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【座談会】

AFへのイルベサルタン投与は心不全による入院を減少

AFに合併頻度の高い脳卒中や心不全に対する影響を検討したACTIVE I試験

 血管イベントのリスク因子を持つ心房細動(AF)患者に対するARB イルベサルタンの心血管イベント抑制効果を検証した大規模臨床試験ACTIVE I の成績が『New England Journal of Medicine』誌で報告された。一次評価項目では、イルベサルタン群とプラセボ群との間で有意差が示されなかったが、二次評価項目の「心不全による入院」ではイルベサルタン群で有意な減少が認められた。今回、ACTIVE I 執行委員会のメンバーであるハーバード大学教授のMarc A. Pfeffer氏と、我が国の循環器エキスパートである大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学教授の小室一成氏、熊本大学大学院生命科学研究部医学系生体機能薬理学教授の光山勝慶氏に、ACTIVE I

AFへのイルベサルタン追加により副次項目の心不全入院は抑制

 これまで心房細動(AF)の発症あるいは再発に対するアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)の抑制効果を評価した試験はいくつか報告されているが、ACTIVE Iは、AF患者における脳卒中、心筋梗塞、血管死や心不全による入院をエンドポイントとしてARBの有効性を評価する初めての試験。注目されていた結果が、8月30日からスペインバルセロナで開催された欧州心臓学会(ESC2009)で発表された。プライマリーエンドポイントについてはプラセボ群と差はなく、イベント発症に影響を与えないというものだった。ただし、セカンダリーエンドポイントの心不全による入院は抑制したという結果が得られた。