インタビュー◎2022年度診療報酬改定でさらに適応広がるロボット支援手術 ロボット手術は「優越性」が認められる時代に 藤田医科大学医学部先端ロボット・内視鏡手術学講座主任教授の宇山一朗氏に聞く 2022年度診療報酬改定では、ロボット支援手術の保険適用術式が拡大されるとともに、胃癌手術において手術支援ロボットを使用した場合の診療報酬点数が、ロボットを用いない腹腔鏡下手術の場合よりも上乗せされた(関連記事:胃癌手術でのロボット使用で初の点数上乗せ)。消化器外科領域における… 2022/04/20 外科
記者が体験!ダビンチはどう「直感的」なのか 2022年度診療報酬改定では、新たに8術式のロボット支援手術が保険適用される。ロボット支援手術は2012年に泌尿器科の前立腺癌手術が保険適用されて以降、2018年には消化器外科や婦人科などの計12術式が一気に保険適用され、2020年にも7術式が追加。今改定では新たに耳鼻咽喉科の術式も保険適用さ… 2022/03/02 外科
NEWS◎2022年度診療報酬改定 胃癌手術でのロボット使用で初の点数上乗せ ロボット支援手術の保険適用術式も拡大 2022年2月9日に答申された2022年度診療報酬改定では、胃癌手術において手術支援ロボットを使用した場合の診療報酬点数が、ロボットを用いない腹腔鏡下手術の場合よりも上乗せされる。泌尿器科領域以外の手術について、手術支援ロボットの使用による点数の上乗せが定められるのは初となる。また、… 2022/02/17 外科
動画解説◎整形外科用手術支援ロボットが可能にする高難度な人工膝関節置換術 【手術動画】両十字靱帯を温存し周囲の骨を削るロボット手術 変形性膝関節症に対する人工膝関節置換術では現在、3社の手術支援ロボットが上市されている。このうち、英国スミス・アンド・ネフューが開発した「NAVIO」およびその後継機種「CORI」を用いると、従来の手術では難度が高くほとんど行われてこなかった、前十字靭帯および後十字靭帯の両方(両十字… 2021/12/03 骨・関節・筋 医師限定コンテンツ
トレンド◎人工膝関節置換術でロボット支援手術が普及期に【後編】 3社それぞれの膝関節手術ロボット、特徴は? 人工膝関節置換術をサポートする手術支援ロボットは、2019年以降3社の製品が立て続けに上市された。精緻な骨削りとインプラント設置をサポートするという点は共通しているが、各製品が独自色を打ち出している部分も多く、術者や医療機関のニーズに応じて選択されているようだ。3社の製品の特徴を… 2021/12/02 骨・関節・筋
トレンド◎人工膝関節置換術でロボット支援手術が普及期に【前編】 わずか2年で普及した膝関節ロボット手術の実力 変形性膝関節症に対する人工膝関節置換術では、3社の手術支援ロボットが上市され、普及が進んでいる。ロボット支援手術が特別な治療選択肢ではなくなりつつある中で、膝関節治療における人工関節置換術の位置付けはどのように変わるのだろうか。… 2021/12/01 外科
The Bone & Joint Journal誌から ロボット支援下人工膝関節単顆置換術の早期アウトカムは? 変形性膝関節症に対する人工膝関節単顆置換術(UKA)の中でも、2個の単顆型人工膝関節を埋め込む術式(bi-UKA)を、手術支援ロボットを用いて行う場合の術後1年目までのアウトカムについて、従来の非ロボット支援下人工膝関節全置換術(TKA、膝関節全体を人工関節に置換する術式)と比較した研究… 2021/11/24 外科
Ann Surg誌から ロボットvs腹腔鏡 胃切除術後の短期アウトカムを比較したRCT 胃癌患者の短期アウトカムは、腹腔鏡下幽門側胃切除術(LDG)後よりも、ロボット支援下幽門側胃切除術(RDG)後の方が優位であることが、初の前向きランダム化比較試験(RCT)で明らかになった。中国の研究者らによるこの研究結果は、Ann Surg誌5月1日号に掲載された。… 2021/05/20 外科
遠隔手術は「“遠隔”地のための手術」ではない リビアで米軍無人機による誤爆を受け、瀕死の重傷を負ったすご腕のスナイパー。この機にスナイパーの抹殺を狙う米軍の猛追から逃れながら、彼は米国にいる知人の外科医に連絡を取りつつ、隣国チュニジアにある総合病院を目指す。そこには、最新鋭の医療機器「レオナルド」がある──。 超一流の… 2021/05/17 外科
トレンド◎全国で導入進む国産初の手術支援ロボット 国産手術ロボット「hinotori」がついに動き出す 国産の手術支援ロボットとして初めて製造販売承認を取得した「hinotori」。これまでは「da Vinciサージカルシステム」(ダビンチ)の独擅場だった手術支援ロボット市場に、風穴を開けられるのだろうか。そして、国産手術支援ロボットの登場は、これからの外科手術の動向にどのような影響を及ぼす… 2021/04/22 外科
NEWS◎神戸市で「hinotori」を用いた遠隔手術の実証実験を開始 【動画】世界初、商用5Gで手術支援ロボットを遠隔操作 神戸大学、NTTドコモ(東京都千代田区)、メディカロイド(神戸市中央区)の三者は、次世代移動通信システムの5Gを活用し、国産手術支援ロボット「hinotori」を遠隔操作する実証実験を神戸市で開始した(動画)。商用5Gネットワークを介した手術支援ロボットの遠隔操作実験は世界初となる。2021年… 2021/04/21 外科
インタビュー◎独自色ある手術支援ロボットを開発中のリバーフィールド 手元に「力覚」を伝える空気圧駆動手術ロボット リバーフィールド取締役会長の川嶋健嗣氏に聞く 東京医科歯科大学・東京工業大学発のベンチャー企業であるリバーフィールド(東京都新宿区)は、世界初となる空気圧駆動の手術支援ロボット「Saroa」の開発を進めており、2022年度の発売を目指している。同社の創業者で取締役会長を務める川嶋健嗣氏に、既存のロボットと比較したSaroaの強みや実… 2021/04/20 外科
リポート◎「軟性内視鏡」型の国産手術支援ロボットが開発中 柔軟に曲がり体深部へ進む軟性内視鏡ロボット 体表部に開けた小さな穴や、肛門、口腔から挿入し、クネクネと曲がりながら体内を進む、軟性内視鏡型の手術支援ロボットの開発が国内で進められている。侵襲を最低限にしながら、既存の手術支援ロボットでは到達が難しい体深部での繊細な手技を可能にすることが期待されている。… 2021/04/19 外科
リポート◎青森県で行われた遠隔手術の実証実験 遠隔ロボット手術は「距離を感じない操作感」 2021年2月21日から3月1日にかけて、青森県で遠隔手術の実証実験が行われた。弘前大学医学部附属病院とむつ総合病院(青森県むつ市)を商用の高速通信回線で接続し、国産の手術支援ロボットを遠隔操作。操作性や通信・情報処理による遅延の状況などを検証した。遠隔手術の社会実装に向けた取り組み… 2021/03/18 外科
【動画】トレンド◎「触覚」を持つロボットが日本上陸 第2の手術支援ロボット「センハンス」の実力 器具は既存の腹腔鏡と兼用、ランニングコスト軽減に期待 埼玉医科大学国際医療センターが日本で初めて導入した「センハンス・デジタル・ラパロスコピー・システム」は、「ダビンチ・サージカル・システム」(ダビンチ)に続く新たな手術支援ロボット。腹腔鏡の延長線上で、手振れなく安定的な手技を可能にするというコンセプトで開発された。患部に触れ… 2020/08/25 外科
インタビュー◎ロボットが変える外科手術の未来 ロボットは外科医育成と手術均てん化の鍵になる 手術支援ロボットは外科医療をどう変えるのか──。消化器外科領域のロボット支援手術の第一人者である袴田健一氏(弘前大学大学院医学研究科消化器外科学教授)は、ロボットを活用した外科医育成や、遠隔手術の実現に向けた産官学合同のプロジェクトを推進している。同氏に、ロボットが威力を発… 2020/08/17 外科
NEWS◎メディカロイド開発の手術支援ロボットが発売へ 初の国産手術支援ロボット「hinotori」が承認 国産初の手術支援ロボット「hinotori」が2020年8月7日、製造販売承認を取得した。早ければ8月中にも発売される見通しで、まず泌尿器科領域を対象に市場導入を目指すとしている。hinotoriを開発したメディカロイド(本社:神戸市中央区)と、同社の共同出資会社であるシスメックス(本社:神戸市中… 2020/08/12 外科
J Robot Surg誌から 米国で手術支援ロボットはどう広がった? 前立腺/子宮/大腸手術におけるロボット普及動向を定量化 米Johnson and Johnson社の研究者らは、前立腺/子宮/大腸の3領域における手術支援ロボットの普及動向を、イノベーター理論を用いて初めて定量化した。こうした研究を展開していくことで今後、標的とする患者、手術および病院が最適化される可能性があるという。この結果はJ Robot Surg誌6月20日号… 2020/07/22 外科
日経メディカル2012年5月号特別編集版「消化管診療のトピックス&トレンド」転載 国内で普及始まったロボット支援手術 消化管外科手術の最新動向2012【その1】 2010年11月に承認されて以来、手術支援ロボット「ダヴィンチ」の普及が急ピッチで進んでいる。1000台近くが稼働しているとされる米国は別格として、先行して導入が始まった韓国を一気に抜き去り、既に約40台が医療機関に導入されている。… 2012/06/06 外科