学会リポート◎日本血液学会2021 骨髄性白血病に見られる分子異常とエネルギー代謝は治療ターゲットになる 分子標的薬と代謝制御に関する日本と米国の研究動向 急性骨髄性白血病(AML)の治療薬として分子標的薬の開発が進んでいる。FLT3阻害薬やIDH阻害薬、BCL-2阻害薬ベネトクラクスは実用化され、抗CD47抗体magrolimabは第3相試験の段階に入った。AMLの分子病態に基づき、スプライシング制御やクロマチン修飾などに関わる分子を標的とした早期臨床試験も… 2021/11/04 癌
第16回日本臨床腫瘍学会学術集会・シンポジウムより(第4回・急性骨髄性白血病) 急性骨髄性白血病はゲノム解析の進歩で遺伝子異常に基づく治療を目指す ほとんど全てのAML患者に遺伝子異常が見つかる時代 白血病や悪性リンパ腫、多発性骨髄腫といった血液がんの治療は、従来からの化学療法に加えて分子標的薬が使われるようになり、また最近ではがん免疫療法といった新しい方法も試みられている。さらに網羅的な遺伝子解析によってがんが細分化され、それぞれのタイプに対するプレシジョンメディスン… 2018/10/09 がんナビ