトブレイクの「誤報道」だった。4月23日、南阿蘇村での感染性胃腸… 2016/07/22 感染症
コンゴ民主共和国で1307人の黄熱疑い例、うち75人死亡 政府、黄熱の対応支援へ感染症対策チーム派遣 政府は7月19日、黄熱が流行しているコンゴ民主共和国からの要請を受け、国際緊急援助隊・感染症対策チーム派遣を決定した。現地にて、コンゴ民主共和国政府や他の国際機関と協力しつつ、保健省幹部への助言をはじめ、黄熱検査のための技術支援、さらにはワクチン接種キャンペーンの事前準備支援な… 2016/07/20 感染症
国立感染症研究所・蚊媒介感染症アップデート ジカ熱中心に診療ガイドラインを改訂 国立感染症研究所は7月14日、蚊媒介感染症診療ガイドラインの改訂版を発表した。ジカウイルス感染症(ジカ熱)を中心に最新知見を反映させたもので、3月11日以来の2回目の改訂となる。 2016/07/15 感染症
梅毒流行に歯止めかからず、半年で2000人突破 梅毒の流行に歯止めがかかっていない。国立感染症研究所がまとめている全国の届け出数によると、2016年第1週から26週(~7月3日)までの累計患者数は2019人となった。半年間で2000人を超え、昨年実績(2660人)の76%に達し、年間4000人台に達する可能性も出てきた。… 2016/07/13 感染症
アース製薬、有効成分DEET濃度を30%まで高めた製品を開発へ 製薬会社も厚労省も本気になった媒介蚊対策 医療者やメディアが発信しなければならないこと 6月15日付で日本の蚊媒介疾患対策で大きなエポックとなるプレスリリースが出た。アース製薬が有効成分DEETの濃度を30%まで高めた製品を開発するとともに、それに対して厚生労働省が医薬品製造販売承認の迅速審査を行うと通知したというものだ。海外製に見劣りすることなく、しっかり効果持続時間… 2016/06/23 感染症
今年6例目のジカ熱患者、累計で9例に 20歳代女性、ブラジル以外の中南米に滞在歴 ジカ熱(ジカウイルス感染症)で新たに1例の輸入感染例が報告された。厚生労働省の発表によると、患者は20歳代女性で、ブラジル以外の中南米の流行地域に6カ月ほど滞在していた。現在、自宅療養中で、既に解熱しており状態は安定しているという。… 2016/05/23 感染症
懸念される黄熱をめぐる次の展開 ワクチン不足、媒介蚊の分布など、さまざま不安要素が 黄熱。1000円札の野口英世の業績でも有名なこの疾患。日本では渡航医学関係者でなければ、アフリカや南米にかかわるビジネスパーソンや援助関係者以外、あまり意識することのないこの疾患が世界を緊張させつつある。いま話題の国はアンゴラ共和国。かつての内戦を克服し、アフリカの中ではそこそ… 2016/04/19 感染症
先天梅毒の増加も懸念、感染研が注意喚起 梅毒の流行が止まらない、1~3月で883人に 2011年から増加が続く梅毒は、今年に入ってその流行が加速している。国立感染症研究所のまとめによると、1月から3月までに883人の患者報告があり、昨年同期間の440人から倍増した。感染研は先天梅毒の増加も懸念されるとし、「注目すべき感染症」(感染症週報、12週)に取り上げるなど注意喚起を… 2016/04/14 感染症
中国の黄熱、新たに4人の輸入感染例、いずれもアンゴラに滞在歴 中国で黄熱患者が相次いで確認されている。4月に入って新たに4人の輸入感染例が報告された。3月には6人が確認されており、これで10人となった。このうち9人は、黄熱が流行しているアンゴラにおいて就労していた。残りの1人は、両親とともにアンゴラで暮らしていた。… 2016/04/05 感染症
中国で黄熱の輸入感染例が相次ぐ 3月に入ってから中国で、黄熱の輸入感染例が相次いで報告されている。3月25日までに、福建省、北京市、上海市で計6人の患者が確認された。いずれの患者もアフリカ南西部のアンゴラで就労していた。ほとんどの患者がドバイ経由で北京あるいは上海に入り、その後医療機関を受診している。肝腎機能障… 2016/03/29 感染症
3月に入って3例目のジカ熱患者、累計で7例に 40歳代女性、ブラジル以外の中南米に滞在歴 ジカ熱(ジカウイルス感染症)の輸入感染例が相次いでいる。3月に入って3例目となる患者が3月24日、確認された。厚生労働省の発表によると、患者は40歳代女性で、ブラジル以外の中南米の流行地域に2週間ほど滞在していた。現在、自宅療養中で、発疹や倦怠感を認めるが、解熱しており状態は安定し… 2016/03/25 感染症
ジカ熱で新たな輸入感染例、ブラジル滞在歴のある女性 ギラン・バレー症候群の発症例はゼロ ジカ熱(ジカウイルス感染症)で新たな輸入感染例が確認された。厚生労働省が3月22日、発表した。WHOの緊急事態宣言後では3例目となる。日本で確認された症例は全てが輸入例で、計6例となった。 2016/03/23 感染症
2歳男児が死亡、詳しい死因は調査中 都立小児総合医療センターでノロウイルスの院内感染が発生 東京都は3月18日、都立小児総合医療センターでノロウイルスの院内感染が発生したと発表した。これまでに10人の感染者が確認され、うち2歳男児が死亡したという。 2016/03/18 感染症
Eurosurveillance Rapid communicationから ジカ熱、海外帰国者の唾液からウイルス検出 唾液と尿からの検出は1カ月近く続く カリブ海のドミニカ共和国からイタリアに帰国し、発熱や関節痛、皮疹のため受診した20歳代女性の唾液からジカウイルスが検出された。症状は数日で消退したが、唾液と尿からのウイルス検出は1カ月近く続いた。この患者の臨床経過と検査結果が、3月10日のEurosurveillance Rapid communicationに掲… 2016/03/16 感染症
30歳代女性がジカ熱に、WHO宣言後2例目 厚生労働省は3月11日、ブラジルに滞在歴のある30歳代の女性がジカウイルス感染症(ジカ熱)に感染していたと発表した。我が国の5例目となる輸入感染例で、2月にWHOが非常事態宣言をして以降は2例目となる。… 2016/03/12 感染症
ブラジル帰りの10代男性、ジカウイルス感染症と確認 日本では4例目の輸入感染例、中南米の滞在歴では初めて ブラジルに滞在歴があり発疹などの症状で神奈川県内の医療機関を受診した10歳代の男性が、ジカウイルス感染症であることが確認された。輸入感染例としては4例目、中南米の滞在歴がある患者では初めての症例となる。… 2016/02/25 感染症
不気味な動きを続けるラッサ熱 「ネズミ食禁止令」が発布される事態に 昨年秋ごろからアフリカのナイジェリアに端を発するラッサ熱が不気味な動きを続けている。「都市部への浸入」「隣国への拡大」「医療従事者への院内感染」。2014年に世界を震撼させたエボラウイルス病(エボラ熱、EVD)騒動で登場したキーワードがそっくりそのまま再現されているのだ。… 2016/02/22 感染症
ジカウイルス感染症、性行為感染の予防にコンドーム使用を推奨 国立感染症研究所がリスクアセスメントを更新 国立感染症研究所は2月16日、ジカウイルス感染症(ジカ熱)のリスクアセスメントを更新した。性行為による感染例が報告されていることを踏まえ、「流行地から帰国した男性で妊娠中のパートナーがいる場合は、パートナーの妊娠期間中は、自らの症状の有無に関わらず、性行為を行う場合はコンドーム… 2016/02/16 感染症
政府、ジカ熱を感染症法の4類に指定 「ジカウイルス病」と「先天性ジカウイルス感染症」に類型 政府は2月5日の閣議でジカ熱(ジカウイルス感染症)を感染症法の4類に指定することを決定した。15日の施行となる。ジカウイルス病と先天性ジカウイルス感染症の2つに病型が分類され、関連性が強く疑われている小頭症については後者として対応する。… 2016/02/05 感染症
米テキサス州で性的接触によるジカ熱の感染例を確認 米テキサス州保健当局は2月2日、感染者との性的接触によって、ジカ熱(ジカウイルス感染症)に感染した1例を確認した。テキサス州ではこの1例も含め、8人の感染者が確認されているが、うち7例には流行地への渡航歴があり、帰国後にジカ熱と診断された輸入感染例だった。… 2016/02/04 感染症
WHOがジカ熱で緊急事態宣言を発表 「小頭症やギラン・バレー症候群との関連は強く疑われる」と言及 WHOは日本時間の2月2日未明、中南米を中心に急拡大しているジカ熱(ジカウイルス感染症)について、感染地域がほかにも広がる恐れがあるとして「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC)を宣言。各国に対して流行拡大を防ぐための対策を徹底するよう勧告した。… 2016/02/02 感染症
抗マラリア薬でエボラ治療という新たな可能性 私たち国境なき医師団(MSF)を中心とする研究グループは、リベリアのフォヤにあるエボラ治療センターで集めた臨床データを分析し、抗マラリア薬の一種に、エボラウイルス病の患者の死亡率を低下させる作用があることを明らかにしました。この結果は、致死率が高いエボラウイルス病の治療法の開発… 2016/02/01 感染症
日本でもジカ熱の輸入感染例が発生する可能性 臨床医は神経症状の合併の可能性について認識を ブラジルをはじめとする中南米でのジカ熱流行を受けて、日本国内の対応も動き出した。国立感染症研究所は1月20日にジカ熱(ジカウイルス感染症)のリスクアセスメントを発表。これを機に、厚生労働省は医療機関などに情報提供を呼び掛けるとともに、妊婦に対しては流行地への渡航を控えるよう注意… 2016/01/25 感染症
社会問題化しつつあるジカ熱 小頭症やギランバレー症候群、さらに人口に与える衝撃も ブラジルをはじめとする中南米を中心に感染が広がっているジカ熱の勢いが止まらない。そこには、これから数十年にわたって社会福祉や労働力人口まで含めた長期社会問題として尾を引きそうな萌芽が見られている。日本も対岸の火事ではいられない。… 2016/01/24 感染症
抗マラリア薬ASAQでエボラの死亡リスクが低下 国境なき医師団が研究結果を公表 エボラウイルス病(エボラ出血熱)の患者の死亡リスクが、抗マラリア薬であるASAQによる治療で低下した可能性があることが分かった。国境なき医師団(MSF)による研究成果で、1月6日にNEJM誌電子版に発表した。… 2016/01/07 感染症
インタビュー◆技術審査委員の井戸田一朗氏に聞く 日本発のグローバルファンドを知ってほしい 世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)をご存じだろうか――。開発途上国を中心に蔓延するエイズ、結核、そしてマラリアの対策のために、国連主導で設立された民間財団のことだ。2000年の沖縄サミットで議長国を務めた日本の提案を機に、無償資金援助を行う道が切り拓かれた… 2015/12/08 感染症
ジカ熱感染による先天性異常、ブラジルで例年の20倍に急増 ジカ熱。デング熱やチクングニヤ熱と同じく、ネッタイシマカやヒトスジシマカが媒介する蚊媒介感染症である。原因であるジカウイルスに感染した妊婦からは、これまでにない多数の小頭症の子どもが生まれている。ブラジル政府の発表を受け、WHO地域事務局(PAHO)もアラートを出す騒動になっている… 2015/12/03 小児科
ブラジルの小頭症、疑い例含め患児数が1200人超に、7人死亡 ブラジル保健省は11月30日、同国東北部で急増している小頭症の患児は、疑い例を含め1248人となり、うち7人の死亡が確認されたと発表した。 2015/12/01 小児科
ブラジルで小頭症の新生児が急増、検体からジカウイルス検出 ブラジル保健省は11月28日、同国東北部で急増している小頭症の新生児の検体から、ジカウイルスが検出されたと発表した。小頭症の急増は妊婦が妊娠中にジカウイルスに感染したことが原因とみており、このウイルスを媒介するヤブ蚊の駆除に乗り出すなど対策に追われている。… 2015/11/30 感染症
梅毒流行が加速、患者届出数が44週で2100人に 梅毒の流行が加速している。第44週までの患者届出数は2100人と、1999年4月に感染症法による届出に変更となってから、初めて2000人を超えた。13年に1000人を突破したばかりで、わずか2年で倍増する勢いにある。… 2015/11/08 感染症
エボラから回復した英国人看護師が危篤状態に エボラウイルス病(EVD、エボラ出血熱)から回復したものの、約10カ月後に再入院した英国人看護師が危篤状態に陥っている。10月14日、入院先のロイヤル・フリー病院が発表した。 2015/10/15 感染症
【寄稿】 エボラもMERSも“予期せぬ騒動”に揺れる ここ数年、渡航医学の世界を騒がせた2大ヒール(悪役)といえばEVD(エボラウイルス病)とMERS(中東呼吸器症候群)だろう。この2つの感染症が、ほぼ同時に“予期せぬ騒動”を起こして世間を騒がせている。… 2015/10/15 感染症
梅毒流行が加速、報告数が9月半ばで昨年実績を超える 梅毒の流行が加速している。全国の2015年の報告数は、9月13日までに1701件となり、あと3カ月余を残して、昨年実績の1661件を超えてしまった。1990年に迫る勢いにあり、この25年で最悪となる可能性がある。 2015/09/25 感染症
【寄稿】 サウジでMERSの集団感染が続く、巡礼シーズンを控え緊張高まる 今月に入りサウジアラビアでMERS(中東呼吸器症候群)の感染者が急増、大病院での院内感染を介した感染拡大の悪夢が再来した。毎年200万人もの巡礼者が世界中から押し寄せるハッジ巡礼を9月末に控え、現地では緊張が高まっている。… 2015/08/25 感染症
梅毒の流行が加速、東京都は過去10年最多を更新 梅毒の流行が加速している。2015年の第31週(7月27日~8月2日)現在で全国の報告数は1350件となり、昨年実績の8割に達した。増加が著しい東京都は、第31週までに531件となり、過去最多だった昨年の507件を超えた。… 2015/08/11 感染症
「流行ほぼ終息」の韓国でMERS疑い例が相次ぐ 韓国で、7月末から8月2日までに、新たに5人のMERS(中東呼吸器症候群)疑い例が確認された。いずれも中東への渡航歴があり、発熱や鼻水などの症状があったことから隔離措置が取られている。これらの患者と接触歴のある72人も隔離観察中という。… 2015/08/04 感染症
梅毒の流行が止まらない、東京都の増加が顕著、既に昨年の90%超に 過去最悪のペースで増え続ける梅毒の流行が止まらない。今年に入って、全国の患者数は6月までの累計で1098人となり半年で1000人を超えた。特に多いのが東京都で、半年で476人に達し昨年1年間の90%を超えてしまった。… 2015/07/15 感染症
死亡が31人に、致死率は17%に上昇、韓国MERS感染 新たな患者は1人、患者総数は181人に 韓国のMERS感染で新たに2人の死亡が確認され、これまでの死者は31人となった。韓国保健福祉省の6月26日朝の発表によると、新規患者は1人で患者総数は181人となり、患者ベースの致死率は17.1%と上昇した。 2015/06/26 感染症
【続報】MERS初期症状、38℃超の高熱例は34%と少なく 胸部画像の異常は52%、白血球数減少は44%に 韓国のMERS患者において、初期症状の発熱(37.5℃以上)は86.7%の患者に認めたが、38℃超の高熱が確認されたのは33.7%に過ぎなかったことが明らかになった。韓国感染症学会などが98人の患者を調査した結果で、6月22日に新たな情報を追加発表した。… 2015/06/23 感染症
MERS患者の初期症状が明らかに、発熱が86.7%で最多 韓国感染症関連学会が調査結果を公表 韓国でMERS感染と確認された患者の初期症状が明らかになった。発熱が86.7%と最も多く、咳が37.8%、筋肉痛が27.8%、喀痰が23.5%と続いた。韓国感染症関連学会が98人の患者を調査した結果で、6月19日に公表した。… 2015/06/20 感染症
新たに1人の4次感染例、起点患者は4人に拡大、韓国MERS感染 家族や訪問者、医療従事者ら病人以外の感染者が半数以上 感染拡大が継続している韓国のMERS感染で、新たに1人の4次感染例が確認された。起点となった患者も4人に拡大した。6月16日6時の韓国保健福祉省の集計によると、4人の新規感染者と3人の死亡例が報告された。これで感染者数は死亡19人を含む154人となった。… 2015/06/16 感染症
心肺蘇生に携わった医療従事者も感染、韓国のMERS 4次感染例の起点となった患者が3人に拡大 韓国のMERS感染で、心肺蘇生に携わった医療従事者の感染例が報告された。また、新たに3人の4次感染例が確認され、起点となった患者も3人に拡大した。 2015/06/15 感染症
救急隊員にも感染者、4次感染例が2人に、韓国のMERS感染 感染者数は14人の死亡を含む145人に 韓国のMERS感染は、新たな展開を見せている。6月14日の韓国保健福祉省の発表によると、さらに7人の感染者が確認された。1人は救急隊員で、3次感染例である76例目の患者の搬送に携わっていた。4次感染と考えられる感染者はこれで2人となった。… 2015/06/14 感染症
救急車の運転手が感染、初の4次感染例か、韓国MERS感染 感染者は死亡14人を含め138人に 韓国保健福祉省は6月13日朝、新たに12人の感染者が把握されたと発表した。1人は救急車の運転手で、76例目の感染者を救急搬送した際に感染したとみられる。一連の感染例では初めての4次感染例である可能性が高く、韓国のMERS感染拡大は新たな段階に入った。… 2015/06/13 感染症
死亡例の特徴は「高齢者、癌、呼吸器疾患」、韓国のMERS感染 72歳女性が肺炎悪化で死亡、患者は死者11人を含む126人に 韓国のMERS感染で、新たに2人の死亡が確認された。これでMERS感染の死者は11人となった。これまでの死亡例を見ると、「高齢者に多い」「癌冠者が半数以上」「呼吸器疾患がある」などの特徴が浮かんでいる。… 2015/06/12 感染症
韓国で妊婦のMERS感染例も、日本産婦人科医会が注意を呼びかけ 新たに14人確認、感染者数は122人に、韓国MERS 韓国のMERS感染で初めてとなる妊婦の感染例が確認された。この患者は入院中の母親を見舞った際に感染したと見られている。現在、容体は安定しているという。これに先立ち日本産婦人科医会は、流産や死産の可能性を示唆する報告もあるとし、妊婦に対して、MERS感染地域への渡航を控え、流行地から… 2015/06/11 感染症
新たに2人死亡、感染者数は108人に、韓国のMERS 複数の患者からの3次感染例が継続的に発生 韓国のMERS感染で新たに2人の死亡が確認された。1人は62歳男性でアルコール性肝硬変ならびに肝癌で入院。もう1人は75歳女性で多発性骨髄腫のため入院加療中だった。2人ともサムスンソウル病院の緊急治療室で感染者との接触歴があった。… 2015/06/10 感染症
新たに1人死亡、感染者数は95人に、韓国MERS感染 3次感染の起点となった患者は4人に拡大 韓国のMERS感染で新たに1人の死亡が確認された。3次感染の起点となった患者も4人に拡大。これまで確認された感染者数は7人の死亡例を含む95人となった。 2015/06/09 感染症
肺炎で入院中の80歳男性が死亡、韓国MERS感染の死者は6人に 死亡例のほとんどに呼吸器系の疾患 韓国の中央MERS管理対策本部は6月8日午前、新たに1人の死亡例が確認されたと発表した。韓国のMERS感染の死者はこれで6人となった。患者数は87人で、患者ベースの致死率は約7%となった。 2015/06/08 感染症
新たに23人の患者、感染者数は死者5人を含む87人に、韓国MERS感染 韓国のMERS感染で6月8日、新たに23人の感染者が確認された。全員が3次感染例で、14例目と16例目の患者が起点となっていた。韓国保健福祉省が8日朝、発表した。 2015/06/08 感染症
韓国のMERS感染、新たに14人を確認、感染者数は死亡5人を含む64人に 新たなスーパー・スプレッダーも確認 韓国のMERS感染がさらに拡大した。6月7日に新たに14人の感染者が確認され、うち1人は死亡例だった。韓国保健福祉省が7日朝、発表した。 2015/06/07 感染症
新たに9人確認、ほとんどが3次感染例、韓国のMERS感染 韓国のMERS感染の拡大が止まらない。6日朝の韓国保健省の発表によると、新たに9人の感染者が確認された。ほとんどが3次感染例で、5人は14例目と同じ緊急治療室に入院していた患者だった。これまでの感染者数は50人に達した。… 2015/06/06 感染症
韓国のMERS感染、ウイルス株に変異は見つからず、中国CDC発表 韓国で感染が拡大しているMERS(中東呼吸器症候群)のウイルスは、中東地域のウイルス株とほぼ同じ塩基配列であり、主だった変異は見つからなかった。中国CDC(疾病予防管理センター)が6月5日発表した。… 2015/06/06 感染症
3次感染例から初の死亡例、韓国のMERS流行で感染者は36人に 韓国のMERS流行で3人目となる死者が確認された。患者は16例目からの3次感染例で、6月3日に死亡した。検査の結果、4日に感染が確認された。 2015/06/05 感染症
韓国のMERS感染で3次感染が広がる、死亡4人、患者41人に 3次感染例が新たに5人確認されるなど、韓国のMERS感染がさらに拡大した。4日には76歳の男性患者が死亡。累計の感染者数は41人、死者は4人となった。 2015/06/05 感染症
別の患者からも3次感染例が、韓国のMERS感染で新たに5人の感染者 韓国で発生しているMERSの院内感染は6月3日、さらに拡大した。韓国保健福祉省の4日朝の発表によると新たに5人の感染者が把握され、患者数は35人となった。うち1人は16例目の確定患者と同じ病室だった患者で、もう1人は14例目の感染者を診た医療従事者だった。これまで確認された3次感染例は16例目… 2015/06/04 感染症
韓国のMERS感染、新たに1人の3次感染例、患者は30人に 韓国のMERS感染で3次感染例が新たに1人確認された。韓国保健福祉部の6月3日朝の発表によると、5人の新規感染者が把握され、累計で30人となった。 2015/06/03 感染症
2人死亡、患者は25人に、韓国のMERS感染、3次感染例も 韓国MERS感染で初めての死者が報告された。韓国保健福祉部の6月2日発表によると、発端者と同じ病棟だった57歳の女性患者が6月1日死亡した。同日、隔離治療中だった6例目の71歳男性患者も死亡した。 2015/06/02 感染症
韓国のMERS流行拡大、患者は18人に、医師ら医療スタッフも3人感染 韓国のMERS流行が拡大している。韓国保健福祉部の6月1日発表によると、新たに3人の患者が確認され、これまでの患者数はわずか10日余りで18人となった。5月20日に初めて確認された患者以外は全て、この発端者からの2次感染例で、医師ら医療スタッフ3人も含まれている。… 2015/06/01 感染症
【寄稿】 隣国に飛び火したMERS“騒動”、今後の注目点 MERSの感染者が韓国で次々報告され、さらに発症した状態で中国に入国したというセンセーショナルな出来事に、中韓両国の世論は沸騰している。我々は何に注目してゆくべきなのかまとめてみた。 2015/05/31 感染症
韓国のMERS感染で確認患者は10人に、発端者はスーパー・スプレッダー 中国に渡った男性も感染者と確認 韓国保健福祉部の発表によると、MERS感染が確認された患者は10人となった。いずれも最初の患者からの2次感染であり、これにより今回の感染の発端となった患者はアジアで初めてのMERS感染でのスーパー・スプレッダー(10人以上への感染拡大の感染源となった患者)となった。… 2015/05/29 感染症
韓国のMERS感染が拡大の懸念、症状のある1人が中国に出国 新たな陽性者も確認、これまでに7人の患者を把握 5月20日に初めての中東呼吸器症候群(MERS)患者が報告された韓国で、感染拡大の懸念が高まっている。韓国保健福祉部の28日発表によると、これまでに把握された患者は7人となった。21日以降に確認された患者は全て最初の患者から2次感染した症例で、診察に当たった医師や病棟スタッフも含まれる。… 2015/05/28 感染症
鳥インフルH5N1のヒト感染例、エジプトで132人と急増、死者も37人に WHOはウイルスの変異を否定 鳥インフルエンザH5N1のヒト感染例がエジプトで急増した。2015年に入ってから4月30日までに132人の患者が確認され、死者も37人にのぼった。同期間の全世界の報告例は139人で、ほとんどがエジプトからの報告例だった。WHOは5月15日にエジプトの感染状況の分析結果を発表。今回のエジプトでの流行は… 2015/05/19 感染症
【続報】エボラ出血熱、国内7例目となる疑い例は陰性 厚生労働省は5月18日、福岡県内において、エボラ出血熱感染の疑いがある患者が確認されたと発表した。患者は福岡県の医療機関に入院しており、エボラ出血熱の感染を確認するため、患者の検体は国立感染症研究所に向けて搬送された。疑い例で検査が行われるのは、国内で7例目となる。夕刻の発表で… 2015/05/18 感染症
「エボラ出血熱流行国」からリベリアが外れる WHOは5月9日、リベリアにおけるエボラ出血熱(EVD、エボラウイルス病)流行の終息宣言を発表した。これを受け厚生労働省は5月11日、注意喚起や健康監視の対象とする「エボラ出血熱流行国」からリベリアを外すと発表した。終息に至っていないギニアとシエラレオネについては引き続き対応を継続する… 2015/05/11 感染症
デング熱患者が増加、1月から4月までで74例に デング熱の患者報告数が増加している。国立感染症研究所によると、2015年は4月26日現在で74例となり、4月時点としてはこの10年で最多を記録した。ほとんどが海外で感染し国内で発症した輸入感染例だが、今後、国内でもデング熱を媒介する蚊の活動が活発になるため、国内感染例が発生する危険が高… 2015/05/07 感染症
週当たり新規確定患者が95人と増加 エボラ、ギニアで再燃の懸念 WHOが3月18日に発表した西アフリカのエボラウイルス病(EVD、エボラ出血熱)に関するリポートによると、3月15日までの1週間に新たに150人の確定患者が把握された。ギニアからは95人の報告があり、今年に入ってからの最高となった。… 2015/03/19 感染症
エボラ疑いの検査事例は6例目 都内の40代男性、エボラ疑いで検査、リベリアに滞在歴 3月15日夜、エボラ出血熱(EVD、エボラウイルス病)の感染国であるリベリアから帰国した東京都に住む外国籍の40歳代男性が発熱などを訴え、都内の病院に搬送された。厚生労働省が16日に発表した。 2015/03/16 感染症
医療従事者の感染者は3カ国で841人に 英国で軍の医療従事者にエボラ陽性反応 英国公衆衛生当局は3月11日、西アフリカのシエラレオネに派遣されている英軍医療従事者にエボラウイルス病(EVD、エボラ出血熱)の検査で陽性反応が出たと発表した。 2015/03/12 感染症
急性呼吸器感染症症状の患者には標準予防策+飛沫予防策で ドイツでMERS患者を確認、ドバイから帰国後に発症 WHOは3月9日、ドイツ国内で中東呼吸器症候群(MERS)の感染者が確認されたと発表した。患者は65歳男性で、2月8日にアラブ首長国連邦のドバイから帰国。同月10日に症状が現れ、1週間後にICUに入院した。患者は重症であるものの、容体は安定しているという。ドイツでは3例目(うち死亡1例)となる。… 2015/03/10 感染症
ノロウイルス院内感染、精神科では毎年20%の施設で発生 精神科病床を持つ医療施設では、ノロウイルスの院内感染が毎年約20%の施設で発生し、半数の施設が3年に一度の頻度で経験していることも分かった。広島国際大学看護部の糠信憲明氏らが行った全国調査で明らかになったもの。結果は、第30回日本環境感染学会(2月20~21日、神戸開催)で報告された… 2015/02/24 感染症
Euro Surveillから アフリカ以外で初のエボラ2次感染例の経緯 「38.6度を超える発熱」が早期診断のネックに 2014年10月6日、スペインでエボラウイルス疾患(EVD)症例が発生した。この患者は流行地域から帰還したEVD患者の看護に当たっていた医療従事者であり、流行地域であるアフリカ以外で発生した初のEVD症例となった。この症例の詳しい経緯が1月8日、Euro Surveill誌で報告された。… 2015/02/18 感染症
鳥インフルエンザ、麻疹、そしてエボラ 春節を機に、懸念高まる3つの感染症 中国の旧正月である春節が目の前に迫ってきた。2月18日に大晦日を迎え、その後24日までの7連休が控えている。旧正月を祝うため約30億人ともいわれる人々の大移動が始まるわけだが、それに伴い3つの感染症の懸念も高まっている。… 2015/02/13 感染症
【寄稿】 「夢の国」から麻疹が拡大、本家ディズニーランドの悪夢 米国の本家ディズニーランドで悪夢が続いている。ここを拠点に麻疹の感染が拡大しているのだ。地元カルフォルニアはもとより、ユタ、ワシントン、コロラドの各州、さらに国境を越えてメキシコも感染者が確認されている。ディズニーランドの従業員や感染者の出た高校では、ワクチン接種証明や抗体… 2015/01/29 感染症
エボラ出血熱、見えない終息、1日当たり新規患者数は80人以上 医療従事者の感染は639人、349人が死亡 西アフリカで猛威を振るっているエボラ出血熱(エボラウイルス疾患、EVD)は、12月に入っても依然として終息が見えてこない状況だ。12月13日のWHO集計によると、疑い例を含む1日当たりの新規患者数は86.7人と高い水準にとどまっている。同日の患者総数は累計で1万8464人、死亡は6841人だった。… 2014/12/16 感染症
J Infect Dis誌から いざという時に役立つエボラ出血熱の臨床経過 診断に苦慮しつつも回復に至ったコートジボワールでの症例 西アフリカで猛威を振るっているエボラ出血熱。その臨床像を知っておくことは、いざという時の診断に役立つに違いない。1994年11月、西アフリカで初のエボラウイルス感染例が確認された。患者はスイスに搬送され、幸運にも回復に至った。1999年にJ Infect Dis誌に掲載された論文には臨床経過が詳… 2014/12/10 感染症
1日当たり新規患者数は117人と依然高率 エボラ出血熱、依然として感染終息の見通し立たず エボラ出血熱(EVD)の感染は、依然として感染終息の見通しが立っていない。WHOが11月23日時点で集計したデータによると、疑い例を含む患者総数は1万5935人となった。1日当たり新規患者数は116.8人となり、前回の11月18日時点(103.0人)から13%増となった。… 2014/11/28 感染症
【寄稿】 100万人台に、カリブでチクングニヤ熱が大流行 ここのところ世間がエボラ出血熱(EVD)の加熱報道に目を奪われている間に、大きく動いている事態がある。感染者数が100万人の大台まであと一歩に迫り、国家非常事態を宣言する国も出てきた。カリブ海諸国のチクングニヤ熱大流行だ。… 2014/11/27 感染症
西アフリカのエボラ出血熱 マリで2例目となった看護師のフィアンセも感染 ギニアから治療に訪れていた聖職者を発端に、マリで広がったエボラ出血熱(EVD)で、新たに2人の感染者が確認された。これでマリでの感染者は8例となった。WHOが25日に発表した。 2014/11/27 感染症
エボラ出血熱、疑似症例の定義が変更に 厚生労働省は11月21日までに、各都道府県に対して、エボラ出血熱の国内発生を想定した行政機関の基本対応について新たな通知を発した。エボラ出血熱の疑似症例の定義が変更されたほか、検疫法に基づく健康監視者に対する外出自粛の要請などが加わった。… 2014/11/25 感染症
感染源と考えられる聖職者の葬儀に数千人が出席した可能性 マリのエボラ出血熱、感染者は6人に、うち5人が死亡 西アフリカのマリでは、2例目のエボラ出血熱感染者が確認されたのを機に新たな展開を見せている。WHOの発表によると11月20日時点で合計患者数は6人、うち5人が死亡となった。2例目の感染源と考えられる聖職者の葬儀には、数千人が出席した可能性があり、接触者の把握が急がれている。… 2014/11/21 感染症
医療従事者の死亡は329人に、致死率は57.9% エボラ出血熱、1日当たりの新規患者数は146.4人と依然高率 11月16日時点のWHO集計によると、エボラウイルス疾患(エボラ出血熱、EVD)の感染者は疑い例を含め1万5000人を超えた。死亡は5420人で致死率は35.8%。1日当たりの新規患者数146.4人と100人を超えている。 2014/11/21 感染症
西アフリカのマリ、エボラ出血熱の感染拡大の恐れ 西アフリカのマリで、2例目となるエボラウイルス疾患(エボラ出血熱、EVD)の患者が確認された。患者はマリの首都Bamakoにある診療所で働いていた看護師で、11月11日夜に死亡した。この感染確認を機に、ギニアからマリに治療にやってきていた聖職者の存在が浮上。聖職者は既に死亡し、エボラ出血… 2014/11/19 感染症
エボラ出血熱感染の可能性は低い、官房長官が見解 西アフリカのリベリアに滞在歴のある男性が発熱などを訴え、念のためエボラウイルス疾患(エボラ出血熱、EVD)の検査が行われている事例について、菅官房長官は7日午後の記者会見の中で、この男性が感染している可能性は低いという見方を示した。… 2014/11/08 感染症
エボラ出血熱、医療関係者の犠牲者が272人に、致死率は52.2% WHOの集計によると、西アフリカを中心に感染が続いているエボラウイルス疾患(エボラ出血熱、EVD)による医療関係者の犠牲者が272人となった。致死率は52.2%で全体の35.9%を上回っている。 2014/10/31 感染症
患者は感染国で治療にあたっていた医師 ニューヨークでエボラ出血熱の疑い例 ニューヨーク州保健局は10月23日、西アフリカから帰国した医師がエボラ出血熱の疑いで検査を受けていることを明らかにした。現在、患者はエボラ出血熱などに対応する専門設備のあるベルヴュー医療センターに移送され、そこで治療を受けているという。感染が確定すれば、米国では2例目の輸入感染例… 2014/10/24 感染症
医療従事者の犠牲は244人に 疑い例を含むエボラ感染患者、1万人に迫る WHOの集計によると、エボラウイルス疾患(エボラ出血熱、EVD)の疑い例を含む患者は、10月19日までの1週間に新たに938人が確認された。この間の死亡は384人だった。患者総数は9935人と1万人に迫っている。死亡は4877人で致死率は49.1%だった。… 2014/10/23 感染症
医療従事者の致死率は55.3%と全体を上回る エボラ犠牲者、1日当たり89.7人と過去最悪に WHOの集計によると、10月12日までの1週間で死亡したエボラウイルス疾患(エボラ出血熱)の患者は628人だった。1日当たりの死亡数は89.7人とこれまでで最悪となった。1日当たりの新規患者数は137.7人と前週より増加、依然として収束の目途は立っていない。… 2014/10/16 感染症
スペインに次ぐ2例目 エボラ出血熱、米で医療従事者の2次感染を確認 米国で、エボラウイルス疾患(エボラ出血熱)の予備検査で陽性だった医療従事者の感染が確認された。米CDCが現地時間の10月12日発表した。患者は、10月8日にエボラ出血熱で死亡した患者のケアにあたっていた。米では初の2次感染例で、全世界ではスペインに次ぐ2例目となった。… 2014/10/13 感染症
Texas Health Presbyterian Hospital Dallasが声明 米で医療関係者にエボラの陽性反応 米国で医療従事者がエボラウイルス疾患(エボラ出血熱)の予備検査で陽性だったことが分かった。患者は、10月8日にエボラ出血熱で死亡した患者のケアにあたっていた。米Texas Health Presbyterian Hospital Dallasが現地時間の10月12日朝に発表した。… 2014/10/13 感染症
エボラ、患者数が8000人超、死者は4000人に迫る 米国の患者は死亡、スペインでは看護助手が2次感染 エボラウイルス疾患(エボラ出血熱)の感染疑い例を含めた患者総数が8000人を超えた。WHOの集計によると、10月5日までの1週間で新たに報告された患者は855人で、累計で8033人となった。この間の死亡は527人で累計死亡数は3865人と4000人に迫っている。致死率は48.1%。… 2014/10/09 感染症
エボラ出血熱、医療関係者の犠牲者が216人に エボラウイルス疾患(エボラ出血熱)による医療関係者の犠牲者が増えている。WHOが10月1日に発表した「Situation reports」によると、9月28日までの1週間で新たに8人増え、累計で216人となった。新たな感染者は4人で累計で377人だった。… 2014/10/03 感染症
エボラ出血熱、米で初の患者、リベリアからの旅行者が発症 米疾病管理予防センター(CDC)は9月30日、ダラスで集中治療中の男性がエボラウイルス疾患(エボラ出血熱)に感染していることが確認されたと発表した。 2014/10/01 感染症
エボラ、医療関係者の死亡が200人を超える エボラウイルス疾患(エボラ出血熱)の流行最前線で対応に追われる医療関係者に、犠牲者が相次いでいる。WHOが9月24日発表した「Situation report」によると、9月21日現在で累計感染者数は373人で、累計死亡者数は208人と200人を超えてしまった。… 2014/09/26 感染症
エボラ、2014年11月には累積報告数が2万人超 エボラウイルス疾患(エボラ出血熱、EVD)の報告患者数は、2014年11月に2万人を超える――。これはWHOエボラ対策チームが「感染拡大を防止する対策が現状のまま」という前提ではじき出した推計結果であり、国際社会に対して一層の支援強化を訴えるものとなった。検討の詳細は9月23日、NEJM誌のオ… 2014/09/24 感染症
エボラ、医療関係者の感染者は318人、死亡は151人に 疑い例含む累計患者数は5357人、死亡は2630人 エボラウイルス疾患(エボラ出血熱)による犠牲者は、患者への対応に追われる医療関係者らにも広がっている。WHOが9月18日に発表したリポートによると、9月14日までに確認された医療関係者の感染者数は318人、うち死亡は151人となった。… 2014/09/19 感染症
エボラ感染、深刻な事態が加速 疑い例含む1日当たり新規患者数が200人を超える 西アフリカで拡大しているエボラウイルス疾患(エボラ出血熱)は、深刻な事態が加速している。疑い例含む1日当たり新規患者数が200人を超え、これまでの最悪を記録した。 2014/09/15 感染症
梅毒の報告が急増、8月末で2000年以降の最多を記録、沖縄県 沖縄県で梅毒の報告患者数が急増している。2014年は8月末(第35週)現在で27人となり、2000年以降で最多だった2013年の16人を大きく上回った。 2014/09/12 感染症
西アフリカのエボラ、疑い例含む患者総数が4000人に迫る MSF、生物災害対応チームの動員を訴え エボラウイルス疾患(エボラ出血熱)の感染者が、WHOの緊急事態宣言以降も急増している。WHOの9月8日集計によると、9月5日時点で疑い例を含む患者総数が3944人と4000人に迫った。宣言が出た翌日の8月9日以降の患者数は2154人と全体の54.6%に上っており、国際的な支援を強化しなければならない事… 2014/09/12 感染症
エボラ、疑い例含む新たな患者が1日当たり123人と過去最悪に ギニアで患者との接触歴があった男性がセネガルで発症 エボラウイルス疾患(エボラ出血熱)の感染がさらに拡大している。WHOが9月4日に発表した集計によると、8月27日から31日までに把握された疑い例も含む新たな患者数は616人だった。うち死亡は289人。この間の1日当たり患者数は123.2人で、これまでで最多を記録した。… 2014/09/05 感染症
エボラで現地の医療体制は崩壊の危機に 国境なき医師団が国際社会の支援拡大を訴える エボラウイルス疾患(エボラ出血熱)の拡大で感染国の医療が崩壊の危機にある――。国境なき医師団は8月28日、感染者が最も多いリベリアで、最近新設されたばかりのエボラ治療施設がわずか1週間で満床となったと報告。施設の拡充に努めているものの、来院する患者が後を絶たない状態にあり、医療… 2014/08/29 感染症
エボラ、疑い例含む患者総数が3000人を突破 1日当たり新規患者数は75.0人と多く エボラの疑い例を含む患者総数が、ついに3000人を突破した。WHOの8月28日発表によると、今年3月からの患者総数は8月26日時点で3069人、死者は1552人となり過去最悪を更新し続けている。致死率は50.6%だった。… 2014/08/28 感染症
エボラ、疑い例含む1日当たり新規患者数が100人超の事態に エボラ出血熱が拡大している。WHOの8月20日のDisease outbreak newsによると、8月17~18日に報告された疑い例含む1日当たり新規患者数は100人を超える事態となった。 2014/08/21 感染症
エボラ、リベリアで疑い例含む1日当たり新規患者数が58人に リベリアでエボラ出血熱の患者が急増している。WHOの集計によると、8月12、13日の2日間で報告された疑い例含む新規患者数は全体で128人だった。リベリアからの報告が71人と最多で、1日当たり新規患者数が58人と過去最高を更新した。… 2014/08/19 感染症
エボラ、疑い例含む1日当たり新規患者数が64人と急増 WHOが8月13日に発表したDisease outbreak newsによると、西アフリカで確認されているエボラ出血熱において、疑い例含む1日当たり新規患者数が64人と急増した。ギニアは2人と落ち着いてきているものの、リベリアが35.5人、シエラレオネが26.5人とそれぞれこれまでのピークに迫る勢いを見せている。… 2014/08/14 感染症
エボラ出血熱、感染者は1800人超える、死亡は1013人に ギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリアで感染者が確認されているエボラ出血熱は、依然として深刻な事態にある。WHOの発表によると、8月9日現在で、疑い例を含む患者総数は1848人と過去最悪を更新した。死者も1013人となった。1日当たり新規患者数は23.0人で、7月31日から8月1日の81.5人を… 2014/08/12 感染症
WHO、エボラ出血熱の感染拡大で緊急事態宣言 厚労省、エボラ出血熱に関するQ&Aを作成 WHOは8月8日、エボラ出血熱の感染が拡大する恐れがあるとして「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC)を宣言した。3月以降の患者総数が1711人、うち932人が死亡という過去最悪の流行となっているためで、各国に警戒を呼びかけるとともに、国際社会が協調して対応にあたるよう求めて… 2014/08/08 感染症
エボラ出血熱、ナイジェリアで新たに3例を把握 1日当たり新規患者数は81.5人と最悪に 8月4日のWHO発表によると、7月31日と8月1日に報告された新たな患者(確定例、可能性例、疑い例の合計)は163人となり、この間の1日当たり新規患者数は81.5人とこれまでの最悪を記録した。7月22日に初めての患者が確認されたナイジェリアでは、8月1日までに新たに可能性例の2例、疑い例の1例が報告… 2014/08/05 感染症
エボラ出血熱、患者総数が1300人を超える、死者は729人に 西アフリカで流行しているエボラ出血熱は、依然として深刻な状況にある。7月31日のWHO発表によると、7月27日までに確認された患者は累計で1323人となり、過去最悪を更新し続けている。そのうち死者は729人に上っている。… 2014/08/01 感染症
エボラ出血熱、ナイジェリアに拡大、40代男性が死亡 西アフリカのエボラ出血熱が、ナイジェリアに拡大した。7月27日のWHO発表などによると、40代のリベリア人の男性が7月25日、ナイジェリアのラゴスの病院で死亡した。ラゴス大学附属総合教育病院の検査でエボラ出血熱ウイルス陽性が確認された。… 2014/07/29 感染症
中国甘粛省でペスト症例の1例を確認、患者は死亡 中国の甘粛省は7月17日、同省玉門市においてペスト患者1人を確認したと発表した。患者の臨床症状、疫学調査、実験室での検査結果などから、専門家らによって肺ペストと診断されたという。 2014/07/23 感染症
エボラ出血熱、累計患者数が1000人を超える事態に 今年3月以降、西アフリカで流行が確認されているエボラ出血熱は、累計患者数が1000人を超え、1日当たり新規患者数もこれまでの最悪を記録するなど、依然として事態収束の見込みは立っていない。 2014/07/22 感染症
ヘルパンギーナ、鳥取、東京、大阪などで大流行に 夏に流行する小児感染症の1つであるヘルパンギーナの患者報告数が増加している。7月13日までの1週間に小児科定点医療機関を受診した患者は、鳥取県で定点当たり報告数が8.00人となった。また、東京都で7.13人、大阪府で7.04人、奈良県でも6.21人と警報レベルの目安を超え、大流行となっている。全… 2014/07/18 感染症
エボラ出血熱、7月に入ってからも患者報告が相次ぐ 西アフリカで流行しているエボラ出血熱は、7月に入ってからも患者の報告が相次ぎ、依然として深刻な状況にある。7月6日のWHO発表によると、7月3~6日の4日間に新たに確認された患者は50人で、1日当たり12.5人となっている。この間の新たな死亡例は25人だった。… 2014/07/09 感染症
【寄稿】 催涙弾、デモ隊、隠匿・・・、エボラ出血熱をめぐるシエラレオネの混沌 催涙弾や訴追や逃走。いま日経メディカルのサイトをクリックした読者のみなさんは、こんな単語を当サイトで目にするとは、まさか思ってはおられなかっただろう。いま、西アフリカのシエラレオネでエボラ出血熱をめぐって起こっている出来事なのだ。… 2014/07/04 感染症
ワクチン導入で0~1歳の重症肺炎球菌感染症が減少 肺炎球菌ワクチン導入の前後で患者数を比較したところ、導入後に0~1歳の重症肺炎球菌感染症が減少したことが示された。厚生労働省院内感染対策サーベイランス(JANIS)のデータを用いた検討で明らかになったもので、川崎医科大学の山根一和氏らが第88回日本感染症学会(6月18~20日、福岡開催)… 2014/07/02 感染症
【寄稿】 市民は新型インフルエンザの予防接種についてどう思う? 新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づいて、市町村では住民への集団的予防接種への準備が進められている。しかし、2009年のインフルエンザA(H1N1)の流行においてワクチン接種の機会よりも感染のピークが先に来たために、すでに感染したのでワクチン接種不要という人や、当所の想定よりも感… 2014/06/27 感染症
名古屋市で麻疹の集団発生例、フィリピン渡航者を発端に11人が感染 名古屋市衛生研究所によると、同市でフィリピン渡航者の麻疹発症を機に、同じ集合住宅に住む11人が麻疹ウイルスに感染するという集団発生例が確認された。4月下旬に発症した患者を最後に感染は終息しているが、輸入例を発端とする集団発生の可能性には、引き続き注意を払う必要がある。… 2014/06/27 感染症
【寄稿】 新型インフルエンザ発生時の診療継続計画に実行性はあるか 内閣官房制作「訓練・研修ツール」の活用を 2012年5月、新型インフルエンザ等対策特別措置法(特措法)が成立し、2013年4月に施行された。特措法の下では、指定(地方)公共機関に指定された医療機関は業務計画の策定、特定接種の登録事業者は事業継続計画(診療継続計画)の策定が求められる。昨年12月から開始された特定接種の一次登録の… 2014/06/20 感染症
【寄稿】 サウジアラビアのMERS事情、コミュニケーション不全が混乱に拍車 前回、サウジアラビアのMERS問題をめぐって、113例の報告漏れや保健大臣と保健副大臣の相次ぐ更迭とSARSそっくりのミステリアスな展開になっていることを紹介した。その後、“突然降って湧いてきた113例”の真相が明らかになってきた。背後には、コミュニケーションギャップが様々に影を落として… 2014/06/16 感染症
ギニアのエボラ出血熱、4日間で37人の新規患者 西アフリカで流行しているエボラ出血熱は、依然として憂慮すべき状況にある。6月4日のWHO発表によると、最も多くの患者が確認されているギニアでは、5月29日から6月1日までの4日間で新たに37人の患者が把握された。また、隣国のシエラレオネでもこの間に新たに13人の患者が確認された。… 2014/06/05 感染症
【寄稿】 いつか来た道、SARSとそっくりになってきたMERSの展開 サウジアラビアで113例の報告漏れが発覚 6月3日、サウジアラビアの保健副大臣更迭のニュースが飛び込んできた。一瞬、つい1カ月半前の保健大臣更迭のニュースの間違いかと思った。それぐらい近接して、大臣と副大臣が更迭されてしまった。同時に、サウジアラビアの中東呼吸器症候群(MERS)感染者数が113例抜けておりましたと修正報告が… 2014/06/04 感染症
西アフリカのエボラ出血熱、新たな患者の報告が相次ぐ 西アフリカで流行しているエボラ出血熱で、新たな患者の報告が相次いでいる。5月30日のWHO発表によると、最も多くの患者が確認されているギニアで、前回発表の28日以降、新たに10人の患者が報告された。また、隣国のシエラレオネでも新たに34人の患者が報告されたほか、4月9日以降、途絶えていた… 2014/05/31 感染症
西アフリカで流行のエボラ出血熱、依然として憂慮すべき状況 ギニアで確認された患者は281人、死亡186人 今年3月以降、西アフリカで流行が確認されているエボラ出血熱は、依然として憂慮すべき状況にある。WHOの5月28日の発表によると、3月に第一報が報じられたギニアでは、新たに4地区から14人の患者が報告され、うち5人が死亡した。WHOの集計によると、5月27日18時現在、2014年3月23日からの累計で、… 2014/05/30 感染症
インドネシアで7人のMERS感染疑い例、2人死亡の報道 在インドネシア日本国大使館が注意喚起 在インドネシア日本国大使館は5月9日夕刻、インドネシアで7人の中東呼吸器症候群(MERS)感染疑い例があり、2人が死亡したとの一部報道を受け、注意喚起を行った。この7人はイスラム巡礼で渡航していたという。… 2014/05/09 感染症
H7N9鳥インフルエンザ感染者、家禽類との接触歴「不明」が50%に 中国を中心に確認されているH7N9型鳥インフルエンザのヒト感染例は減少傾向にあるものの、4月に報告された症例のうち家禽類との接触歴が「不明」とされる症例は半数に及んでいることが明らかになった。… 2014/05/09 感染症
WHO、ポリオ感染の拡大で緊急事態宣言 WHOは5月5日、世界的にポリオ(急性灰白髄炎)感染が拡大する恐れがあるとして「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC)を宣言した。各国に警戒を呼びかけるとともに、予防接種などの対策を急ぐよう求めている。… 2014/05/07 感染症
MERS、マレーシアで初の感染例、54歳男性が死亡 中東呼吸器症候群(MERS)の感染例がマレーシアでも確認された。患者は54歳男性でサウジアラビアへの渡航歴があった。マレーシア帰国後に発症、4月13日に死亡した。WHOが4月17日に発表した。 2014/04/22 感染症
「麻疹パンデミック」再来の恐れも、第14週までの報告数が昨年1年間を上回る 国立感染症研究所が繰り返し警告していた「麻疹の大流行」が現実味を帯びてきた。4月9日現在の集計によると、第14週までに全国から報告された患者数は253人となり、この時点で昨年1年間の232人を上回ってしまった。かつて経験した「麻疹パンデミック」の再来の恐れも出てきた。… 2014/04/15 感染症
【寄稿】 熱帯感染症ベッドサイド研修という第一歩 2015年10月開講予定の長崎大学熱帯医学・グローバルヘルス研究科創設準備の一環として、フィリピン首都マニラに位置する国立感染症専門病院であるサンラザロ病院において、熱帯感染症ベッドサイド研修を開催しました。研修の目的は、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院と連携して、熱帯地域のベッド… 2014/04/11 感染症
鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染例、3月は31例 家禽類との接触歴が不明例の割合が増加 WHOの発表をもとに集計したところ、3月の鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染例は31例と減少した。発表ベースで1月は120例、2月は96例と推移、3月は前月の3分の1にまで減少した。ただし、4月の入ってからも報告は続いており、8日時点までに8例が確認されている。また、3月は家禽類との接触歴… 2014/04/09 感染症
【寄稿】 沸騰するかもしれないエボラ報道を読み解く基礎知識 ここのところ、エボラ出血熱の報道が賑やかになっている。ギニアで発生した後、シエラレオーネ、リベリアと続き、カナダでも「あわや!」というひと騒動があった。 2014/03/28 感染症
H7N9鳥インフルエンザ、3月に入ってからも患者の報告相次ぐ 中国で確認されているH7N9鳥インフルエンザのヒト感染例は、3月に入ってからも患者の報告が相次いでいる。WHOの発表をもとに集計したところ、3月は11日までに18例が確認され、年初の発表からの総数が234例となった。… 2014/03/12 感染症
中国のH7N9鳥インフルエンザ、年初からの患者数が224人に、WHO発表から WHOの発表によると、中国を中心に確認が相次いでいるH7N9鳥インフルエンザの患者数が、1月6日の発表以来、3月3日時点で224人に達した。最も多いのは浙江省の88人で、広東省が72人で続いている。 2014/03/05 感染症
中国のH7N9鳥インフルエンザ、患者が210人に、ほとんどが重症例 WHOの発表をもとに集計したところ、今年に入ってから確認された鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例は、2月24日現在で210人になった。そのうち90%もが、危篤あるいは重体、死亡など重症例が占めていた。… 2014/02/25 感染症
中国のH7N9鳥インフルエンザ、今年に入ってからの確認患者が200人超える 中国の鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染が依然として続いている。WHOが発表しているDisease Outbreak Newsをもとに集計したところ、2月17日時点で、今年に入ってからの確認患者が200人超えた。また、発表時点での病状を見ると、「重体、危篤」が82.1%、「死亡」が8.0%、「回復、安定、… 2014/02/18 感染症
第24回日本疫学会 インフルエンザH1N1pdm09ワクチンの妊婦への接種は安全 全身反応の頻度、非妊娠健常女性の場合と差は見られず インフルエンザA/H1N1pdm09ワクチンは、妊婦に接種しても安全であることを示唆する研究成果が、大阪市立大学大学院公衆衛生学准教授の福島若葉氏らにより、第24回日本疫学会学術総会(1月24~25日、開催地:仙台市)で報告された。同氏らは、新型インフルエンザとしてH1N1pdm09の流行が見られた20… 2014/02/14 感染症
H7N9鳥インフルエンザ、家禽類との接触歴が「不明」は26% WHOが今年に入ってから発表したDisease Outbreak Newsをもとに、中国で確認されたH7N9鳥インフルエンザ感染例について感染経路の記述を調べたところ、感染源として家禽類との接触歴が疑われる症例は74.2%、家禽類との接触例の記載がない「不明」は25.8%であることが明らかになった。… 2014/02/01 感染症
H7N9鳥インフルエンザ 中国浙江省、1家庭内で3人の患者を確認、感染経路を究明中 中国の浙江省衛生計画生育委員会は1月29日、同省杭州市蕭山区で1月に確認されたH7N9鳥インフルエンザ感染例で、1家庭内で3人の患者が確認されたと発表した。現在、国および省レベルの専門家が感染原因の究明にあたっている。… 2014/01/30 感染症
中国のH7N9鳥インフルエンザ 1月の患者数、香港、2市6省で111人、死者は21人に 1月29日9時現在の集計によると、中国のH7N9型鳥インフルエンザの患者数は1月だけで111人に達した。貴州省で新たに1例が確認され、1月に患者が確認された地域は香港と2市・6省となった。 2014/01/29 感染症
H7N9鳥インフルエンザ感染拡大、1月新規患者は香港、2市5省で100人に 中国でH7N9型鳥インフルエンザの感染が拡大している。1月28日9時現在で、1月の新規患者は香港を加え、2市5省で100人となった。このほか、現地報道などでは貴州省でも1例の確認患者が報じられており、感染地域の拡大も懸念される状況となっている。1月に確認された死者は手元の集計では15人となっ… 2014/01/28 感染症
H7N9鳥インフルエンザ、浙江省で新たに7人の患者を確認 中国浙江省は1月24日、新たに7人の鳥インフルエンザH7N9感染者が確認されたと発表した。同省では今月に入ってから患者が続発しており、これで44例となった。 2014/01/24 感染症
H7N9鳥インフルエンザ感染が再燃、浙江省では新規患者が1日5人の日も 中国でH7N9型鳥インフルエンザ感染が再燃している。1月24日9時現在でまとめたところ、浙江省では1月23日に5人の新規患者が報告された。また同日には、上海市と広東省でも1例ずつ報告されている。今月末の春節に向け、帰省や旅行による人の大移動が始まることから、感染拡大への懸念が高まっている… 2014/01/24 感染症
H7N9型鳥インフルエンザ感染者、1月だけで55人に 旧正月にあたる春節へ向け、感染拡大に警戒 中国で確認されている鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が、相次いで報告されている。2014年1月に確認された新規患者数は、1月19日時点で55人となった。昨年春以降の患者数は、台湾、香港を加え、累計で200人を超えた。… 2014/01/20 感染症
【寄稿】 先進国で発生した鳥インフルエンザH5N1 「カナダで第1例」の波紋 2014年は年明け早々、世界を緊張させるニュースで始まった。カナダで鳥インフルエンザH5N1型ヒト感染例報告。先進国で初発したこのケース、情報発信の面でこれまでのケースとかなり異なる展開をみせて世界中のウォッチャーの注目を集めた。… 2014/01/17 感染症
H7N9型鳥インフルエンザ 中国広東省で新たに2例、1月の確認例は全体で38例に 中国広東省は1月16日、新たに2人のH7N9型鳥インフルエンザ感染者が確認されたと発表した。同省は1月だけで14例となった。 2014/01/17 感染症
中国の鳥インフルエンザH7N9感染者、新たに7人確認、1月だけで36人に 中国の鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染が止まらない。1月15、16日の各省の発表によると、1月16日19時現在、広東省と浙江省、福建省で2例、上海市で1例の計7人の患者が新たに確認された。これで2014年1月だけで、少なくとも36例に達した。… 2014/01/16 感染症
H7N9型鳥インフルエンザ、中国で新たに3人の患者を確認 中国で、鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が、新たに2人確認された。中国各省の1月14日発表によると、浙江省で2例、福建省で2例の新規患者が報告された。これで1月に入ってから確認された感染者は、台湾、香港を含め計29例となった。… 2014/01/15 感染症
H7N9型鳥インフルエンザ、中国で新たに4人の患者が確認 中国で、鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が、また確認された。中国各省の1月13日発表によると、浙江省と広東省でそれぞれ2例の新規患者が報告された。これで1月に入ってから確認された感染者は26例、死亡は5例となった(図1)。… 2014/01/14 感染症
中国で鳥インフルエンザH7N9感染者が増加、12日時点で新たに13例 中国で鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が増加している。12日時点で、浙江省で5例、広東省で4例、上海市で2例などと新たに少なくとも13例が確認された。これで1月に確認された感染者は22例となった。… 2014/01/13 感染症
中国でまた鳥インフルエンザH7N9の感染例、1月だけで9例目に 中国でまた、鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染例が確認された。WHOによると、1月8日に香港で、1月9日に浙江省で、それぞれ1例が確認された。これで年明けから10日までに確認された感染者は9例目となった。… 2014/01/12 感染症
中国でH7N9鳥インフルエンザ感染例が相次ぐ、8日までに新たに7例を確認 中国で鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が相次いでいる。WHOによると、年明けから8日までに、新たに7例の患者が確認された。 2014/01/10 感染症
中国で再燃、鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染例が相次ぐ 中国で鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染例が相次いで報告されている。特に広東省では、12月に入ってから19日までに4人の感染が確認された。浙江省でも新たに1人の感染者が確認されている。 2013/12/20 感染症
日本感染症学会第56回中日本・第83回西日本学術集会 臨床医の「何かおかしい」に迅速に対応できるサーベイランスシステムが必要 H7N9感染者をわが国で早期発見するために 10月末から中国で再び、感染例の報告が散発的に見られるようになった鳥インフルエンザウイルスA/H7N9。ヒトからヒトへの感染は、いまだ限定的なものに留まっている。しかし、東北大学大学院微生物学教授の押谷仁氏は、すでにヒトへの適応進展をうかがわせる遺伝子変異が認められることから、パン… 2013/12/19 感染症
タミフル耐性のH7N9型鳥インフルエンザウイルス、感染性は非耐性ウイルスと同様 マウスにおける治療効果、リレンザでは有意に耐性ウイルス減少 患者から分離されたタミフル耐性H7N9型鳥インフルエンザウイルスの性状を検討した結果、ヒト気管気管支上皮細胞内での複製性、マウスに対する病原性、モルモットにおける伝搬性は、非耐性ウイルスと同様であることが示された。マウスにおける治療効果の検討では、リレンザで耐性ウイルスが有意に… 2013/12/13 感染症
香港で2例目の患者が確認、鳥インフルエンザH7N9型ヒト感染例 香港政府は12月6日、2例目となる鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が確認されたと発表した。患者は中国広東省深セン市に住む80歳男性で、基礎疾患の治療のため香港を訪れていた。 2013/12/09 感染症
第62回日本感染症学会東日本地方会学術集会 新型インフルエンザ等対策特別措置法は運用が難しい場面もあり得る 新型インフルエンザ等対策特別措置法(特措法)が今年5月に公布された。6月には政府の「新型インフルエンザ等対策行動計画」が改定され、各自治体でも行動計画の発表が相次いでいる。しかし、特措法そのものにいまなお議論があるのも事実だ。防衛医科大学校内科学(感染症・呼吸器内科)教授の川… 2013/12/04 感染症
香港でも鳥インフルエンザH7N9型のヒト感染例 香港政府は12月2日、鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が確認されたと発表した。患者は36歳女性で、現在、危篤状態にあるという。 2013/12/03 感染症
MERS感染者が160人に、68人が死亡 WHOのまとめによると、11月26日時点で、新コロナウイルスMERS-CoV感染者が160人に達した。うち68人が死亡。致死率は42.5%となっている。 2013/11/29 感染症
【読者からの手紙】 保健所の判断でMERSの検査を衛生研究所に依頼することもあり得たか 連載の記者の眼で紹介した「MERS疑い例に遭遇した開業医の苦悩」につきまして、保健所長を務められる方からご意見をいただきました。とても貴重なご指摘がありますので、紹介させていただきます。 2013/11/25 感染症
第45回日本小児感染症学会 鳥インフルエンザH7N9ウイルスはパンデミックを起こす能力持つ 医科研・河岡教授が指摘 11月6日のWHO発表によると、中国で新たに鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスに感染した患者が2人発生した。インフルエンザの流行期を迎え、動向が大いに注目される。このH7N9ウイルスの特性について、東京大学医科学研究所感染・免疫部門ウイルス感染研究分野教授の河岡義裕氏が、最近の研究成果… 2013/11/19 感染症
浙江省で新たな感染者、中国の鳥インフルエンザH7N9、10月以降で4人に WHOは11月6日、中国から新たに2例の鳥インフルエンザA/H7N9ウイルスのヒト感染例が報告されたと発表した。1例目は広東省の3歳男児、2例目は浙江省の64歳女性だった。これでWHOが確認した感染例は139例、うち死亡が45例となった。… 2013/11/09 感染症
広東省で鳥インフルエンザH7N9のヒト感染例、3歳男児 中国広東省衛生当局は11月5日、鳥インフルエンザH7N9のヒト感染例が確認されたと発表した。患者は東莞市在住の3歳5カ月の男児。インフルエンザ様疾患のサーベイランスによって感染が確認された。症状は経度で状態は安定しているという。… 2013/11/06 感染症
再燃か、中国浙江省でまた鳥インフルエンザH7N9のヒト感染例 10月15日に鳥インフルエンザH7N9のヒト感染例が確認されたばかりの中国浙江省で23日、新たに1人の感染者が報告された。患者は67歳男性。10月16日に発症し、治療中という。 2013/10/23 感染症
中国浙江省で鳥インフルエンザH7N9ヒト感染例を確認 中国浙江省は10月15日、新たに1例、鳥インフルエンザH7N9のヒト感染例を確認したと発表した。同省では4月28日に患者が確認されて以来、報告例が途絶えていた。半年ぶりの確認に、今冬の再流行の兆しかと現地では警戒感が広がっている。… 2013/10/15 感染症
MERS感染、サウジアラビアで新たに6人の感染確認 WHOは10月4日、サウジアラビアで新たに6人の新コロナウイルスMERS-CoV感染者が確認されたと発表した。これで2012年9月からの感染数は合計で136人となった。