連載・コラム
連載: 医師1000人に聞きました
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医師4217人に聞いた「迷惑な患者、断れる?」
迷惑行為による診療拒否経験、半数弱の医師に
2019/ 2/ 7
医師には応招義務があり、患者からの診療要求を断ることはできないとされる。しかし本誌調査では、医師の46.0%が「迷惑行為を理由に診療を拒否した経験がある」と回答した。
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医師4492人に聞いたふるさと納税の浸透度
「ふるさと納税行ってます」との回答が3分の2
2019/ 2/ 1
昨今、高額な返礼品がしばしばメディアを賑わすようになった「ふるさと納税」。現状で高額所得者にはメリットの大きな制度になっている。平均的な所得が高い医師層にとって、ふるさと納税はどれほど身近なものなのか。日経メディカル Onlineが会員医師を対象に調査したところ、3分の2がふるさと納…
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医師4045人に聞いた長時間労働の実態(その2)
「上長からの指示」で32.7%の勤務医が残業時間申請せず
2018/12/28
医師の働き方改革を巡っては2024年4月から罰則付きの時間外労働の上限規制が適用されることが決まっており、現在、厚生労働省に設置された「医師の働き方改革に関する検討会」で議論が続けられている。そこで日経メディカル Onlineでは、読者の長時間労働の実態を探るべく、アンケートを実施した…
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医師4045人に聞いた長時間労働の実態(その1)
時間外労働月80時間超は12.8%
2018/12/27
医師の働き方改革を巡っては2024年4月から時間外労働の上限規制が罰則付きで適用されることが決まっており、現在、厚生労働省に設置された「医師の働き方改革に関する検討会」で議論が続けられている。2018年12月9日の検討会では、「脳・心臓疾患の労災認定基準(2~6カ月平均月80時間以内、単月1…
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医師2702人に聞いた「肺炎球菌ワクチンの接種を勧めていますか?」
肺炎球菌ワクチンを口頭で推奨は半数以下
患者が接種しないのは「予防接種を知らない・無関心」
2018/12/20
65歳以上で定期接種の対象となっている、23価の肺炎球菌ワクチン(23価肺炎球菌夾膜ポリサッカライドワクチン:PPSSV23、商品名ニューモバックスNP)の接種率は、全国で4割程度。同じく、65歳以上で定期接種化されているインフルエンザワクチンの接種率(約5割)よりも、依然として低いままだ。…
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医師3970人に聞いた「百日咳の報告義務化を知っていた?」
「百日咳が全数把握疾患に」知っていたのは2割
2018/12/17
今年1月に5類感染症の全数把握疾患に指定された百日咳。26週までに報告された症例の4分の1を成人患者が占めていた。百日咳は従来、小児の感染症とされていたが、成人にとっても身近な疾患であることが初めて明らかになった。…
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医師3952人に聞いた肥満手術の認知度
「実際に手術した患者はゼロ」との回答が9割超
2018/12/13
我が国でも肥満手術が立ち上がろうとしている。現時点での実臨床における肥満手術の認知度を探るべく、日経メディカル Onlineの医師会員を対象にウェブ上でアンケートを行った。自分の受け持ち患者の中に肥満手術の適応となる高度肥満の患者がいるとの回答は5割に上ったが、実際に手術を受けた患…
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医師4007人に聞いた「咳嗽の診療、自信のほどは?」
長引く咳への対応、「自信ない」医師が過半数
2018/12/ 7
いよいよ冬、咳嗽患者が増える季節となった。本誌調査で「咳が止まらない」と訴える患者への対応に自信があるかどうかを尋ねたところ、「自信を持って診療している」との回答はわずか7.1%。「あまり自信はない」との回答が51.9%と最多だった。…
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医師4348人に聞いた「血圧、どこまで下げますか?」
従来通り「140/90mmHg未満」派が過半数
2018/11/22
来年の改訂に向けて編集作業が佳境を迎えている「高血圧治療ガイドライン2019」(JSH2019)での方針とは異なり、一般成人の降圧目標を「140/90mmHg未満に据え置くべき」と考える医師が過半数を占めることが、本誌調査により明らかになった。また、75歳以上の高齢患者に対しては、JSH2019案では一…
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医師3974人に聞く◎今シーズン主に使う抗インフルエンザ薬は
イナビルのシェアをゾフルーザが奪う構図
1位はタミフルで44%、小児科では50%
2018/11/15
2018/19シーズンに主に使う抗インフルエンザ薬は、タミフルが43.6%で1位だった。2位は27.4%でイナビル、今シーズンが本格的なデビューとなるゾフルーザは15.1%で3位だった。直近の調査との比較では、ゾフルーザがイナビルのシェアを奪う構図が鮮明となった。…
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医師3846人に聞いた「誤診したことありますか?」
どんな誤診? なんで誤診? 経験を共有しよう!
2018/11/ 9
日経メディカル2018年11月号の特集「忘れられないカルテ」では、医師ならば誰にでもある“記憶に残る症例”を取り上げている。この特集と連動し、忘れがたい症例ともなり得る「誤診」の経験を尋ねたところ、60.9%の医師が「ある」と回答。原因は「経験・知識不足」が最多(64.6%)で、「画像や…
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医師3974人に聞く◎インフルエンザの診療方針
ゾフルーザ処方経験者の65%が「今シーズンも積極的に使う」
2018/11/ 2
2018/19シーズンが本格的なデビューとなる抗インフルエンザ薬のバロキサビル マルボキシル(商品名ゾフルーザ)について使用意向を調査したところ、「積極的に使う方針だ」と回答した医師は全体で23.8%、処方経験のある医師では65.3%と高率だった。日経メディカルが実施した「インフルエンザの…
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医師4177人に聞いた「改正生活保護法に賛成? 反対?」
「生保は後発品」に賛成も、実際ごねられたら…
2018/10/22
生活保護法の改正によって、この10月から生活保護を受給している患者に対して、医師が医学的知見に基づき「後発医薬品を使用できる」と認めた場合は、原則として後発品を使用することになった。この制度改正について、日経メディカル Onlineは医師会員4177人を対象に10月8日~14日にアンケートを…
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医師4303人に聞いた、医師の養成経費とそれに伴う何らかの責務について
根拠の薄い高額養成費で滅私奉公を強制!?
2018/10/ 9
「『医師1人の養成に1億円かかる』はウソ!?」にあるように、日本医師会や日本医学会、全国医学部長病院長会議は、「医学部6年間で医師の養成に必要な経費は1人当たり約1億円に上る」と断言しているものの、その数字の根拠は薄い。日経メディカル Onlineでは、9月10日~16日に「医師養成には多額…
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医師4224人に聞いた「入学時、母校で入試不正はあった?」
許せない? 必要悪? 入試不正
2018/10/ 5
東京医科大学が、入学試験で文部科学省官僚の子息らに加点──。この医学部入試の不正問題について本誌が行った調査では、入試不正が自身の入学時に「あった」「あったと思う」との回答は計16.0%に達した。特定の受験生への加点、女性や多浪生の減点など、様々な“調整”が行われてきた背景を日経…