鶏で高病原性鳥インフルエンザ、9万羽殺処分へ 家禽肉・卵の摂取によるウイルス感染例はない 香川県は1月11日、県内の農場で高病原性鳥インフルエンザの疑似家畜が確認されたと発表した。感染が疑われた鶏の検体の遺伝子検査でH5亜型ウイルスによる感染が判明、同県は直ちに防疫措置に着手した。11日深夜から殺処分を開始し、12日6時現在、対象となる鶏9万1000羽のうち7000羽の殺処分が終わ… 2018/01/12 感染症
特集◎いつもと違う! 今冬のインフルエンザ《4》 鳥インフルエンザ(H7N9)のヒト化が進む 昨シーズン、鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスのヒト感染例の急増は異常だった。流行の中心地である中国では、2016年11月に6例だった感染例が12月に106例と急増、年が明けた2017年1月には192例に。その後は徐々に減少したものの、6月までに750例に達した。… 2017/12/14 感染症
トレンド◎家禽類でまん延、高病原性も出現 「ヒト化」進む鳥インフルH7N9ウイルスの脅威 昨年の冬、中国を中心に鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスのヒト感染例が急増した。高病原性ウイルスが確認され、哺乳類への適応力を獲得しつつあるウイルスも見つかっている。ヒトの間で容易に感染が広がる徴候はないが、専門家は今まで以上に注意深い監視が必要と警告している。… 2017/11/07 感染症
東京大学医科学研究所の感染実験により判明 高病原性鳥インフルH7N9、哺乳類間でも伝播 中国で確認されている鳥インフルエンザAの高病原性ウイルスが、哺乳類の間で飛沫感染し、感染すると致死的な症状を引き起こすことが明らかになった。東京大学医科学研究所の感染・免疫部門ウイルス感染分野の河岡義裕氏らの研究グループが米科学誌で発表した。… 2017/10/24 感染症
中国中心に鳥インフルエンザH7N9のヒト感染が続く 家禽類との接触は避けて、外務省が海外安全情報 中国を中心に鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染が続いていることから、外務省は4月18日、海外安全情報を発表。発生地域へ渡航あるいは滞在する場合は、生きた鳥を扱うライブバード・マーケットや家禽飼育場に立ち寄らないよう呼び掛けている。… 2017/04/21 感染症
台湾でも輸入感染例が確認 鳥インフルエンザH7N9感染者が300人超える 中国で、鳥インフルエンザ(H7N9)ウイルスのヒト感染例が急増している。香港衛生署衛生防護センターによると、2017年2月4日までの第5週に新たに63例が確認された。昨年11月に今シーズン初の症例が報告されて以降、累計で302人となった。この週には台湾からも1例(輸入感染例)の報告があり、累計… 2017/02/09 感染症
中国でヒト-ヒト感染が否定できない集団感染例も 鳥インフルエンザH7N9感染者が急増、200人超える 中国で鳥インフルエンザ(H7N9)ウイルスのヒト感染例が急増している。香港衛生署衛生防護センターの発表によると、2017年1月7日までの第1週に107例の報告があった。第2週(~1月14日)には6例といったん減少したが、第3週(~1月25日)に98例と増加。1月だけで211例の新規感染者が発生した。2013… 2017/01/26 感染症
特集◎院内感染対策の常識を疑え《7》 医療従事者のワクチン接種、その勘所 日本環境感染学会による「医療関係者のためのワクチンガイドライン」の第2版が2014年に発刊されている。同ガイドラインは「B型肝炎ワクチン」「麻疹、風疹、流行性耳下腺炎、水痘ワクチン」「インフルエンザ」の3項目からなる。… 2016/03/17 感染症
特集◎早わかり!今冬のインフルエンザ《6》 新型インフルエンザ◆H7N9にも警戒を 世界的な大流行を巻き起こす「新型」が、10~40年間隔で登場してきたA型インフルエンザ。最も大流行が警戒されているのが鳥A(H5N1)インフルエンザだ。 2015/12/17 感染症
解説◎国立国際医療研究センター国際感染症センター長・大曲貴夫氏に聞く MERSには新型インフルエンザで培った対策を 全身防護服は不要、サージカルマスクや手袋で十分対応できる 隣国の韓国で中東呼吸器症候群(MERS)の流行が拡大している。日本にもMERS患者がいつ発生してもおかしくない。韓国のMERS患者1例目は、咳が止まらず複数の医療機関を受診したという。もし目の前にMERS疑い患者が来たらどのように対処すればいいのか。国立国際医療研究センター国際感染症センター… 2015/06/10 感染症
鳥インフルH5N1のヒト感染例、エジプトで132人と急増、死者も37人に WHOはウイルスの変異を否定 鳥インフルエンザH5N1のヒト感染例がエジプトで急増した。2015年に入ってから4月30日までに132人の患者が確認され、死者も37人にのぼった。同期間の全世界の報告例は139人で、ほとんどがエジプトからの報告例だった。WHOは5月15日にエジプトの感染状況の分析結果を発表。今回のエジプトでの流行は… 2015/05/19 感染症
2014/15シーズンのインフルエンザ診療の要点(後編) pdm09の耐性化、臨床への影響は限定的か 昨シーズン当初、AH1pdm09においてH275Y変異によるオセルタミビル耐性ウイルスが札幌など北海道や本州の一部地域で見られたが、シーズン後半にはこの耐性ウイルスはほぼ消え、国立感染症研究所の発表では昨シーズン全体の全国における耐性化率は4.2%と、09/10シーズン(1%)、10/11シーズン(… 2015/01/13 感染症
改正感染症法を受け感染症部会が政令案を了承 鳥インフルH5N1、H7N9が2類感染症へ エボラ出血熱に対する現状確認とBSL4運用に向けての検討も進む 厚生科学審議会感染症部会は12月17日、鳥インフルエンザA(H5N1、H7N9)を2類感染症に指定することを了承した。11月21日に公布された改正感染症法に基づき、来年1月下旬までに政令で指定する予定。 2014/12/19 感染症
【寄稿】 市民は新型インフルエンザの予防接種についてどう思う? 新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づいて、市町村では住民への集団的予防接種への準備が進められている。しかし、2009年のインフルエンザA(H1N1)の流行においてワクチン接種の機会よりも感染のピークが先に来たために、すでに感染したのでワクチン接種不要という人や、当所の想定よりも感… 2014/06/27 感染症
滞る新型インフルワクチン事業、原因に厚労省も 厚生労働省は今年4月、新型インフルエンザワクチンの開発支援事業に関連して、北里第一三共ワクチンに罰則を課すことを決めた。助成金として支払い済みの300億円の一部について、返還を求めるという内容である。同社は3月に、約束していた規模の製造体制構築が不可能になったと発表していた。しか… 2014/06/25 感染症
2013/14シーズン・インフルエンザ治療レビュー調査 「二峰性発熱例の経験がある」と回答した医師は48.1% いったん37.5℃未満に解熱後、24時間以降に再び37.5℃以上に発熱する「二峰性発熱例」の経験の有無を尋ねたところ、48.1%の医師が「ある」と回答した。また、23.2%の医師が「二峰性発熱例の出現は、抗インフルエンザ薬の種類によって違うと思う」と回答。イナビルやタミフルで多く、リレンザや… 2014/06/20 感染症
【寄稿】 新型インフルエンザ発生時の診療継続計画に実行性はあるか 内閣官房制作「訓練・研修ツール」の活用を 2012年5月、新型インフルエンザ等対策特別措置法(特措法)が成立し、2013年4月に施行された。特措法の下では、指定(地方)公共機関に指定された医療機関は業務計画の策定、特定接種の登録事業者は事業継続計画(診療継続計画)の策定が求められる。昨年12月から開始された特定接種の一次登録の… 2014/06/20 感染症
H7N9鳥インフルエンザ感染者、家禽類との接触歴「不明」が50%に 中国を中心に確認されているH7N9型鳥インフルエンザのヒト感染例は減少傾向にあるものの、4月に報告された症例のうち家禽類との接触歴が「不明」とされる症例は半数に及んでいることが明らかになった。… 2014/05/09 感染症
インタビュー◎ジル・ポメール氏(WHO旅行医学担当主任) エボラやMERS、H7N9が国内に入る可能性は? 海外旅行では外傷のリスク大、感染症予防では食事・水・蚊に注意 エボラ熱、中東呼吸器症候群(MERS)、H7N9鳥インフルエンザなど、海外では致死的な感染症の流行が大きな話題となっている。これらの感染症が日本に入ってくる可能性はあるのだろうか。日本旅行医学会の招聘でこのほど来日した、旅行医学の専門家であるジル・ポメール氏に聞いた。(2014年4月23日… 2014/05/08 感染症
鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染例、3月は31例 家禽類との接触歴が不明例の割合が増加 WHOの発表をもとに集計したところ、3月の鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染例は31例と減少した。発表ベースで1月は120例、2月は96例と推移、3月は前月の3分の1にまで減少した。ただし、4月の入ってからも報告は続いており、8日時点までに8例が確認されている。また、3月は家禽類との接触歴… 2014/04/09 感染症
H7N9鳥インフルエンザ、3月に入ってからも患者の報告相次ぐ 中国で確認されているH7N9鳥インフルエンザのヒト感染例は、3月に入ってからも患者の報告が相次いでいる。WHOの発表をもとに集計したところ、3月は11日までに18例が確認され、年初の発表からの総数が234例となった。… 2014/03/12 感染症
中国のH7N9鳥インフルエンザ、年初からの患者数が224人に、WHO発表から WHOの発表によると、中国を中心に確認が相次いでいるH7N9鳥インフルエンザの患者数が、1月6日の発表以来、3月3日時点で224人に達した。最も多いのは浙江省の88人で、広東省が72人で続いている。 2014/03/05 感染症
耐性H1N1pdm09ウイルス、新たに東京都など3都県で検出、9都道府県に拡大 東京で検出された1株は札幌市の耐性ウイルスと類似の塩基配列 国立感染症研究所と全国地方衛生研究所が実施している抗インフルエンザ薬耐性株サーベイランスによると、2月25日現在、タミフル・ラピアクタ耐性H1N1pdm09ウイルスは、新たに東京都など3都県で検出されたことが分かった。耐性ウイルスの検出総数は41件となり、9都道府県に拡大した。… 2014/02/25 感染症
中国のH7N9鳥インフルエンザ、患者が210人に、ほとんどが重症例 WHOの発表をもとに集計したところ、今年に入ってから確認された鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例は、2月24日現在で210人になった。そのうち90%もが、危篤あるいは重体、死亡など重症例が占めていた。… 2014/02/25 感染症
耐性インフルエンザウイルス感染が疑われる重症例に 「ラピアクタの増量・連日投与」という選択肢 日本小児科学会は1月末、2013/14シーズンのインフルエンザ治療指針を発表。今シーズンはH1N1pdm09ウイルスの流行が拡大していることから、2009年のパンデミック時と同様、小児においては重症肺炎の多発が危惧されるとした。加えて、札幌市を中心に確認されているタミフル耐性ウイルスの感染例では… 2014/02/19 感染症
中国のH7N9鳥インフルエンザ、今年に入ってからの確認患者が200人超える 中国の鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染が依然として続いている。WHOが発表しているDisease Outbreak Newsをもとに集計したところ、2月17日時点で、今年に入ってからの確認患者が200人超えた。また、発表時点での病状を見ると、「重体、危篤」が82.1%、「死亡」が8.0%、「回復、安定、… 2014/02/18 感染症
Lancet誌から 鳥インフルA/H10N8死亡例の詳細が明らかに 中国南昌市で発症、遺伝子再集合で毒性アップの可能性 2013年11月末に、鳥インフルエンザA/H10N8ウイルスに感染し、発症から9日目に死亡した症例の臨床情報と疫学・ウイルス学的な解析の結果が明らかになった。この症例は、中国南昌市の73歳女性。中国南昌市Disease Control and PreventionのHaiYing Chen氏らが、Lancet誌電子版に2014年2月5日に報告… 2014/02/17 感染症
タミフル耐性H1N1pdm09、静岡県でも検出、6道府県で28件に タミフル耐性H1N1pdm09ウイルスが静岡県でも検出されたことが明らかになった。全国地方衛生研究所と国立感染症研究所が行っている抗インフルエンザ薬耐性株サーベイランスによると、耐性H1N1pdm09ウイルスが検出されたのは2月10日時点で、北海道、山形県、神奈川県、静岡県、三重県、大阪府の6道… 2014/02/14 感染症
第24回日本疫学会 インフルエンザH1N1pdm09ワクチンの妊婦への接種は安全 全身反応の頻度、非妊娠健常女性の場合と差は見られず インフルエンザA/H1N1pdm09ワクチンは、妊婦に接種しても安全であることを示唆する研究成果が、大阪市立大学大学院公衆衛生学准教授の福島若葉氏らにより、第24回日本疫学会学術総会(1月24~25日、開催地:仙台市)で報告された。同氏らは、新型インフルエンザとしてH1N1pdm09の流行が見られた20… 2014/02/14 感染症
インフルエンザ脳症で9歳男児が死亡、H1N1pdm09による急性脳症に注意を 長野県立こども病院と長野県環境保全研究所は2月10日、国立感染症研究所のホームページ上で、インフルエンザ脳症の死亡例について報告した。国立感染症研究所も、検出されたウイルスがH1N1pdm09だったことから、今後、急性脳症の症例が増加することが懸念されるとし警戒を呼び掛けている。… 2014/02/12 感染症
H7N9鳥インフルエンザ、家禽類との接触歴が「不明」は26% WHOが今年に入ってから発表したDisease Outbreak Newsをもとに、中国で確認されたH7N9鳥インフルエンザ感染例について感染経路の記述を調べたところ、感染源として家禽類との接触歴が疑われる症例は74.2%、家禽類との接触例の記載がない「不明」は25.8%であることが明らかになった。… 2014/02/01 感染症
H7N9鳥インフルエンザ 中国浙江省、1家庭内で3人の患者を確認、感染経路を究明中 中国の浙江省衛生計画生育委員会は1月29日、同省杭州市蕭山区で1月に確認されたH7N9鳥インフルエンザ感染例で、1家庭内で3人の患者が確認されたと発表した。現在、国および省レベルの専門家が感染原因の究明にあたっている。… 2014/01/30 感染症
中国のH7N9鳥インフルエンザ 1月の患者数、香港、2市6省で111人、死者は21人に 1月29日9時現在の集計によると、中国のH7N9型鳥インフルエンザの患者数は1月だけで111人に達した。貴州省で新たに1例が確認され、1月に患者が確認された地域は香港と2市・6省となった。 2014/01/29 感染症
H7N9鳥インフルエンザ感染拡大、1月新規患者は香港、2市5省で100人に 中国でH7N9型鳥インフルエンザの感染が拡大している。1月28日9時現在で、1月の新規患者は香港を加え、2市5省で100人となった。このほか、現地報道などでは貴州省でも1例の確認患者が報じられており、感染地域の拡大も懸念される状況となっている。1月に確認された死者は手元の集計では15人となっ… 2014/01/28 感染症
タミフル・ラピアクタ耐性H1N1pdmウイルス、新たに山形県、大阪府でも検出 5道府県に拡大、検出率は13% 全国地方衛生研究所と国立感染症研究所が行っている抗インフルエンザ薬耐性株サーベイランスによると、1月27日現在、タミフル・ラピアクタ耐性A/H1N1pdmウイルスの検出率は13%であることが分かった。リレンザおよびイナビルの耐性ウイルスは検出されていない。… 2014/01/28 感染症
三重県のタミフル耐性H1N1pdm09ウイルス、札幌で確認された耐性ウイルスと同じ 三重県で検出されたタミフル・ラピアクタ耐性H1N1pdm09ウイルスは、札幌市で確認された耐性ウイルスと遺伝子配列が同じであることが明らかになった。三重県保健環境研究所が1月24日、国立感染症研究所のインフルエンザウイルス分離・検出速報で発表した。… 2014/01/28 感染症
H7N9鳥インフルエンザ、浙江省で新たに7人の患者を確認 中国浙江省は1月24日、新たに7人の鳥インフルエンザH7N9感染者が確認されたと発表した。同省では今月に入ってから患者が続発しており、これで44例となった。 2014/01/24 感染症
H7N9鳥インフルエンザ感染が再燃、浙江省では新規患者が1日5人の日も 中国でH7N9型鳥インフルエンザ感染が再燃している。1月24日9時現在でまとめたところ、浙江省では1月23日に5人の新規患者が報告された。また同日には、上海市と広東省でも1例ずつ報告されている。今月末の春節に向け、帰省や旅行による人の大移動が始まることから、感染拡大への懸念が高まっている… 2014/01/24 感染症
H1N1pdm09の検出は28.3%に、神奈川、大阪で多く、東京でも タミフル・ラピアクタ耐性H1N1pdm09は8%に、三重県でも報告 国立感染症研究所がまとめているインフルエンザウイルス分離・検出状況によると、1月21日時点で、検出率が最も高いのはA/H3N2で50.3%だった。A/H1N1pdm09は28.3%で、B型は21.4%だった。また、タミフル・ラピアクタ耐性H1N1pdm09ウイルスの検出率は1月17日時点で8%に低下したが、札幌市、神奈… 2014/01/22 感染症
H7N9型鳥インフルエンザ感染者、1月だけで55人に 旧正月にあたる春節へ向け、感染拡大に警戒 中国で確認されている鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が、相次いで報告されている。2014年1月に確認された新規患者数は、1月19日時点で55人となった。昨年春以降の患者数は、台湾、香港を加え、累計で200人を超えた。… 2014/01/20 感染症
【寄稿】 先進国で発生した鳥インフルエンザH5N1 「カナダで第1例」の波紋 2014年は年明け早々、世界を緊張させるニュースで始まった。カナダで鳥インフルエンザH5N1型ヒト感染例報告。先進国で初発したこのケース、情報発信の面でこれまでのケースとかなり異なる展開をみせて世界中のウォッチャーの注目を集めた。… 2014/01/17 感染症
H7N9型鳥インフルエンザ 中国広東省で新たに2例、1月の確認例は全体で38例に 中国広東省は1月16日、新たに2人のH7N9型鳥インフルエンザ感染者が確認されたと発表した。同省は1月だけで14例となった。 2014/01/17 感染症
今シーズンのインフルエンザ診療の要点 ラニナミビルが予防投与可能にA/pdm09再流行の可能性も 今シーズンは、2009年に発生したパンデミックウイルスが国内で再流行する可能性があり、中国で発生した鳥インフルエンザへの注意も必要。ラニナミビルの予防投与が昨年12月に認められ、自由診療で予防投与可能な薬剤が3剤となった。… 2014/01/17 感染症
中国の鳥インフルエンザH7N9感染者、新たに7人確認、1月だけで36人に 中国の鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染が止まらない。1月15、16日の各省の発表によると、1月16日19時現在、広東省と浙江省、福建省で2例、上海市で1例の計7人の患者が新たに確認された。これで2014年1月だけで、少なくとも36例に達した。… 2014/01/16 感染症
H7N9型鳥インフルエンザ、中国で新たに3人の患者を確認 中国で、鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が、新たに2人確認された。中国各省の1月14日発表によると、浙江省で2例、福建省で2例の新規患者が報告された。これで1月に入ってから確認された感染者は、台湾、香港を含め計29例となった。… 2014/01/15 感染症
H7N9型鳥インフルエンザ、中国で新たに4人の患者が確認 中国で、鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が、また確認された。中国各省の1月13日発表によると、浙江省と広東省でそれぞれ2例の新規患者が報告された。これで1月に入ってから確認された感染者は26例、死亡は5例となった(図1)。… 2014/01/14 感染症
中国で鳥インフルエンザH7N9感染者が増加、12日時点で新たに13例 中国で鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が増加している。12日時点で、浙江省で5例、広東省で4例、上海市で2例などと新たに少なくとも13例が確認された。これで1月に確認された感染者は22例となった。… 2014/01/13 感染症
中国でまた鳥インフルエンザH7N9の感染例、1月だけで9例目に 中国でまた、鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染例が確認された。WHOによると、1月8日に香港で、1月9日に浙江省で、それぞれ1例が確認された。これで年明けから10日までに確認された感染者は9例目となった。… 2014/01/12 感染症
中国でH7N9鳥インフルエンザ感染例が相次ぐ、8日までに新たに7例を確認 中国で鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が相次いでいる。WHOによると、年明けから8日までに、新たに7例の患者が確認された。 2014/01/10 感染症
タミフル・ラピアクタ耐性A(H1N1)pdm09ウイルス、解析対象の19%に 全国地方衛生研究所と国立感染症研究所が共同で実施している抗インフルエンザ薬耐性株サーベイランスによると、1月6日現在、タミフル・ラピアクタ耐性A(H1N1)pdm09ウイルスが、解析対象の19%に見つかっていることが分かった。リレンザあるいはイナビルの耐性A(H1N1)pdm09ウイルスは、検出さ… 2014/01/09 感染症
札幌市でタミフル耐性A/H1N1pdm09ウイルスを検出 リレンザとイナビルに対する感受性は低下していない 国立感染症研究所は1月6日、札幌市でタミフル耐性A/H1N1pdm09ウイルスが検出されたと発表した。2013/14シーズンに、札幌市の患者から分離されたA(H1N1)pdm09ウイルス5株について、札幌市衛生研究所が遺伝子解析による薬剤耐性マーカーの1次スクリーニングを行ったところ、5株すべてがH275Y変異… 2014/01/06 感染症
インフルエンザ流行 山口県で患者急増、周南では注意報レベルに 都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数によると、山口県で第50週(12月9日から15日)に4.24人となり、前週から倍増した。周南では12.73人となり、注意報レベルとされる10人を超えた。 2013/12/20 感染症
中国で再燃、鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染例が相次ぐ 中国で鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染例が相次いで報告されている。特に広東省では、12月に入ってから19日までに4人の感染が確認された。浙江省でも新たに1人の感染者が確認されている。 2013/12/20 感染症
日本感染症学会第56回中日本・第83回西日本学術集会 臨床医の「何かおかしい」に迅速に対応できるサーベイランスシステムが必要 H7N9感染者をわが国で早期発見するために 10月末から中国で再び、感染例の報告が散発的に見られるようになった鳥インフルエンザウイルスA/H7N9。ヒトからヒトへの感染は、いまだ限定的なものに留まっている。しかし、東北大学大学院微生物学教授の押谷仁氏は、すでにヒトへの適応進展をうかがわせる遺伝子変異が認められることから、パン… 2013/12/19 感染症
インフルエンザ、全域での流行入り、11道県に広がる 都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数によると、第49週(12月2日~8日)に、11道県で流行の目安とされる1人を超え、前週の5道県から拡大した。第49週の全国平均は2012年が0.57人、2013年が0.67人で、今シーズンが若干上回っている。… 2013/12/18 感染症
日本感染症学会第56回中日本・第83回西日本学術集会 「入院患者の隔離解除は、基礎疾患などの背景を考慮すべき」 日本赤十字社長崎原爆諫早病院呼吸器科の福島喜代康氏らは、リアルタイムPCR法を用いた遺伝子検査により、院内発生インフルエンザ患者のウイルス陰性化までの期間を検討した。その結果、医療関係者、非担癌・ステロイド非内服入院患者のウイルス陰性化までの期間は、いずれも抗インフルエンザ薬投… 2013/12/18 感染症
タミフル耐性のH7N9型鳥インフルエンザウイルス、感染性は非耐性ウイルスと同様 マウスにおける治療効果、リレンザでは有意に耐性ウイルス減少 患者から分離されたタミフル耐性H7N9型鳥インフルエンザウイルスの性状を検討した結果、ヒト気管気管支上皮細胞内での複製性、マウスに対する病原性、モルモットにおける伝搬性は、非耐性ウイルスと同様であることが示された。マウスにおける治療効果の検討では、リレンザで耐性ウイルスが有意に… 2013/12/13 感染症
インフルエンザウイルス分離・検出報告状況 AH3亜型の検出が50.8%で最多、AHpdm09が25.8%、B型が23.5% 国立感染症研究所がまとめている都道府県別インフルエンザウイルス分離・検出報告(12月12日速報)によると、2013/14シーズンの第36週から49週までの累積でAH亜型株が50.8%と最多だった。今シーズンもAH亜型が流行の主流になる可能性がある。ただし、昨シーズンまで報告例の少なかったAHpdm09も2… 2013/12/13 感染症
日本感染症学会第56回中日本・第83回西日本学術集会 ウイルス量の変動も意識したインフルエンザ治療を インフルエンザの症状、特に発熱は基本的に、ウイルス量の変化に伴って増強、軽減することが知られている。また、ウイルス量はインフルエンザ脳症の発生やウイルスの伝播性にも影響する。こうしたことから、愛知医科大学大学院臨床感染症学主任教授の三鴨廣繁氏は、臨床症状のみならず、ウイルス… 2013/12/13 感染症
5道県が全域で流行の目安超える、佐賀県が定点2.08人で最多 都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数を調べたところ、第48週(11月25日~12月1日)に、5道県で全域で流行の目安とされる1人を超えた。第48週の全国平均は2012年が0.31人、2013年が0.44人で、今シーズンが若干上回っている。… 2013/12/12 感染症
日本感染症学会第56回中日本・第83回西日本学術集会 NA阻害薬間で有効率、有害事象発現率に有意差見られず 2012/13年シーズンにノイラミニダーゼ(NA)阻害薬を処方したインフルエンザ患者70例で、各NA阻害薬(ラピアクタを除く3薬)の効果や有害事象を検討した結果、有効率、有害事象発現率は薬剤間で有意差がなかったことが分かった。松波総合病院(岐阜県羽島郡)救急部・総合内科の長門直氏らが、共… 2013/12/12 感染症
香港で2例目の患者が確認、鳥インフルエンザH7N9型ヒト感染例 香港政府は12月6日、2例目となる鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が確認されたと発表した。患者は中国広東省深セン市に住む80歳男性で、基礎疾患の治療のため香港を訪れていた。 2013/12/09 感染症
沖縄県が3度目の流行入り、AH3型主流か 沖縄県のまとめによると、48週(11月25日~12月1日)の定点当たり届出数が県全域で1.10人となり、流行の目安とされる「1」人を超えた。2013/14シーズンに入ってから、これで3度目となった。 2013/12/06 感染症
第62回日本感染症学会東日本地方会学術集会 インフルエンザ院内発生時の予防投与は短期間での収束とコスト軽減もたらす可能性 病棟内でインフルエンザ罹患者が発生した際に、多床室同室者に対して抗インフルエンザ薬の予防投与を行うと、比較的短期間で収束でき、かつコストの軽減も可能と考えられる事例が報告された。芳賀赤十字病院(栃木県真岡市)ICTの近藤義政氏(泌尿器科部長)が、第62回日本感染症学会東日本地方会… 2013/12/05 感染症
第62回日本感染症学会東日本地方会学術集会 新型インフルエンザ等対策特別措置法は運用が難しい場面もあり得る 新型インフルエンザ等対策特別措置法(特措法)が今年5月に公布された。6月には政府の「新型インフルエンザ等対策行動計画」が改定され、各自治体でも行動計画の発表が相次いでいる。しかし、特措法そのものにいまなお議論があるのも事実だ。防衛医科大学校内科学(感染症・呼吸器内科)教授の川… 2013/12/04 感染症
香港でも鳥インフルエンザH7N9型のヒト感染例 香港政府は12月2日、鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が確認されたと発表した。患者は36歳女性で、現在、危篤状態にあるという。 2013/12/03 感染症
第62回日本感染症学会東日本地方会学術集会 H3N2感染例のNA阻害薬による解熱時間は4薬とも30時間切る 日本臨床内科医会による研究の2012/13年シーズン解析 A/H3N2ウイルスは、2012/13年シーズンに分離されたインフルエンザウイルスの大半を占めた。このH3N2感染例に対するノイラミニダーゼ(NA)阻害薬4薬の平均解熱時間は、4薬とも30時間を切ったことが明らかにされた。九州大学先端医療イノベーションセンター臨床試験部門特任教授の池松秀之氏が、日… 2013/12/03 感染症
MERS感染者が160人に、68人が死亡 WHOのまとめによると、11月26日時点で、新コロナウイルスMERS-CoV感染者が160人に達した。うち68人が死亡。致死率は42.5%となっている。 2013/11/29 感染症
第44回日本小児臨床薬理学会 授乳婦においてイナビル投与の安全性は高い 授乳婦への薬物投与は、母乳を介した乳児への影響が懸念される。インフルエンザに感染し、イナビル(一般名:ラニナミビルオクタン酸エステル)を投与された授乳婦の5例について母乳中の薬物濃度を測定したところ、吸入後1~46時間の母乳において5例とも検出限界未満であったことが示された。1例… 2013/11/28 感染症
【読者からの手紙】 保健所の判断でMERSの検査を衛生研究所に依頼することもあり得たか 連載の記者の眼で紹介した「MERS疑い例に遭遇した開業医の苦悩」につきまして、保健所長を務められる方からご意見をいただきました。とても貴重なご指摘がありますので、紹介させていただきます。 2013/11/25 感染症
第45回日本小児感染症学会 小児インフルエンザの解熱時間に治療薬の種類、年齢、ウイルス型が関連 小児インフルエンザの解熱時間に関与する因子を調べた多変量解析で、抗インフルエンザ薬の種類(タミフル、リレンザの2薬で検討)、年齢、ウイルスの型が有意な因子になるという結果が得られた。北海道大学大学院小児科学の小関直子氏らが、第45回日本小児感染症学会総会・学術集会(10月26~27日… 2013/11/25 感染症
第45回日本小児感染症学会 タミフル・ラピアクタ耐性株の50%以上が0~9歳からの検出 NA阻害薬未投与患者から検出される割合が年々上昇 過去5シーズンに検出されたタミフル・ラピアクタ耐性株のうち、0~9歳の小児から検出された株が50%以上を占めることが分かった。また、すべての亜型の耐性株がノイラミニダーゼ(NA)阻害薬未投与患者から検出される割合が年々上昇する傾向にあり、2012/13年シーズンの耐性株はすべて未投与例か… 2013/11/22 感染症
第45回日本小児感染症学会 不活化全粒子経鼻インフルエンザワクチン、ヒトの血中、鼻粘膜で中和抗体を誘導 現行の季節性インフルエンザワクチンは、発症や重症化を抑制できても、感染そのものを予防する効果には限界がある。また、新型インフルエンザのパンデミックで流行株を予測することは難しいため、流行株予測に基づいたパンデミックワクチンの効果もあまり期待できない。感染防御能に加え、流行株… 2013/11/21 感染症
第45回日本小児感染症学会 鳥インフルエンザH7N9ウイルスはパンデミックを起こす能力持つ 医科研・河岡教授が指摘 11月6日のWHO発表によると、中国で新たに鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスに感染した患者が2人発生した。インフルエンザの流行期を迎え、動向が大いに注目される。このH7N9ウイルスの特性について、東京大学医科学研究所感染・免疫部門ウイルス感染研究分野教授の河岡義裕氏が、最近の研究成果… 2013/11/19 感染症
大阪市立大学呼吸器内科学の栩野吉弘氏に聞く 葉書アンケートによるインフルエンザ治療実態調査から分かったこと 薬剤別にみた解熱効果、二峰性発熱に有意差なし 実臨床におけるインフルエンザ治療はどのように行われているのか。その治療成績はどうなのか――。大阪市立大学呼吸器内科学の栩野吉弘氏らは、この問の答えを求めて、2010/11シーズンから、葉書によるインフルエンザ治療実態調査に取り組んでいる。これから始まる流行シーズンの診療に役立つデー… 2013/11/15 感染症
今冬シーズンもAH3亜型の検出が先行、AH1pdm2009も多く 今冬のシーズンもAH3亜型の検出件数が先行している。国立感染症研究所がまとめているインフルエンザウイルス分離・検出状況によると、11月15日現在、AH3亜型が35件となっている。AH1pdm2009も15件と多く、先シーズンまで散発的だっただけに、ウイルスの性状も含め注意が必要のようだ。… 2013/11/15 感染症
浙江省で新たな感染者、中国の鳥インフルエンザH7N9、10月以降で4人に WHOは11月6日、中国から新たに2例の鳥インフルエンザA/H7N9ウイルスのヒト感染例が報告されたと発表した。1例目は広東省の3歳男児、2例目は浙江省の64歳女性だった。これでWHOが確認した感染例は139例、うち死亡が45例となった。… 2013/11/09 感染症
2013/14シーズン・インフルエンザ治療に関する調査_No.1 インフルエンザワクチン接種を「受けた/受けるつもり」の医師は94.7%と高率 今シーズンのインフルエンザ対策として、ワクチン接種を「受けた」と回答した医師は8.5%、「受けるつもり」と回答した医師は86.2%で、あわせて94.7%と高率であることが分かった。日経メディカル オンラインが実施した「2013/14シーズン・インフルエンザ治療に関する調査」で明らかになった。… 2013/11/08 感染症
広東省で鳥インフルエンザH7N9のヒト感染例、3歳男児 中国広東省衛生当局は11月5日、鳥インフルエンザH7N9のヒト感染例が確認されたと発表した。患者は東莞市在住の3歳5カ月の男児。インフルエンザ様疾患のサーベイランスによって感染が確認された。症状は経度で状態は安定しているという。… 2013/11/06 感染症
インフルエンザワクチンの自己負担額 小学生までの2回接種の合計金額、関東が5573円と最も高く 3歳から小学生までの2回接種の場合、インフルエンザワクチンの自己負担額の合計が最も高かったのは、関東の5573円だった。インターネット上に公開されている医療機関のホームページから、2013/14シーズンのインフルエンザワクチンの料金をピックアップし、都道府県別に調べた結果、明らかになった… 2013/11/06 感染症
再燃か、中国浙江省でまた鳥インフルエンザH7N9のヒト感染例 10月15日に鳥インフルエンザH7N9のヒト感染例が確認されたばかりの中国浙江省で23日、新たに1人の感染者が報告された。患者は67歳男性。10月16日に発症し、治療中という。 2013/10/23 感染症
いまさら聞けないインフルエンザの話(その3) なぜ、インフルエンザH7N9型を警戒しなければならないの? 「この冬はインフルエンザH7N9型を警戒しなければならない」と見聞きした方も多いことでしょう。またパンデミックが起こってしまうのでしょうか。 2013/10/18 感染症
中国浙江省で鳥インフルエンザH7N9ヒト感染例を確認 中国浙江省は10月15日、新たに1例、鳥インフルエンザH7N9のヒト感染例を確認したと発表した。同省では4月28日に患者が確認されて以来、報告例が途絶えていた。半年ぶりの確認に、今冬の再流行の兆しかと現地では警戒感が広がっている。… 2013/10/15 感染症
沖縄県、全域でインフルエンザ流行の目安を超える、今シーズン初めて 沖縄県によると、40週(9月30日~10月6日)のインフルエンザ定点当たり届出数が県全体で1.00人となり、2013/2014シーズンで初めて、流行の目安とされる「1人」に達した。 2013/10/11 感染症
いまさら聞けないインフルエンザの話(その2) 「インフルエンザに罹ったって大したことない」は危険信号? 喉元過ぎれば熱さを忘れる。今回はこのことわざにちなんだ話題を取り上げたいと思います。2009年。のちにインフルエンザA(H1N1)pdm2009と命名されたインフルエンザウイルスが世界的な大流行を引き越しました。いわゆる新型インフルエンザ(パンデミックインフルエンザ)の発生でした。その後の… 2013/10/11 感染症
和歌山県で今シーズン初のインフルエンザ様疾患集団発生、一部からB型 和歌山県は10月8日、今シーズン初となる集団インフルエンザ様疾患の発生が確認されたと発表した。報告したのは田辺市立上秋津小学校で、2クラスの45人中28人が症状を訴え、うち14人が欠席した。このため同校ではこの2クラスの学級閉鎖を10月8日から10日まで続ける対策をとった。… 2013/10/09 感染症
MERS感染、サウジアラビアで新たに6人の感染確認 WHOは10月4日、サウジアラビアで新たに6人の新コロナウイルスMERS-CoV感染者が確認されたと発表した。これで2012年9月からの感染数は合計で136人となった。 2013/10/08 感染症
厚労省、新型インフルエンザをテーマに研修開催 厚生労働省は11月24日、新型インフルエンザの診療に関する研修を実施する。対象は、新型インフルエンザ診療に従事する予定の医師、医療従事者ら。倉敷中央病院呼吸器内科主任部長の石田直氏が「鳥インフルエンザA(H7N9)への対応」、琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科学教授の… 2013/10/08 感染症
いまさら聞けないインフルエンザの話(その1) 「月曜日に解熱したので2日後の水曜日に登校」は正しいか? インフルエンザの出席停止期間の基準が改訂されたのは2012年の4月でした。これまでの「解熱した後2日を経過するまで」に、新たに「発症したあと5日を経過」が加わり、さらに、「保育所における感染症対策ガイドライン」をならうかたちで、幼稚園に通う幼児の場合は「解熱した後3日を経過するまで… 2013/10/04 感染症
沖縄県、地区によってはインフルエンザ流行の兆しが 沖縄県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数によると、39週(9月23~29日)に、那覇市や南部、八重山の各地区で流行の目安とされる「1人」を超えた。県全体では0.78人だが、地区によってはインフルエンザ流行の兆しが見えてきた。… 2013/10/04 感染症
静岡県のインフルエンザ集団発生、ウイルスはB型山形系株 静岡県疾病対策課は20日までに、県内でインフルエンザの集団発生による学級閉鎖があった事例で、ウイルスの種類はB型の山形系株だったことを確認した。今冬のインフルエンザ・ワクチンの株に含まれるB型株は、B/マサチュセッツ/2/2012(BX-51B)株でB型山形系に対応している。今回の集団発生の原… 2013/09/20 感染症
MERS感染、サウジアラビアで新たに18人の感染確認、3人死亡 WHOは9月19日、サウジアラビアで新たに18人の新コロナウイルスMERS-CoV感染者が確認されたと発表した。そのうち3人が死亡している。これで2012年9月からの感染数は合計で132人となった。すでに感染が確認されていた1人が9月6日に死亡。死亡総数は58人となった。… 2013/09/20 感染症
河合直樹氏(日本臨床内科医会インフルエンザ研究班班長)に聞く 「よくわかるインフルエンザのすべて」を発行した理由 「よくわかるインフルエンザのすべて」(医薬ジャーナル社)がこの夏に上梓された。なぜこの時期に――。編者の河合直樹氏(日本臨床内科医会インフルエンザ研究班班長、河合内科医院院長)は、今だからこそインフルエンザの全体像をまとめる必要があった、と話す。2009年のパンデミック・インフ… 2013/09/19 感染症
今冬の新たな脅威はH7N9? それともH5N1あるいはMERS 今冬のインフルエンザ流行はどうなるのか――。南半球の流行状況をみると、オーストラリアなどでは昨シーズン同様、H3N2亜型とB型の混合流行になっている。また、姿を消したかの感のあるH1N1pdm09の感染も散発的に発生しており、北半球で何が流行株の主流になるのかは予測しがたい状況だ。一方で… 2013/09/15 感染症
アルボース、新興・再興感染症をテーマに感染症対策セミナーを開催 アルボースは今年も感染症対策セミナーを東京、大阪、名古屋で開催する。今年のテーマは「新興・再興感染症 -変わりゆく感染症とその対策-」。東京医科大学微生物学講座主任教授の松本哲哉氏を講師に迎え、NPO法人食品保健科学情報交流協議会顧問の伊藤蓮太郎氏および財団法人日本食品分析セン… 2013/09/15 感染症
米のH3N2vヒト感染例、ミシガン州で新たに1例、全米で17例に 米で動向が注視されている豚インフルエンザウイルス(H3N2v)のヒト感染例は、8月30日時点の米CDCの集計によると、新たにミシガン州で1例が確認された。2013年はこれで17例となった。ミシガン州からの報告は今回が初めてで、インディアナ州をはじめ、オハイオ州、イリノイ州の4州に広がった。… 2013/08/31 感染症
【寄稿】医療機関における新型インフルエンザ等対策 大規模・中規模医療機関向け診療継続計画策定の手引きの活用を 平成25年6月に策定された新型インフルエンザ等対策政府行動計画(以下「政府行動計画」)、「新型インフルエンザ等対策ガイドライン(以下「ガイドライン」)において、医療機関における診療継続計画の策定及び地域における医療連携体制の整備が求められている。医療機関において診療継続計画を策… 2013/08/30 感染症
【寄稿】国内で未知の感染症が確認された場合に備えて 医療機関における診療継続計画の作成例まとまる 国内で、新型インフルエンザをはじめとする未知の感染症が確認された場合に備え、自院の「診療継続計画」を作っておくことは、とても重要だ。しかし、単独の医療機関が一から診療継続計画を作成するのは容易なことではない。そこで、医療機関が限られた時間で効率的に「診療継続計画」を検討する… 2013/08/16 感染症
沖縄県のインフルエンザ、96週連続で流行中も減少傾向は続く 沖縄県のインフルエンザ流行が継続している。2013年31週(7月30日~8月5日)の定点当たり届出数は1.10人で、依然として流行の目安である「1人」を上回っており、これで2011年40週から96週連続の流行中となった(図1)。ただ、26週から5週連続の減少となり、昨シーズンのような再流行の兆しはみえ… 2013/08/09 感染症
鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスのパンデミックに備え、GOF実験開始を表明 中国でヒト感染例が確認された鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスがパンデミック化した場合に備え、オランダErasmus Medical CenterのRon A. M. Fouchier氏や東京大学医科学研究所の河岡義裕氏ら世界の研究者22人が、同ウイルスの機能獲得実験に取り組むことを表明した。8月7日、Nature誌およびSc… 2013/08/08 感染症
米のH3N2vヒト感染例、イリノイ州で新たに1例 米で動向が注視されている豚インフルエンザウイルス(H3N2v)のヒト感染例だが、8月1日時点の米CDCの集計によると、新たにイリノイ州で1例が確認された。2013年はこれで15例となった。入院例や死亡例は報告されていない。… 2013/08/07 感染症
南半球でインフルエンザ流行始まる、オーストラリアでは2週間で60%増 タミフル耐性のH1N1pdm09ウイルスの動向も注視 南半球ではインフルエンザの流行がいよいよ始まった。オーストラリアでは7月5日までの2週間で、5097人の感染者が確認され、前2週間の60%増となった。ただ例年に比べれば、スタートは遅めになっているという。… 2013/08/02 感染症
【寄稿】 市町村のための「新型インフルエンザ等行動計画作成の手引き」 保健所を設置していない市町村での10のステップを提示 新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づいた行動計画について、多くの都道府県が検討を開始している。今後、市町村においても専門家と協議をしながら行動計画を作成することが求められていることから、医師が地元の市町村などから意見を求められることもあるだろう。ここでは、最近示された「… 2013/07/31 感染症
今冬のインフルエンザ流行シーズンへ向けて注視すべきは? 今日は7月31日、夏真っ盛りの1日だ。例年、インフルエンザ関連で、この時期に注視するのは南半球の動向。しかし今夏は、警戒すべき対象が多岐にわたる。最も気を使うのが、今春に中国で確認された鳥インフルエンザA/H7N9ウイルス。米国のブ豚インフルエンザH3N2vも気がかりだ。もちろん忘れてはな… 2013/07/31 感染症
インフルエンザ2012/13シーズン・レビュー■No.2 最もピークが高かったのは新潟県、流行期間の最長は沖縄県 インフルエンザ2012/13シーズンを都道府県別に振り返ってみたところ、定点当たり届出数でみた場合、最も流行のピークが高かったのは新潟県で53.81人だった。流行期間の最長は沖縄県で2011年40週から94週連続の流行中となっている。… 2013/07/30 感染症
米のH3N2vヒト感染例、インディアナ州とオハイオ州で新たに2例 米で動向が注視されている豚インフルエンザウイルス(H3N2v)のヒト感染例は、7月27日時点の米CDCの集計によると、この1カ月に、インディアナ州とオハイオ州で、それぞれ1例ずつ確認された。2013年はこれで14例となった。入院例や死亡例は報告されていない。… 2013/07/30 感染症
第87回日本感染症学会 H1N1pdm2009ウイルス感染、日本で妊婦死亡例を0にできた理由は 2009年に発生したインフルエンザA/H1N1pdm2009ウイルスによるパンデミックの際、各国の専門家らの多くが「日本の不思議」を口にした。特に、日本で妊婦が1人も死んでいないという事実は、彼らにとってにわかに信じられない点の1つだった。「それは偶然の結果ではない。日本産科婦人科学会、日本産… 2013/07/26 感染症
GSK、企業における新型インフルエンザ対策セミナー グラクソ・スミスクラインは8月20日、企業における新型インフルエンザ対策をテーマに、セミナーを開催する。川崎市健康安全研究所長の岡部信彦氏が「新型インフルエンザ流行(パンデミック)と行動計画の改定点」のテーマで特別講演を行うほか、インターリスク総研取締役の本田茂樹氏が「企業に求… 2013/07/26 感染症
中国河北省で鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染例が確認される 中国北京市衛生局は7月20、河北省で初めてとなる鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染例が確認されたと発表した。中国本土と台湾で確認された感染者は、これで134例(うち死亡43人)となった。 2013/07/22 感染症
沖縄県のインフルエンザ、2011年40週から93週連続で流行中 沖縄県のインフルエンザ流行が終息していない。2013年28週(7月8~14日)の定点当たり届出数は3.53人で、依然として流行の目安である「1人」を上回っている。2011年40週から93週連続で、流行が続いている。 2013/07/19 感染症
【レポート】 新型インフルエンザ対策特措法が施行 「知事権限」「補償制度」を盛り込む 新型インフルエンザ等対策特別措置法が2013年4月に施行され、政府の行動計画、各種ガイドラインも固まった。ヒトに対して高い病原性を示す感染症が発生した場合、国を挙げての対策を展開する法的根拠が確立した。医療を確保するために知事の権限を規定する一方、医療者への補償制度を盛り込んだの… 2013/07/19 呼吸器
米のH3N2vヒト感染例、2013年に入ってから半年で12人に 米で動向が注視されている豚インフルエンザウイルス(H3N2v)のヒト感染例は、2013年もすでに12人に上っている。米CDCの6月28日時点の集計によると、州単位では最も感染者数が多くなっているインディアナ州で12人の報告があった。… 2013/07/19 感染症
インフルエンザ2012/13シーズン・レビュー■No.1 ピークは4週の36.48人、2000/01以降で5番目 流行期間は24週間で3番目 インフルエンザ2012/13シーズンは、2013年22週(5月27日~6月2日)に定点医療機関を受診した患者数が定点当たり0.7人となり、流行の目安とされる「1人」を下回り終息した。流行のピークは4週の36.48人で2000/01シーズン以降では5番目に高かった。シーズンインが2012年の50週で、流行期間は24週間… 2013/07/18 感染症
感染研、鳥インフルエンザA(H7N9)患者搬送における感染対策を公表 国立感染症研究所は7月16日、今冬の流行が危惧される鳥インフルエンザA(H7N9)患者を搬送する際の感染対策をまとめ、ホームページで公開した。搬送を担当する人が、「標準予防策・接触感染対策・飛沫感染対策・空気感染対策を必要に応じて適切に実施し、患者に対して過度な隔離対策をとらないよう… 2013/07/17 感染症
第87回日本感染症学会 小児のインフルエンザ心筋炎合併、特にパンデミック時の増加に留意を 小児では軽症のインフルエンザ心筋炎が見逃されている可能性は否定できない――。大阪医科大学の浮村聡氏らが行った小児科におけるインフルエンザ心筋炎の意識調査で明らかになったもので、その成果が第87回日本感染症学会(6月5~6日、横浜)で発表された。演者らは「特にパンデミック(世界的大… 2013/07/10 感染症
第54回日本臨床ウイルス学会 ラピアクタの解熱効果はタミフルよりも早く得られる ペラミビル(商品名ラピアクタ)の解熱効果は、オセルタミビル(商品名タミフル)より早く認められると考えられる臨床データが得られた。インフルエンザによる熱性けいれんと診断され入院した小児約50例で、ラピアクタとタミフルの解熱効果を比較したところ、投与開始から解熱までの解熱時間はラ… 2013/07/05 感染症
第54回日本臨床ウイルス学会 H1N1pdm09のタミフル・ラピアクタ耐性株検出率、2012/13シーズンも上昇 わが国では近年、A/H1N1pdm09でタミフル・ラピアクタ耐性株の検出率が上昇する傾向が認められているが、2012/13年シーズンにおいてもわずかながら上昇傾向が見られたことが分かった。2012/13年シーズンの耐性株は、すべて抗インフルエンザ薬未投与例から検出されたものだった。国立感染症研究所(… 2013/07/05 感染症
第54回日本臨床ウイルス学会 経鼻ワクチンで誘導されるIgA抗体に高いウイルス中和能 感染予防効果を持つ安全なインフルエンザワクチンの開発が強く望まれている。感染をより効果的に阻止するには、感染の場である気道粘膜上に、中和能力の高い分泌型IgA抗体を誘導する必要がある。分泌型IgA抗体を誘導する経鼻粘膜投与型インフルエンザワクチンの開発を進めている、国立感染症研究… 2013/07/02 感染症
第54回日本臨床ウイルス学会 T-705は細菌との混合感染下でも強い抗インフルエンザ作用を発揮 インフルエンザは、細菌との混合感染によって増悪、重症化することが知られている。細菌が、インフルエンザウイルスの増殖を可能にするトリプシン様プロテアーゼ(TLP)を産生するためと見られている。富山大学大学院ウイルス学の白木公康氏らは、第54回日本臨床ウイルス学会(6月8~9日、開催地… 2013/07/01 感染症
関係省庁対策会議、新型インフルエンザ等発生時における初動対処要領を決定 政府は6月26日、新型インフルエンザ等及び鳥インフルエンザ等に関する関係省庁対策会議を開催し、新型インフルエンザ等発生時における初動対処要領を決定した。政府行動計画及び新型インフルエンザ等対策ガイドラインが確定したことを受けたもの。… 2013/06/29 感染症
鳥インフルエンザとSARSの意外な共通点 2013年3月30日、中国上海市と安徽(あんき)省で鳥インフルエンザH7N9が発生し、3人の死者が出ました。当初は急速に感染が広まり、パンデミック化も懸念されましたが、5月上旬になると上海では終息の局面を迎え、元気になって退院していく患者や、入院中の患者にきめ細かい心理的ケアを施す医療従… 2013/06/27 事件・話題
台湾で鳥インフルエンザH6N1型ウイルスのヒト感染例 台湾衛生署は6月21日、鳥インフルエンザH6N1型のヒト感染例が確認されたと発表した。患者は20歳の女性で、症状が回復しすでに退院しているという。 2013/06/24 感染症
2012/13シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査 H1N1再流行に備え、タミフル、ラピアクタの耐性ウイルスには注意が必要 池松秀之氏(九州大学先端医療イノベーションセンター臨床試験部門長)に聞く 2012/13シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査の結果について、インフルエンザ診療の専門家のコメントを紹介する。今回は九州大学先端医療イノベーションセンター臨床試験部門長の池松秀之氏(特任教授)に読み解いてもらった。… 2013/06/14 感染症
“プライド高き素人集団”の手に握られた新型コロナウイルスMERS-CoVの運命 6月1日、サウジアラビア保健省のスタッフが新型コロナウイルスMERS-CoVが入ったバイアルを手に航空機に乗り込もうとして搭乗を拒否されるという出来事が発生、世界をあんぐりさせた。そんな物を持ち込んで飛行機に乗ってはいけないという小学生でも分かりそうなことがなぜ発生するのか。その背景… 2013/06/12 感染症
NEJM誌から 中国のH7N9感染者111人の特徴が明らかに ICU入院率77%、死亡率27%、発熱、咳、肺炎はほぼ必発 2013年春からヒトへの感染が中国で広がっている、新たな鳥インフルエンザ(A/H7N9)の感染確定例111人の特徴が明らかになった。中国浙江大学のHai-Nv Gao氏らが、New England Journal of Medicine誌電子版に2013年5月22日に発表した。… 2013/06/12 感染症
Lancet誌から オセルタミビル耐性獲得がH7N9重症化に関与か 中国で2013年春に発症した重症患者14人の解析から 中国東部で、2013年3月に重症の呼吸器疾患患者から分離された鳥インフルエンザ(A/H7N9)ウイルスは、オセルタミビル耐性変異を獲得し、それが転帰不良に関係していた可能性が示された。Shanghai Public Health Clinical Center(SPHCC)のYumwen Hu氏らが、Lancet誌電子版に2013年5月29日に報告… 2013/06/11 感染症
2012/13シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査 リレンザとタミフルは使用実績や使いやすさ、ラピアクタやイナビルは単回使用が選択理由 河合直樹氏(日本臨床内科医会インフルエンザ研究班長)に聞く 2012/13シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査の結果について、インフルエンザ診療の専門家のコメントを紹介する。今回は日本臨床内科医会インフルエンザ研究班長を務める河合直樹氏(河合医院院長、岐阜市)に読み解いてもらった。… 2013/06/10 感染症
鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス、日本の野鳥からは検出されず 環境省は6月7日、4月下旬から5月下旬にかけて実施した野鳥の追加調査の結果、採取した検体鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスは検出されなかったと発表した。 2013/06/08 感染症
2012/13シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査 リレンザとイナビル、小児科医の6割が「患者の状態に合わせて使い分けるべき」 ラピアクタの外来使用は37.3%、麻黄湯は26.8% 吸入薬であるリレンザとイナビルについては、数近くが「患者の状態に合わせて使い分けるべき」と考えていた。小児科に限ると6割に上ることも分かった。また、ラピアクタの外来での使用経験は37.3%、麻黄湯の使用経験は26.8%だった。「2012/13シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査」で明… 2013/06/07 感染症
2012/13シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査 外来・入院、年齢別に見た抗インフルエンザ薬の使用方針 「2012/13シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査」では、外来・入院別、年齢別に見た抗インフルエンザ薬の使用方針についても明らかにした。外来では、年齢別にみた使用方針は、タミフルとリレンザあるいはイナビルで異なるパターンを示した。入院では、重症例ほどラピアクタが選択されてい… 2013/06/05 感染症
中国の鳥インフルエンザA(H7N9)感染 入院患者14人中2人の検体でタミフル耐性マーカーが確認される 発症から治療開始までが2日と6日と長く、耐性マーカーの治療への影響は不明 中国の鳥インフルエンザA(H7N9)感染において、14人中2人の検体からタミフルとリレンザの耐性マーカーが確認された。Shanghai Public Health Clinical Center(SPHCC)のYunwen Hu氏らが、タミフルあるいはラピアクタによる治療を受けた入院患者を対象に調べたもの。Lancet誌のオンライン版で5月… 2013/05/30 感染症
新型インフルエンザ等対策ガイドライン(案)を読み解く タミフルとリレンザの備蓄を継続、追加・更新時にリレンザの割合増を検討 新型インフルエンザ等対策特別措置法が4月13日に施行となったのを受けて、政府行動計画、新型インフルエンザ等対策ガイドラインなどと肉付けの作業が進んでいる。現在、パブリックコメントを受け付けているガイドラインについてその中身を読み解き、実際に発動した場合に向けた課題を探った。今回… 2013/05/29 感染症
中国の鳥インフルエンザA(H7N9)感染 北京市で臨床症状伴う2例目が確認、感染者は132人、死亡は37人に 北京市衛生局は5月28日、6歳男児の鳥インフルエンザA(H7N9)感染例が確認されたと発表した。これで中国本土と台湾で、感染例は132例となった。死亡例は37人。 2013/05/29 感染症
2012/13シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査 小児インフルエンザワクチン、接種後の副反応の出現例は「変わらなかった」が85% 2011/12シーズンから小児へのインフルエンザワクチン接種量が増量となった。そこで、2012/13シーズンにおいて、接種後の副反応の出現例が増えたという印象はあったかどうか尋ねたところ、小児科医102人のうち85.3%は「変わらなかったと思う」と回答した。インフルエンザ診療Next編集がこのほど実… 2013/05/29 感染症
2012/13シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査 インフル対策、「マスク利用」80%、「迅速診断キットの確保」70% 2012/13シーズンは、どのようなインフルエンザ対策を実施したのか――。いくつかの選択肢を提示して回答者に選んでもらったところ、「マスクの利用」が78.3%、「迅速診断キットの確保」が66.7%、「患者に対するインフルエンザワクチン接種の実施」が64.6%などとなった。インフルエンザ診療Next… 2013/05/28 感染症
2012/13シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査 主に使う抗インフルエンザ薬、タミフルが55.9%で最多 優先順位1位はタミフル、2位がリレンザが最多 2012/13シーズンに主に使った抗インフルエンザ薬は、タミフルが55.9%で最も多かった。イナビルが30.1%、リレンザが8.9%で続いた。ラピアクタは2.8%だった。日経メディカル オンラインが実施した「2012/13シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査」で明らかになった。… 2013/05/24 感染症
中国の鳥インフルエンザA(H7N9)、新たな感染者は0人、死亡は1人 中国国家衛生・計画生育委員会は5月20日、5月13日16時から5月20日16時までに確認された鳥インフルエンザA(H7N9)感染者を発表した。この間の新たな感染者はなく、死亡は1人のみだった。これで、中国と台湾をあわせ、感染者総数は131人(うち死亡36人)となった。… 2013/05/24 感染症
日本感染症学会、入院例にはオセルタミビルの10日間投与を推奨 鳥インフルエンザA(H7N9)の治療指針を提言 日本感染症学会は5月17日、中国や台湾で患者が確認された鳥インフルエンザA(H7N9)について、国内での感染拡大の可能性や治療方針について考えをまとめた提言を公表。 2013/05/20 感染症
感染症学会、鳥インフルエンザA(H7N9)対応で暫定指針を公表 日本感染症学会は5月17日、中国で確認されている鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染に対応するための暫定的な指針をホームページで公表した。 2013/05/18 感染症
2012/13シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査 ワクチン接種で「インフルエンザに罹患しなかった」は86% 医師のインフルエンザワクチン接種率は91.4%と高水準にあり、接種した医師の86.2%は「インフルエンザに罹患しなかった」ことが分かった。インフルエンザ診療Next編集が実施した「2012/13シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査」で明らかになった。… 2013/05/15 感染症
中国の鳥インフルエンザA(H7N9)、新たな感染者は1人、死亡は4人 中国国家衛生・計画生育委員会は5月13日、5月6日16時から5月13日16時までに確認された鳥インフルエンザA(H7N9)感染者を発表した。新たな感染者は1人、死亡は4人だった。これで、中国と台湾をあわせ、感染者総数は131人(うち死亡35人)となった。… 2013/05/14 感染症
中国の鳥インフルエンザ、感染者の77%に鶏を含む生きた動物との接触歴 1251人の濃厚接触者にH7N9感染は確認されず 中国の鳥インフルエンザA(H7N9)感染の疫学的調査の結果が4月末、NEJM誌に掲載された。その中で、感染者の77%に鶏を含む生きた動物との接触歴があったこと、1251人の濃厚接触者にH7N9感染は確認されなかったことなどが明らかになった。… 2013/05/10 感染症
インタビュー◆倉敷中央病院呼吸器内科主任部長・石田直氏に聞く 高齢者にはインフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンの併用接種を NHCAP診療ガイドラインがワクチン療法の実践を推奨 日本呼吸器学会は2011年、医療・介護関連肺炎(NHCAP)診療ガイドラインを発表した。市中肺炎(CAP)でもなく院内肺炎(HAP)でもないNHCAPに焦点を当て、抗菌薬の使用法を中心とした診療指針を示したものだ。その中で、肺炎の予防策としてワクチン療法の実践を推奨している。ガイドライン策定に… 2013/05/09 感染症
Lancet誌から ヒトと生鮮市場のニワトリのH7N9遺伝子配列に高い相同性 中国のH7N9感染者4人の臨床データとウイルス遺伝子を分析 NEJM誌に続いてLancet誌も、中国での鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスに感染した患者の臨床データとウイルスの遺伝子に関する情報を掲載した。感染者から分離されたウイルスの遺伝子配列と、患者が鳥に接触した生鮮市場で売られていたニワトリから分離されたウイルスの遺伝子配列の相同性は高く… 2013/05/07 感染症
鳥インフルエンザA(H7N9)、感染者が130人、死者31人に 累積致死率は23.8%に上昇 中国国家衛生・計画生育委員会は5月6日、1日16時から6日16時までに新たに確認された感染者は2人、死者は4人であることを発表した。これで感染者総数は台湾の1例を加え130人に、このうち死者は31人となった(図1、表1)。同委員会は、前回の5月1日発表から1週間ごとの発表に変更、今回で2回目とな… 2013/05/07 感染症
季節性インフルエンザ、全国平均で2週連続の増加 季節性インフルエンザの患者数が増加している。インフルエンザ定点当たり届出数によると、4月28日までの1週間で定点医療機関を受診した患者数は全国平均で3.07人となり、2週連続の増加となった。ただし、増加した自治体は27都道県で、前週の42都道府県からは減少した。… 2013/05/07 感染症
鳥と感染者から分離された鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスに違いがあるのはなぜか 感染者から分離された鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスと、感染経路上に浮上しているライブバードマーケット(生鳥市場)などの鳥から検出されたウイルスは、遺伝子学的によく似ているものの、明らかな違いがあることが判明している。いったいどういうことなのか――。… 2013/05/02 感染症
季節性インフルエンザ、42都道府県で増加 迅速診断陽性例のほとんどがB型 収束に向かっていた季節性インフルエンザだったが、一転、4月21日までの1週間に定点医療機関を受診した患者が増加した。インフルエンザ定点当たり届出数(第16週)によると、42都道府県で患者が増加、全国平均は2.89人と前週の1.44倍に増加した。… 2013/05/01 感染症
鳥インフルエンザA(H7N9)を指定感染症と検疫感染症に指定、5月6日から施行 政府は4月26日、鳥インフルエンザA(H7N9)を感染症法上の「指定感染症」と検疫法上の「検疫感染症」に指定するための関連政令を閣議決定した。5月6日からの施行となる。鳥インフルエンザA(H7N9)についても、鳥インフルエンザA(H5N1)と同様の対応ができるようにすべきとの判断による。… 2013/04/28 感染症
江西省、福建省でも確認、鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者は119人、死者23人に 中国各省の発表によると、江西省、福建省でも、鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者が確認された。中国本土では感染者が確認された地域が、2市7省に拡大した。台湾の1例と合わせると、感染者総数は119人、死者が23人となった。… 2013/04/28 感染症
トレンドビュー◎H7N9にどう備える? 鳥インフルエンザは下気道症状に要注意 治療の基本は早期のノイラミニダーゼ阻害薬 WHOは4月1日、中国で鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス(以下、H7N9)に感染した患者が3人発生したことを発表した。H7N9はこれまで家禽や野鳥からの検出報告はあったが、ヒトへの感染の確認は世界初。4月24日までに中国では108人の患者(うち22人死亡)が確認され、濃厚接触者は1000人以上に上る… 2013/04/26 感染症
台湾で初の感染例、中国渡航の53歳男性 鳥インフルエンザA(H7N9)、感染者は109人、死亡23人に 台湾衛生署は4月24日、鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者が確認されたと発表した。患者は53歳男性で、発病前に仕事で中国の江蘇省蘇州に渡航していた。衛生署は「輸入症例」と位置づけており、感染源は不明だが、渡航先だった中国本土の可能性が高いとの見方を示している。… 2013/04/25 感染症
山東省でも確認、鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者は108人、死者22人に 中国国家衛生・計画生育委員会によると、4月22日16時から23日16時までに、新たに4例の鳥インフルエンザA(H7N9)ヒト感染例が確認され、感染者総数は108人、死者は22人となった。山東省から初めてとなる感染者が報告され、ヒト感染例が確認された地域は、7省市に広がった。… 2013/04/24 感染症
新型インフルワクチンは関節リウマチ患者にも有効 新型インフルエンザワクチンの接種は、関節リウマチ患者に対しても有効であることが示された。また、新型インフルエンザ発症の有意なリスク因子はワクチン非接種と高齢で、関節リウマチの疾患活動性や治療内容は関連がなかった。東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センターの小橋川剛氏が、4月18… 2013/04/22 感染症
中国CDC速報、鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者は102人、死者は20人に 中国CDCによると、4月20日16時から21日16時までに新たに6人の鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者が確認された。浙江省から5人、江蘇省から1人の報告だった。また、治療中だった患者のうち3人の死亡が確認された。これで感染者は102人、うち死者は20人となった(図1、表1)。… 2013/04/22 感染症
国立感染症研究所、4月19日時点でのリスク評価を公表 ヒトへの感染源として「ブタ」の可能性を指摘 国立感染症研究所は、中国で拡大が懸念されている鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染について、4月19日時点でのリスク評価を公表した。その中で、ヒトへの感染源として「ブタ」の可能性を指摘した。 2013/04/20 感染症
鳥インフルエンザA(H7N9)、無症候例、軽症例の確認が意味すること 鳥インフルエンザA(H7N9)ヒト感染例が連日几帳面に報告され続けている。一見単調ななかに、ドキンとさせられるものがある。旅行先の湖南省で発症して上海に戻りケロリと回復した小児例だ。 2013/04/19 感染症
中国CDC速報、鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者は88人、死者は17人に 中国CDCによると、18日までに新たに5人の鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者が確認された。上海市、江蘇省、河南省から各1人、浙江省から2人の報告があった。これで感染者は88人、うち死者は17人となった。… 2013/04/19 感染症
中国の鳥インフルエンザA(H7N9)、1日の確認例が14人に 中国の鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染が拡大している。中国国家衛生・計画生育委員会の4月16日20時の発表によると、4月15日18時以降、新たに14人の感染者が確認された。1日当たりの確認例としては、これまでの最多となった。上海市から6例、浙江省から5例、江蘇省から3例だった。… 2013/04/17 感染症
要注意! H7N9はステルス型インフルエンザウイルスだ 中国国家衛生・計画出産委員会が2013年3月31日、上海市と安徽省でH7N9型鳥インフルエンザに3人が感染したと発表して以来、4月14日現在で既に感染者は60人、そして死者は13人を突破、とうとう揚子江デルタから首都北京まで飛び火しました。… 2013/04/16 感染症
NEJM誌から H7N9型鳥インフルエンザに共通する症状は発熱、咳、呼吸困難、AST、CK、LDH値の上昇 中国で死亡した3人の臨床症状とウイルス遺伝子配列を分析 中国で広がるH7N9型鳥インフルエンザウイルスに感染し、死亡した患者3人の臨床症状とウイルス遺伝子配列の分析結果が、中国疾病対策センター(CDC)のRongbao Gao氏らによって、NEJM誌電子版に2013年4月11日に報告された。… 2013/04/16 感染症
中国のH7N9型鳥インフルエンザ 上海市で夫婦の感染例、ヒト‐ヒト感染とするには判断材料が不足 上海市は4月14日、H7N9型鳥インフルエンザの感染が確認された夫婦の事例について、先に診断されていた妻から夫へのヒト‐ヒト感染とするには「現在得られている情報では判断材料が不足している」との見解を示した。… 2013/04/15 感染症
中国のH7N9型鳥インフルエンザ、感染者が60人、死者13人に 中国のH7N9型鳥インフルエンザが拡大傾向を見せている。中国国家衛生・計画生育委員会の4月14日17時の発表によると、13日17時以降、新たに11人の感染者が確認された。1日当たりの確認例としては、これまでの最多となった。河南省で初めてとなる患者が確認され、地域的にも上海市、安徽省、江蘇省… 2013/04/15 感染症
中国のH7N9型鳥インフルエンザ、感染者が45人、死者11人に 北京でも1例を確認、在中国日本国大使館が注意喚起 北京市衛生局は4月13日、H7N9型鳥インフルエンザの感染者が1人確認されたと発表した。また、上海市も13日、新たに1人の患者が感染例と確認された。12日までに、上海市と浙江省は新たに、それぞれ2人と3人の感染者が確認されたと発表。上海市では、すでに感染確認例となっていた治療中の患者が1人… 2013/04/14 感染症
中国のH7N9型鳥インフルエンザ、死亡例の臨床像が明らかに 発症から1週間と非常に急速な経過、最後はARDSを呈し死亡 前回、H7N9型鳥インフルエンザの臨床像を中国の一般報道から読み取り紹介した。当面は正確な情報の発表なく、症例報告の国際ジャーナルへの投稿が許されるのはもう少し先を想定していたが、思ったより早く公表された。SARSが発生した2003年のときには、こういうことはなく、軍病院医師がTIMES誌へ… 2013/04/12 感染症
中国のH7N9型鳥インフルエンザ、感染者が38人、死亡は10人に 中国のH7N9型鳥インフルエンザは4月11日、感染者が38人、死亡は10人となった。新たに、江蘇省で2人、上海市で3人(うち死亡1人)の感染例が確認された(図1、表1)。1日当たりの感染者数は、2日連続で5人だった。… 2013/04/12 感染症
中国のH7N9型鳥インフルエンザ、感染者は33人、死亡は9人に 中国のH7N9型鳥インフルエンザ感染は、4月10日に新たに5人の感染者が確認され、3月31日からこれまでに感染者は33人、うち死亡が9人となった。1日当たりの確認例は、4月5日に5人と最多だったが、6日と7日は2人ずつと減っていた。しかし、8日、9日はそれぞれ4人、さらに10日には再び5人と増加傾向に… 2013/04/11 感染症
中国一般報道から読み解くH7N9感染の臨床像 H7N9型鳥インフルエンザの感染者、その重症例がどのような臨床経過をたどるのかは、ベールに包まれている。現地報道(中国青年報)に上海第五人民病院で亡くなった27歳男性例をめぐるドキュメンタリー仕立てのルポが載っているのでそこから臨床症状の経過を読み解いてみた。浮き上がってくるのは… 2013/04/10 感染症
H7N9型鳥インフルエンザ、感染者28人、死者8人に 上海市および在上海日本国総領事館などによると、4月9日、新たに4人のH7N9型鳥インフルエンザ感染例が確認された。また、江蘇省では治療中だった確認例の1人が死亡した。中国の感染者数は上海市、安徽省、江蘇省、浙江省の1市3省で計28人に、死亡は8人となった。… 2013/04/10 感染症
H7N9型鳥インフルエンザ、感染者24人、死亡7人に 在上海日本国総領事館によると、上海市、安徽省、江蘇省の各政府は、7日から8日にかけて、新たに4人(うち死亡1人)のH7N9型鳥インフルエンザ感染例が確認されたと発表した。これで中国の感染者数は上海市、安徽省、江蘇省、浙江省の1市3省で計24人に、死亡は7人となった。… 2013/04/09 感染症
第28回日本環境感染学会 ランドセルやペットボトルに付着したウイルス、15分以上も感染性を保持 撥水性素材のペットボトルのほか、ゴムやランドセルに付着させたインフルエンザウイルスは、15分以上も感染性を保っていることが明らかにされた。手指などを介した接触感染も感染経路の1つだが、日常生活で触れる機会の多いこれらの素材がウイルスの伝播源になる可能性を示したものだ。和歌山信愛… 2013/04/09 感染症
中国のH7N9型鳥インフルエンザ、感染者が20人に、上海市が半数 中国衛生計画生育委員会は4月7日17時、上海市で新たに2人のH7N9型鳥インフルエンザ感染者が確認されたことを発表した。2人とも現在も治療中。濃厚接触者が6人把握されているが、これまでのところ異常は見られていないという。… 2013/04/08 感染症
H7N9型鳥インフルエンザ、上海で新たに2人確認、中国の感染者は18人に 4月6日のWHO発表したところによると、上海市で新たに2人のH7N9型鳥インフルエンザ感染者が確認された。患者は74歳男性と66歳男性。74歳の患者は3月28日に発病、現在、危険な状態にある。66歳の患者は3月29日に発病、こちらは比較的症状が軽いという。… 2013/04/07 感染症
中国のH7N9型鳥インフルエンザ、感染者は16人、死亡は6人に 中国で確認されたH7N9型鳥インフルエンザの感染者は16人、死亡は6人となった。WHOが4月5日に発表した。 2013/04/06 感染症
H7N9型鳥インフルエンザ、上海で3人が新たに確認例に 濃厚接触者の1人に症状があり、隔離治療中 上海市衛生・計画生育委員会によると、4月5日、先日の発表で疑い例とされていた3例が、鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例だったことが確認された。うち1人が死亡、1人が治療中、1人が回復となっている。これで上海市の感染者数は6人、死亡が4人となった。中国全体では感染者が14人、死… 2013/04/05 感染症
H7N9型鳥インフルエンザ感染者の社会的属性から見えてくるもの 毎日のように新たな感染者が積み上がる鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例であるが、今回は感染者の社会的属性に着目してみた。 2013/04/05 感染症
中国の鳥インフルエンザH7N9型ウイルス、タミフルとリレンザに感受性あり WHOによると、中国でヒト感染例が確認された鳥インフルエンザH7N9型ウイルスは、抗インフルエンザ薬のタミフルとリレンザに感受性があることが明らかになった。 2013/04/04 感染症
中国のH7N9型鳥インフルエンザ、死者4人、感染者11人に 上海市衛生・計画生育委員会および浙江省衛生庁によると、4月4日、上海市と浙江省湖州市で、新たに鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が確認された。上海市の患者は死亡し、これまでに中国で確認された感染者は11人、死亡は4人となった。… 2013/04/04 感染症
H7N9型鳥インフルエンザ、中国で死者3人、感染者9人に 在上海日本国総領事館によると、中国浙江省衛生庁は4月3日、鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が確認され、1人が死亡したと発表した。3月31日に上海市と安徽省で3人の感染が確認されて以降、感染者は9人に、うち死亡例は3人となった。確認された地域も、上海市と安徽省のほか江蘇省、浙… 2013/04/04 感染症
在中国日本国大使館、H7N9型ヒト感染例確認を受け在留邦人に注意呼びかけ ヒト‐ヒト感染は「現時点では証明されていない」 在中国日本国大使館は4月1日、上海市や安徽省において鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が確認されたことを受けて、「鳥インフルエンザ関連情報」を発し注意を促した。その中で、在留邦人に対して、発熱、咳などの呼吸器感染の症状が発症した場合、特に高熱や呼吸困難の症状がある場合… 2013/04/03 感染症
世界中で注目され始めた新型コロナウイルスNCoVの進展 昨年サウジアラビアで発生が報告されて以来、じわじわと感染者の報告が積み上がっている新型コロナウイルスNCoV(SARS類似)。その報道が世界中で盛り上がりつつある。 2013/04/01 感染症
上海市と安徽省で3人がH7N9型鳥インフルエンザと診断される 中華人民共和国衛生部は3月31日、上海市と安徽省で3人がH7N9型鳥インフルエンザに感染したと発表した。上海市の患者は87歳男性と27歳男性。87歳男性は、2月19日に発病し、3月4日に死亡した。27歳男性は2月27日に発病し、3月10日に死亡した。また、安徽省ジョ州市では、35歳女性が、3月15日に発病… 2013/04/01 感染症
知っておきたい「新型インフルエンザ等対策特別措置法」のポイント【No.5】 「外出自粛が要請された地域では職場に行くことができなくなる?」 特措法に対する理解と納得に欠かせない13のQ&A 内閣官房がパブリックコメントを募集するなど、新型インフルエンザ等対策特別措置法の施行へ向けた準備が進んでいる。いざ「緊急事態宣言」が発動されれば「知らなかった」ではすまない行動制限が求められるが、あなたがもしものときに冷静に行動するためにも、特措法に対する理解と納得は欠かせ… 2013/03/01 感染症
知っておきたい「新型インフルエンザ等対策特別措置法」のポイント【No.4】 パンデミックワクチン接種までのタイムラグ解消はどこまで 10mLバイアル製造優先、集団接種が基本に パンデミック(世界的大流行)を引き起こすような未知の感染症が発生した場合、国民全員に対する予防策という意味ではパンデミックワクチンが最も有力な武器となる。パンデミックを引き起こすようなインフルエンザウイルスではもちろん、かつて発生したSARSのような未知の感染症であっても変わら… 2013/02/25 感染症
内閣官房、新型インフル等特措法施行令案でパブリックコメントを募集 内閣官房新型インフルエンザ等対策室は2月18日、新型インフルエンザ等対策特別措置法施行令案に対するパブリックコメントの募集を開始した。3月19日までの間、意見を受け付ける。 2013/02/22 感染症
知っておきたい「新型インフルエンザ等対策特別措置法」のポイント【No.3】 パンデミックワクチン、特定接種の対象業種に「薬局」が含まれる パンデミック(世界的大流行)を引き起こすような未知の感染症が発生した場合、その流行拡大を可能な限り抑えて、かつ、感染者の重症化を防ぐために、パンデミックワクチンが重要な武器となる。しかし、パンデミックワクチンとて万能ではない。発生から接種までのタイムラグ、2つの「優先順位問題… 2013/02/22 感染症
知っておきたい「新型インフルエンザ等対策特別措置法」のポイント【No.2】 H5N1プレパンデミックワクチンの「事前接種」は盛り込まれず 新型インフルエンザ等対策有識者会議がまとめた「中間とりまとめ」は、新たに策定する政府の行動計画や各種ガイドラインの下地になるものだ。そこで、現行の「新型インフルエンザ対策行動計画」(2011年9月20日改定)と見比べてみた。まず気づくことは、鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)をも… 2013/02/19 感染症
カンボジア、中国、エジプトで鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例を確認 WHOは2月15日、カンボジアで7例、中国で2例、エジプトで1例、それぞれ新たな鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例が確認されたと発表した。中国の事例以外は、死亡あるいは病気の家禽類との接触歴が確認されている。積極的サーベイランスによると、いずれの事例においても、これまでのところ… 2013/02/18 感染症
知っておきたい「新型インフルエンザ等対策特別措置法」のポイント【No.1】 感染症法があるのに、なぜ「特措法」が必要だったのか 新型インフルエンザ等対策有識者会議が「中間とりまとめ」 新型インフルエンザ等対策特別措置法が成立し公布されたのが昨年の5月11日。施行は公布から1年以内とされており、新たな政府の行動計画、ガイドラインなどの内容の検討が進んでいる。2月7日に新型インフルエンザ等対策有識者会議が発表した「中間とりまとめ」をもとに、特措法のポイントをピック… 2013/02/15 感染症
北海道大学大学院特任教授の喜田宏氏に聞く 「特措法の前にすべきことがある」 季節性インフルエンザ対策こそが基本 新型インフルエンザ等対策特別措置法の施行に向け、ガイドラインなどの細目の肉付けが進んでいる。これに対して、北海道大学大学院獣医学研究科特任教授兼人獣共通感染症リサーチセンター統括の喜田宏氏は、「特措法の前にすべきことがある」とし、季節性インフルエンザ対策こそが基本と訴え続け… 2013/01/30 感染症
インフルエンザ流行が拡大、全国的に注意報レベルを超える インフルエンザの流行が拡大している。各都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数によると、第2週(1月7~13日)に全国平均で12.07人となり、前週の3.91人から3倍に急増し、注意報レベルとされる10人を超えた。… 2013/01/18 感染症
【寄稿】マスク装着の予防効果 外出時にマスクをする人は様々な予防策も行っている インフルエンザ流行シーズンに、マスクを着用する目的は何でしょうか。自分を感染から守るためであれば、N95などに代表されるレスピレーターの着用が必要となります。一般的なマスクは、咳やくしゃみなどの症状のある人が着用して、ほかの人に感染を広げないために使うことを目的としています。た… 2013/01/15 感染症
群馬県に次いで栃木県、佐賀県でも全域で注意報レベルに インフルエンザの流行が全国的に拡大してきた。インフルエンザ定点当たり届出数によると、2012年52週(12月24~30日)に、群馬県が15.05人、栃木県が10.72人、佐賀県が10.26人となり、注意報レベルとされる10人を超えた。… 2013/01/11 感染症
外房こどもクリニックの黒木春郎氏に聞く 5歳児以上の症例ではイナビル吸入が十分可能 吸入確認用笛で吸入可否を事前に把握 2010年に第4のノイラミニダーゼ(NA)阻害薬として登場したイナビルは、一度の吸入で治療が完結することから、服薬の利便性、コンプライアンスの向上が期待されている。その一方で、医師や薬剤師らの指示通りに吸入できたかどうかが治療効果に影響するとの指摘もある。外房こどもクリニックの黒木… 2013/01/09 感染症
インフルエンザ抗体保有状況の続報が公表 引き続き「ワクチン接種などの予防対策が望まれる」 国立感染症研究所は12月27日、インフルエンザ感受性調査の第2報を公表した。12月7日に発表された第1報同様、全体としてはB型(山形系統)が調査した株の中で最も低い抗体保有率(31.0%)で変わらなかった。特に10歳未満および50歳以上の各年齢群は25%未満と比較的低い水準だった。コメントの中… 2012/12/29 感染症
群馬県、今シーズン初のインフルエンザ注意報を発令 群馬県は12月26日、第51週(12月17~23日)の定点当たり届出数が県全域で13.07人となり、注意報レベルとされる10人を超えたたため、今シーズン初のインフルエンザ注意報を発令した。突然の発熱など症状があった場合には、早めに医療機関を受信するよう呼びかけている。… 2012/12/27 感染症
日本臨床内科医会インフルエンザ研究班班長・河合直樹氏に聞く ノイラミニダーゼ阻害薬は4薬剤とも耐性化傾向は認めず インフルエンザへの曝露後予防投与の推奨を柱とする日本感染症学会の提言を機に、薬剤耐性ウイルスの誤解が存在することが露見された。臨床現場での誤解を解くために、日本臨床内科医会インフルエンザ研究班班長の河合直樹氏に、耐性ウイルスの実像を解説していただいた。… 2012/12/27 感染症
日本感染症学会インフルエンザ委員会委員長・渡辺彰氏に聞く 学会提言で曝露後予防投与を推奨した理由 耐性化の懸念は「大きくない」 日本感染症学会は2012年夏、院内や施設内でのインフルエンザ流行に対して、抗インフルエンザ薬の曝露後予防投与を推奨する提言を発表した。ウイルスの薬剤耐性化については、「高度の免疫不全状態の患者以外では、懸念することはない」との見解を示した。学会のインフルエンザ委員会委員長の渡辺… 2012/12/26 感染症
全国的にインフルエンザの流行期に入る ワクチン接種をはじめとする予防策の徹底を呼びかけ 全国的にインフルエンザの流行期に入ったことが明らかになった。都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数によると、第50週(12月10~16日)の全国(総数)の定点当たり届出数が1.17人となり、流行の目安とされる「1人」を超えた。各自治体は、本格的な流行に向けてワクチン接種をは… 2012/12/21 感染症
【寄稿】災害とリスクコミュニケーション 相手との双方的コミュニケーションが必要 12月2~3日、大阪国際会議場にて第60回日本職業災害医学会が開催された。開会式に引き続き「災害とリスクコミュニケーション」と題したシンポジウムが開催され、リナックスカフェ代表の平川克美氏を招いて、神戸大学の岩田健太郎氏と私の講演、さらにディスカッションが行われた。… 2012/12/17 感染症
インフルエンザ患者が7週連続で増加、千葉、大分でも全県で流行始まる インフルエンザ患者が増えてきた。全国の定点当たり届出数は第49週(12月5~11日)に0.57人となり、7週連続で増加した。新たに千葉県や大分県でも全域で流行の目安とされる「1人」を超え、本格的な流行が始まった。… 2012/12/14 感染症
第60回日本ウイルス学会学術集会 今シーズンのワクチン株と抗原性が同じB型山形系統株が増加 2011/12年シーズンの8都道府県における臨床検体の分析で 2011/12年シーズンにおけるインフルエンザは、A/H3N2(香港型)とB型の混合流行で、A香港型はヘマグルチニン(HA)蛋白の遺伝子変異が進み、2011/12年シーズンのワクチン株とは抗原的にもやや異なるウイルスが流行したものの、2012/13年シーズンのワクチンとは一致していたこと、B型はVictoria系… 2012/12/14 感染症
新型インフルエンザワクチンの国家プロジェクト、1社撤退の波紋 厚労省はプロジェクトの在り方を見直すきっかけとすべき 感染症用ワクチンなどのメーカーである阪大微生物病研究会(阪大微研)は2012年11月22日、厚生労働省が進めていた細胞培養法による新型インフルエンザワクチンの開発・生産のプロジェクトから撤退する旨の申し出を厚労省に対して行った。… 2012/12/14 感染症
第16回日本ワクチン学会学術集会 公費助成で高いワクチン接種率を実現、インフルエンザの低発病率や学級閉鎖減少に貢献 公費助成によりインフルエンザワクチンの接種率が高くなり、それがインフルエンザ発病率の低さあるいは学級閉鎖の減少に貢献していることが示された。北海道網走斜網地区の小中学校を対象に検討した結果、明らかになったもの。JA北海道厚生連網走厚生病院の立花幸晃氏らが、11月17、18日に横浜で… 2012/12/12 感染症
第16回日本ワクチン学会学術集会 園乳児、園幼児、小学校低学年でインフルエンザワクチンの有効性を認める 2011/12シーズンにおけるインフルエンザワクチンの効果を検討したところ、園乳児組、園幼児組、小学校低学年でインフルエンザワクチンの有効性が認められた。特に園乳児組では有効性が高く、未接種群のインフルエンザ罹患率が36.4%だったのに対し、園乳児組の1回接種群が22.2%、2回接種群が15.7… 2012/12/11 感染症
第44回日本小児感染症学会 二峰性発熱例、イナビル治療群はリレンザ治療群より有意に多く いったん37.5℃未満に解熱後、24時間以降に再び37.5℃以上に発熱するインフルエンザの二峰性発熱例は、イナビル治療群の方が同じ吸入薬であるリレンザ治療群よりも有意に多いことが示された。2011/12シーズンに北海道内の多施設医療機関で行われた前向き観察研究で明らかになったもの。北海道大学… 2012/12/10 感染症
インフルエンザ抗体保有状況が公表 「ワクチン接種などの予防対策が望まれる」 B型(山形系統)で低い抗体保有率 国立感染症研究所は12月7日、インフルエンザ感受性調査の結果(速報第1報)を発表した。全体ではB型(山形系統)が調査した株の中で最も低い抗体保有率(35.0%)だった。特に10歳未満および55歳以上の各年齢群は25%未満と比較的低い水準だった。ワクチン株に対する抗体保有率が低かった年齢層に… 2012/12/09 感染症
インフルエンザ患者、佐賀県で急増 沖縄県に次いで流行入りした佐賀県で、インフルエンザの患者が急増している。定点当たり届出数をみると、43週(10月22~28日)に1.18人となり、全県域で流行の目安とされる「1人」を超えた。44週に一旦0.79人に減少したが、その後は45週に1.13人、46週に1.59人、47週に3.82人、48週(11月26日~12… 2012/12/07 感染症
第60回日本ウイルス学会学術集会 NA阻害薬への感受性低下につながり得る新しいアミノ酸変異を検出 2009/10年~2011/12年の3シーズンに、インフルエンザ症状で全国9都道府県の医療機関を受診した患者の臨床分離株を調べたところ、ノイラミニダーゼ(NA)阻害薬に対する感受性低下につながる可能性のある新しいアミノ酸変異が検出されたことが分かった。新潟大学大学院医歯学総合研究科国際保健学… 2012/12/07 感染症
第60回日本ウイルス学会学術集会 鳥由来インフルエンザウイルスがブタで感染を繰り返すと、ヒトにパンデミックを起こし得るウイルスが優勢に 鳥由来のインフルエンザウイルスがブタで感染を繰り返すうちに、ヒトにパンデミックを起こし得るウイルスが優勢になってくることが分かった。カモから分離されたA/duck/Hokkaido/5/77(H3N2)インフルエンザウイルスをブタに経鼻接種し、継代したところ、ヒト型レセプター特異性のヘマグルチニン… 2012/12/05 感染症
第60回日本ウイルス学会学術集会 ラピアクタ、イナビルの抗ウイルス効果はタミフルと同等、H1N1pdm09に対して特に良好 2010/11年シーズンの小児インフルエンザ患者の臨床検体を用いた検討で、新規抗インフルエンザ薬ラピアクタ、イナビルの抗ウイルス効果はタミフルと同等であり、2009年にパンデミックを起こしたA/H1N1pdm09に対して特に良好であったことが、東京大学医科学研究所ウイルス感染分野の坂井(田川)優… 2012/12/05 感染症
第60回日本ウイルス学会学術集会 H1N1pdm09でH275Y耐性変異株が増加傾向、未投与例からの検出率の上昇も 国立感染症研究所と全国地方衛生研究所による日本国内の最近4シーズンにおける抗インフルエンザ薬耐性株サーベイランスの結果が、同研究所インフルエンザウイルス研究センターの高下恵美氏らにより、第60回日本ウイルス学会学術集会(11月13~15日、開催地:大阪市)で報告された。A/H1N1pdm09で… 2012/12/04 感染症
日本化学療法学会西日本支部総会/日本感染症学会中日本・西日本地方会学術集会 NA阻害薬4薬とも耐性化傾向は認められない 2010/11年シーズン、2011/12年シーズンの全国臨床分離株で感受性調査 2010/11年シーズン、2011/12年シーズンに、全国の医療機関31施設で迅速診断キット陽性と判定されたインフルエンザ患者のウイルス臨床分離株を用いて、4種のノイラミニダーゼ(NA)阻害薬に対する感受性を調べた結果、いずれのNA阻害薬でも耐性化の傾向は認められなかった。九州大学先端医療イノベ… 2012/11/27 感染症
日本化学療法学会西日本支部総会/日本感染症学会中日本・西日本地方会学術集会 抗インフルエンザ薬による獲得免疫抑制をマクロライド薬併用で阻止 抗インフルエンザ薬はウイルスの増殖を抑制することにより症状を改善する。しかし、ウイルス増殖抑制により、体内で産生されるウイルス抗原量が減少するため、獲得免疫の発動も抑制される。徳島大学疾患酵素学研究センター共同利用・共同研究「酵素学研究拠点」の木戸博氏らは、抗インフルエンザ… 2012/11/22 感染症
新潟大学大学院医歯学総合研究科教授の齋藤玲子氏に聞く Aソ連型は‘進化の壁’を乗り越えられずにいたのではないか HA遺伝子HA1ユニットの系統樹解析から見えてくるもの 忽然と姿を消した感のあるAソ連型(H1N1亜型)ウイルスは、‘進化の壁’を乗り越えられずにいたのではないか――。インフルエンザウイルスのHA遺伝子(HA1ユニット)の系統樹解析から、こんな見方が浮上している。新潟大学大学院医歯学総合研究科国際保健学分野(公衆衛生)をはじめとする研究グ… 2012/11/16 感染症
第23回全国介護老人保健施設大会 美ら沖縄 抗インフルエンザ薬の予防投与を推奨 欧米に続き、今年8月、日本感染症学会も提言 抗インフルエンザ薬はより早期の投与が推奨されているが、予防投与についてはこれまで推奨されていなかった。ところが最近、欧米の指針変更に続き、わが国でも、日本感染症学会から予防投与を推奨する提言が示された。第23回全国介護老人保健施設大会 美ら沖縄(ちゅらうちなぁ)(10月3~5日、… 2012/11/01 感染症
2012/13シーズンに流行するインフルエンザウイルスは A/H3N2再流行の懸念、山形系統B型ウイルスに警戒、H1N1pdm09はアジアからの輸入例に注意 2012/13シーズンに流行するインフルエンザウイルスは、A/H3N2、それともB型、あるいはH1N1pdm09か――。この問いに対する明確な答えはもちろんないのだが、夏場以降のウイルスの分離例や人々の抗体保有率の動向などから、ある程度の推測は可能だ。各地方衛生研究所からの報告などをもとに、大胆に… 2012/10/30 感染症
第23回全国介護老人保健施設大会 美ら沖縄 インフルエンザ発症14時間後に個室隔離 高齢者施設で他入所者の発症、不顕性感染を阻止 高齢者施設で入所者1人がインフルエンザを発症した。標準予防策に加え、発症14時間後に個室隔離とするなどの対策をとった結果、その後施設内の発症、不顕性感染は見られず、感染拡大を阻止できた――。さいたま市の介護老人保健施設うらわの里施設長の五島敏郎氏が、第23回全国介護老人保健施設大… 2012/10/26 感染症
第23回全国介護老人保健施設大会 美ら沖縄 職員が来所者全員の手洗いを確認、有症状者にはマスク着用、立ち入れ禁止求める 高齢者施設でインフルエンザウイルス侵入阻止に成功 高齢者施設のインフルエンザ対策においては、まずウイルスを施設内に入れないようにすることが重要だ。北海道音更町の介護老人保健施設とかち(森川利則施設長)では、季節性インフルエンザ対策として、職員が玄関ホールで来所者全員に手洗い、有症状者のマスク着用を求め、流行警報期にはこの対… 2012/10/24 感染症
第23回全国介護老人保健施設大会 美ら沖縄 インフルエンザ対策? 保育園で次亜塩素酸ナトリウム溶液を加湿器噴霧 誤った感染症対策は無意味なだけでなく危険 医療機関や介護施設では、さまざまな感染症対策が施されているが、なかには的はずれだったり、逆に悪影響が懸念されるものもある。山口大学医学部附属病院薬剤部の尾家重治氏は、例えばインフルエンザ対策においては、感染経路として飛沫感染のみならず、近年関与が否定できないとされている空気… 2012/10/22 感染症
2011/12シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査 インフル対策、「マスク利用」80%、「迅速診断キットの確保」70% 2011/12シーズンは、どのようなインフルエンザ対策を実施したのか――。いくつかの選択肢を提示して回答者に選んでもらったところ、「マスクの利用」が79.3%、「迅速診断キットの確保」が69.5%、「手指消毒薬の設置」が64.4%などとなった。インフルエンザ診療Next編集が実施した「2011/12シー… 2012/10/19 感染症
働き盛りの糖尿病患者はインフルエンザ起因の入院が多い 集団コホート研究で明らかに 働き盛りの糖尿病患者は、同じ年代の非糖尿病成人と比較して、インフルエンザ起因の入院が多い――。カナダ・マニトバの集団コホート研究で明らかになったもので、糖尿病患者はハイリスクでワクチン接種の必要性が高いとする現ガイドラインを支持する結果である。10月1日から5日までドイツ・ベル… 2012/10/17 感染症
4種類の抗インフル薬で解熱効果に大差なし、B型ではリレンザがやや良い傾向 タミフル、リレンザ、ラピアクタ、イナビルの4種類の抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)は、A型あるいはB型においてともに解熱効果に大きな差が見られなかったことが示された。ただ、B型ではリレンザがやや良い傾向があることも報告された。2011/12シーズンにおける抗インフルエンザ薬… 2012/10/15 感染症
感染症学会、新型インフルエンザ特措法の問題点を議論 日本感染症学会は10月12日、第61回東日本地方会学術集会において緊急討論を開催した。テーマは、今年5月に公布となった「新型イ ンフルエンザ等対策特別措置法」の問題点。参加者からは、鳥インフルエンザH5N1ウイルスのパンデミック化を過大評価している、H5N1亜型については現時点で世界中の感… 2012/10/13 感染症
2011/12シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査 小児インフルエンザワクチン、接種後の副反応の出現例は「変わらなかった」が大半 2011/12シーズンは、小児へのインフルエンザワクチン接種量が増量となった。そこで、接種後の副反応の出現例が増えたという印象はあったかどうか尋ねたところ、小児科医81人のうち86.4%は「変わらなかったと思う」と回答した。インフルエンザ診療Next編集がこのほど実施した「2011/12シーズン・… 2012/10/12 感染症
働く世代のインフルエンザ予防接種事情 あなたは、接種しますか? 接種しませんか? 今年もインフルエンザの予防接種が始まった。65歳以上については、自治体の費用補助などもあり、診療の場で接種を勧めることも多いかもしれない。しかし、働く世代については個人の判断(任意)となっていることもあり、同居家族に小さな子やご老人のようなリスクの高い方がいる場合には接種を勧… 2012/10/04 感染症
米のH3N2vヒト感染例、この2週間の確認例は1例のみ 米国で監視が強化されている豚インフルエンザウイルス(H3N2v)のヒト感染は、9月28日までの2週間で新たに確認されたのは1例のみだった。ただし、感染の舞台となったと考えられる農業見本市は、秋に向けて南部の州を中心に各地で予定されており、保健衛生当局では、ハイリスクと考えられる高齢者… 2012/09/29 感染症
米のH3N2vヒト感染例、2012年夏以降で300例超える 米国で監視が強化されている豚インフルエンザウイルス(H3N2v)のヒト感染は、9月14日までの1週間で新たに9例が確認され、2012年夏以降で300例を超えた。新規確認例は、先週の8例から1例増加した。米CDCが現地時間の9月14日に発表した。… 2012/09/15 感染症
いまさら聞けないプレパンデミックワクチン、その位置づけは 次に発生する可能性が高い新型インフルエンザウイルスの有力候補の1つが、H5N1亜型。WHOが把握している600例あまりのヒト感染例において致死率が60%と高く、最も警戒すべき候補となっている。現在、備蓄あるいは事前接種などで議論に上っているプレパンデミックワクチンは、このH5N1亜型をターゲ… 2012/09/14 感染症
米のH3N2vヒト感染例、この1週間は新たに8例を確認 米国で監視が強化されている豚インフルエンザウイルス(H3N2v)のヒト感染は、9月7日までの1週間で新たに8例が確認された。入院例はこの夏の合計で16例となったが、先週初めてとなる死亡例が確認されたが、この1週間は確認されなかった。米CDCが現地時間の9月7日に発表した。… 2012/09/08 感染症
沖縄県のインフル流行、8週連続で注意報レベル 夏の沖縄県で依然として、インフルエンザの流行が続いている。県全体のインフルエンザ定点当たり届出数は、35週(8月27~9月2日)に17.26人となり、前週の16.14人から増加した。また、検出されているウイルス株は、26週以降、AH3型が主流となっているが、B型の報告も続いている(図1)。… 2012/09/07 感染症
NMO医師会員を対象に 2011/12シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査を実施中 日経メディカル オンラインのテーマサイト「インフルエンザ診療Next」では、2011/12シーズンを振り返り、診療方針、感染対策などの実際はどうだったのかについて、医師会員の皆様のご意見をうかがい、その結果を共有し、今後の診療に役立てていただく目的で、アンケート調査を企画しました。 … 2012/09/07 感染症 医師限定コンテンツ
A/H1N1pdm09感染時の臨床症状、2シーズン目は増強していた可能性 20歳未満で2011年シーズンの最高体温が前シーズンより有意に高く A/H1N1pdm09感染は、2009/10年シーズンは秋に流行ピークがあったが2010/11シーズンは通常の季節性と同じ冬季に流行ピークが戻り、このシーズン後に季節性化したことが発表された。そして今回、この2シーズン目は最初のシーズンよりも症状が強くなっていた可能性が示された。A/H1N1pdm09の臨床症状… 2012/09/04 感染症
2012年は8月末までに289人の感染を米国で確認 豚由来インフルエンザ(A/H3N2v)で初の死亡者 米疾病予防管理センター(CDC)は2012年8月31日、変異型のA型インフルエンザウイルス(A/H3N2v)の感染により、初の死亡者が出たことを発表した。死亡したのはオハイオ州の成人患者で、複数の基礎疾患があった。農業見本市の準備で豚と接触し、感染したものと見られている。… 2012/09/03 感染症
米のH3N2vヒト感染例で初めての死亡例 米国で監視が強化されている豚インフルエンザウイルス(H3N2v)のヒト感染において、この夏のアウトブレイクで初となる死亡例が確認された。米CDCが現地時間の8月31日に発表した。 2012/09/01 感染症
インフルエンザワクチンの自己負担額 10/11シーズンは、平均で高齢者1800円、13歳未満6000円、成人3300円 2011年4月に行われた全国調査によると、10/11シーズンのインフルエンザワクチンの自己負担額は、平均で高齢者が1800円、13歳未満が6000円、成人が3300円という結果が得られた。厚生労働科学研究「インフルエンザワクチン需要予測に関する研究」(代表者;埼玉県立大学学長の三浦宣彦氏)で明らか… 2012/08/31 感染症
十分量のイナビル吸入、最低でも最大吸気流速90L/分以上が必要 イナビルを処方された患者55人を対象に、インチェックによる最大吸気流速(PIF)とイナビル吸入器内の残量を調査したところ、十分量のイナビル吸入には最低でもPIF90L/分以上が必要であることが報告された。あい薬局(広島県東広島市)の吉田雄樹氏らが、8月24日から26日まで横浜で開催された日本… 2012/08/29 感染症
米のH3N2vヒト感染、新規患者は52人に、新たに2州で13人 監視が強化されている豚インフルエンザウイルス(H3N2v)のヒト感染例は、米国13州で289人となった。現地時間の8月24日に公表された米CDCの報告によると、この1週間に新たに確認された感染者は52人で、前週の71人から減少した。しかし、新たにメリーランド州から12人、ミネソタ州から1人の報告が… 2012/08/25 感染症
沖縄県で流行続く、検出株の多くはAH3型 夏の沖縄県で、インフルエンザの流行が続いている。県全体のインフルエンザ定点当たり届出数は、33週(8月13~19日)に17.34人となり、前週の15.16人から増加した。また、検出されているウイルス株は、26週以降、AH3型が主流となっている。… 2012/08/24 感染症
豚H3N2vのヒト感染例、米国の11州で237例に 米CDCが現地時間の8月17日、豚インフルエンザウイルス(H3N2v)のヒト感染例が、11州で累計237例に達したことを公表した。新たにミシガン州とウィスコンシン州で確認された。H3N2vは、A/H1N1pdm09ウイルス由来のM遺伝子を含んでいるのが特徴で、このためヒトに感染しやすくなっているとみられてお… 2012/08/18 感染症
豚H3N2vのヒト感染例、米国でさらに増加 米国各州の保健衛生当局によると、豚H3N2vのヒト感染例はさらに増加している。ウィスコンシン州で初めての例が報告されたほか、インディアナ州では138例に、オハイオ州では72例に増加した。 2012/08/17 感染症
米国CDCがH3N2vの医療者向けガイダンスを発表 インフル様症状+豚との接触歴はH3N2v感染の可能性例 今夏、米国で豚H3N2vのヒト感染が急速に拡大している。農業祭会場で豚舎の一般公開などで豚と接触したケースを中心に報告されてきたのだが、8月10日のCDC発表で突如としてそれまでの16例から154例へと報告数が1ケタ増えてしまった(1,2)。2003年の北京におけるSARS流行中に大使館医務官として現地… 2012/08/16 感染症
沖縄県、宮古と八重山で新たに注意報レベルに 沖縄県のインフルエンザ流行は、宮古と八重山で新たに注意報レベルに達するなど、地域的な広がりを見せている。31週(7月30日~8月5日)の1週間の定点当たり届出数は県全体で18.09人で2週連続の減少となったが、保健所管轄別にみると6地区中5地区で注意報レベルに達した。… 2012/08/15 感染症
豚A/H3N2ウイルスのヒト感染例、米国の9州で166例に増加 米CDCは現地時間の8月10日、豚インフルエンザウイルス(A/H3N2v)のヒト感染例が、9州で166例に増加したことを公表した。インディアナ州ではこの1週間で119例、オハイオ州でも21例が新たに確認された。H3N2vは、A/H1N1pdm09ウイルス由来のM遺伝子を含んでいるのが特徴で、このためヒトに感染しや… 2012/08/12 感染症
37歳男性が死亡、インドネシアで鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例 インドネシアで、2012年に入って8例目となる鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例が確認された。患者は37歳男性で、入院加療していたが7月30日に死亡した。WHOが8月10日に公表した。 2012/08/11 感染症
新型インフルエンザ等対策有識者会議が始動 新型インフルエンザ等対策特別措置法が5月11日に公布されたのを機に、来春までの措置法施行に向けた国の体制づくりが本格化している。8月7日には第1回の新型インフルエンザ等対策有識者会議が開催され、その平時あるいは発生時の役割が明確化された。… 2012/08/10 感染症
豚A/H3N2ウイルスのヒト感染例、米で8州に拡大 米CDCは現地時間の8月3日、豚インフルエンザウイルス(H3N2v)のヒト感染例が8州に拡大したと発表した。2012年7月12日から8月3日までに16例の報告があり、CDCがH3N2v感染を確認した。H3N2vのヒト感染例は、2011年7月以降、29例が確認されているが、そのうち16例はこの3週間に集中している。H3N2v… 2012/08/05 感染症
今冬のインフルエンザワクチンの製造予定量は3016万本 季節性インフルエンザのワクチン供給について、今冬の製造予定量は3016万本(1mL換算)で前年度比4.4%増となった。 2012/07/31 感染症
10月4、5日、感染症対策アドバイザー養成セミナーを開催 厚生労働省は、2012年10月4、5日に2012年度の感染症対策アドバイザー養成セミナーを開催する。「リスクコミュニケーション研修」と「感染症対策に関する講義」からなり、2013年施行予定の「新型インフルエンザ等対策特別措置法」についても解説する予定。… 2012/07/30 感染症
JAMA誌から H1N1 2009ワクチンでギランバレー症候群が増加 絶対リスク増加は100万接種当たり約2例、利益が上回る カナダで新型インフルエンザ(H1N1 2009)が流行した2009年から翌年にかけて、H1N1 2009パンデミック株に対するワクチンを接種した人々において、ギランバレー症候群(GBS)の罹患リスクが有意に上昇していたことが、同国で行われたコホート研究で明らかになった。著者のカナダLaval大学のPhilipp… 2012/07/26 感染症
沖縄県でインフルエンザ患者が急増、定点当たり届出数が21.10人に 沖縄県でインフルエンザ患者が急増している。29週(7月16~22日)の定点当たり届出数は21.10人と、前週の15.98人からさらに増加した(図1)。インフルエンザウイルス検出情報によると、26週以降11件の検出報告があったが、10件がH3N2型だった。… 2012/07/25 感染症
南半球のインフルエンザ流行始まる、温帯地域ではH3N2型が主流 南半球のインフルエンザ流行が始まった。WHOが7月20日付けで発表したリポートによると、南半球の温帯地域では、データを集積しているほとんどの国でシーズン入りした。ただし、アルゼンチンだけはインフルエンザ感染例がほとんど報告されていない。… 2012/07/25 感染症
インドネシアで鳥インフルH5N1ウイルスのヒト感染例、累積致死率は83%に 生鳥市場での家きん類との接触が感染源の可能性 WHOは7月6日、インドネシアで新たに鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例が確認されたことを発表した。患者は8歳女児で、治療を受けていたが7月3日に死亡した。同国での感染確認例は190人目で、うち死亡は158人、累積致死率は83.2%となった。今回の事例の感染経路としては、生鳥市場での家… 2012/07/09 感染症
インフルエンザ2011/12シーズン・レビュー 都道府県別に見た流行パターン、沖縄県はなお流行中 群馬・鳥取・長崎は「立ち上がり遅く、ピークも低く」 都道府県別に、インフルエンザ2011/12シーズンの流行パターンを調べたところ、「沖縄県ではなお流行中」「全域での流行入りが早かったのは中部」「群馬・鳥取・長崎は全域で警報レベルに達しなかった」など、いくつか興味深い特徴が明らかになった。… 2012/07/06 感染症
混沌としてきたH1N1pdm2009による犠牲者数 H1N1pdm2009による犠牲者数が当初発表の1万8500人ではなく、15倍の28万4500人、さらに54万人台に乗るかもしれないという米CDCの報告(1)が論議をよんでいる。鉢巻しめなおし対策をと促す正論から、統計屋の陰謀説、そしてWHOが「本当のところ分かっていないのです」と見解を出すまで、侃侃諤諤か… 2012/07/06 感染症
H5N1/H1N1ハイブリッドウイルス誕生の要点とその意義 ヒトから分離した鳥インフルエンザH5N1型ウイルスとヒトH1N1pdm2009型ウイルスのハイブリッドウイルスを作製しフェレットに感染させたところ、空気感染するウイルスが出現したことが報告された。東京大学医科学研究所の河岡義裕氏らの研究成果で、この5月にNature誌のオンライン版に掲載された。… 2012/06/30 感染症
H1N1pdm09の全世界の推定死亡数、発生から1年間で28万人規模 2009年に出現したインフルエンザH1N1pdm09ウイルスは、世界的な大流行を引き起こした。その死亡例は検査機関で最終確認されただけで1万8500人と報告されてきたが、実際はその15倍の28万人規模であったとする論文が発表された。米CDCのFatimah S Dawood氏らの研究成果で、6月26日付でLancet Infect… 2012/06/27 感染症
エジプトで鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例、4歳女児が感染 エジプトで鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例が確認された。患者は4歳女児で、入院加療により病状が回復し退院した。WHOが6月7日に公表した。 2012/06/08 感染症
鳥インフルH5N1ウイルス感染、香港で2歳男児が入院中 香港で2歳男児が鳥インフルエンザH5N1ウイルスに感染していることが確認された。患児は広東省広州市在住で、5月23日に症状が現れ、5月26日に香港の民間クリニックを受診。熱性けいれんを起こしたため、5月28日に病院に入院した。6月2日にはH5N1ウイルス感染であることが判明。患児は現在も入院中… 2012/06/06 感染症
10歳女児が死亡、カンボジアで鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例 WHOは5月29日、カンボジアで鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例が確認されたことを発表した。患者は10歳女児で、入院加療していたが死亡した。同国では21例目となり、この例も含め19人が死亡している。… 2012/05/31 感染症
インフルエンザワクチンを接種した理由、しなかった理由 予防接種の許容金額は「1000円」が36.3%と最も多く インフルエンザワクチンを接種した人の多くは、感染予防効果と重症予防効果を期待していた。一方、接種をしていない人は、時間がない、自分は感染しない、経済的に余裕がないなどをその理由に挙げていた。北里大学医学部公衆衛生学の和田耕治氏らのグループがインターネットを使った調査により明… 2012/05/26 感染症
小児のインフルエンザ感染に伴う呼吸障害、2010/11シーズンは6分の1に減少 2010/11シーズンにおいて、インフルエンザ感染に伴い呼吸障害を呈した小児症例は、前シーズンの6分の1に減少していたことが示された。神奈川県における小児のインフルエンザ呼吸障害例を解析している横浜南共済病院の内村暢氏らが明らかにしたもので、成果は4月に長崎で開催された日本感染症学会… 2012/05/15 感染症
日本感染症学会2012 麻黄湯、オートファジー機能増強で抗ウイルス効果を発揮 麻黄湯は、細胞の生存に関わるオートファジー(自己消化機構)機能を増強させることで、抗インフルエンザウイルス効果を発揮している可能性が示された。In vitroにおいて、麻黄湯のインフルエンザウイルス増殖抑制作用を検討した結果、明らかになった。成果は、福岡大学病院総合診療部の鍋島茂樹… 2012/05/11 感染症
日本感染症学会2012 沖縄県、ほぼ毎年3月から6月にB型が流行 沖縄県では、ほぼ毎年3月から6月にかけてインフルエンザB型が流行していることが報告された。沖縄県那覇地区におけるインフルエンザ抗原検査サーベイランスの解析から明らかになった。琉球大学大学院の伊波義一氏らが、4月に長崎で開催された日本感染症学会で発表した。… 2012/05/10 感染症
沖縄県で流行続く、2週連続で注意報レベル超える 沖縄県によると、18週(4月30日~5月6日)のインフルエンザ定点当たり届出数が11.67人となった。前週に10.90人と再び増加し、2週連続で注意報レベルを超えた(図1)。 2012/05/09 感染症
2歳男児が死亡、インドネシアで鳥インフルエンザウイルスのヒト感染例 インドネシアで、新たに鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例が確認された。患者は2歳男児で入院加療していたが1週間後に死亡した。WHOが5月2日に公表した。 2012/05/09 感染症
インフルエンザ定点届出数が18県で増加、長崎県では再び10人を超える 各都道府県がまとめているインフルエンザ届出数によると、第15週(4月9~15日)は、岐阜県や長野県など18県で前週より増加した。中でも、長崎県では前週の7.49人から11.00人へ増加、再び注意報の目安とされる10人を超えた(図1)。… 2012/04/20 感染症
鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例 エジプト、発症から入院までの日数が長い例に死亡例が目立つ エジプトの鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例においては、発症から入院までの日数が長い事例に死亡例が目立った。また、年齢が若い事例ほど入院までの時間が短く、特に幼児では死亡例は皆無だった。… 2012/04/13 感染症
エジプトでも新たな死亡例、鳥インフルエンザH5N1のヒト感染例 鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例が、エジプトで確認された。患者は36歳女性で発症後6日目に死亡した。WHOが4月12日に公表した。 2012/04/13 感染症
インフル出席停止、「解熱後2日を経過かつ治療開始後4日を経過」が妥当 インフルエンザにおける出席停止期間を見直した「学校保健安全法施行規則の一部を改正する省令」が、4月1日からの施行となった。しかし、長年にわたり学校医として、またインフルエンザ診療の専門家として学校保健に携わってきた廣津医院(川崎市)院長の廣津伸夫氏は、これまでの議論とその結論… 2012/04/06 感染症
カンボジアで鳥インフルエンザのヒト感染例、6歳女児が死亡 WHOによると、カンボジアで新たな鳥インフルエンザのヒト感染例が確認された。患者は6歳女児で、入院し治療を受けていたが死亡した。 2012/04/06 感染症
インフルエンザ、鳥取県と福井県で患者が増加 各都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数によると、13週(3月26日から4月1日)は、鳥取県と福井県で前週より患者数が増加した。全国では10.15人と8週連続の減少となったが、依然として高い水準にある。… 2012/04/06 感染症
鳥インフルエンザのヒト感染例、全世界で600例に WHOは4月2日、エジプトで新たに2例、鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例が確認されたと発表した。WHOが統計をとりはじめた2003年以降、全世界で600例となった。 2012/04/05 感染症
インフルエンザ患者、鳥取県、高知県、福井県など10県で増加 各都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数によると、12週(3月19日から25日)は、鳥取県、高知県、福井県など10県で前週より患者数が増加した。全国では14.21人と7週連続の減少となったが、依然として高い水準にある。… 2012/03/30 感染症