高齢者対象の高血圧診療ガイドライン完成 JSH2014で曖昧だった部分にも系統的レビューを行い詳説 日本老年医学会は7月20日、「高齢者高血圧診療ガイドライン2017」(JGS-HT2017)を発表した。『日本老年医学雑誌』への掲載に先立ち、本日から同誌ウェブサイトに、ガイドライン本文とその解説が公開されている。本ガイドラインの対象は実地医家としているが、誰でもダウンロードし閲読が可能だ。… 2017/07/20 循環器
日本老年学会と日本老年医学会のワーキンググループが提言 高齢者の定義、「75歳以上」に引き上げるべき 日本老年学会と日本老年医学会が合同で運営するワーキンググループは1月5日、東京都にて記者会見を開き、高齢者の定義を「75歳以上」に引き上げるとする提言を発表した。ワーキンググループ座長で虎ノ門病院院長の大内尉義氏が発表した。… 2017/01/06 老年医学・介護
NEWS◎日本糖尿病学会と日本老年医学会が合同で作成 高齢者糖尿病の血糖コントロール目標定まる 認知機能やADL、使用薬剤などで目標値を設定 日本糖尿病学会と日本老年医学会の合同委員会は5月20日、京都で開催された第59回日本糖尿病学会年次学術集会で、「高齢者糖尿病の血糖コントロール目標(HbA1c値)」を発表した。2013年に「熊本宣言」として発表した、いわゆる「6・7・8方式」の血糖コントロール目標をベースにしつつ、より具体的… 2016/05/23 代謝・内分泌
特集◎糖尿病治療薬 戦国時代《5》インタビュー 「高齢者糖尿病は個別の管理目標を」 東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授 門脇 孝氏 2型糖尿病に対する薬剤開発はSGLT2阻害薬の上市で一段落し、各薬剤のエビデンスも出そろってきた。年齢や病態に応じた治療が求められる中、これまでのエビデンスをどのように診療に生かせばよいのか。日本糖尿病学会理事長で、糖尿病診療のオピニオンリーダーの1人である門脇氏に聞いた。… 2016/02/16 代謝・内分泌
多剤処方の解消を阻む3つの壁 ここ数年、高齢者の薬物治療に関する問題を是正しようとする取り組みが活発になっている。昨年には日本老年医学会の「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」が発表され話題となった。高齢者の薬物治療で解決すべき課題は幾つもあるが、その中で今、最も注目されているのがポリファーマシー(… 2016/01/25 医薬品
ニュース追跡◎「ストップ」への反発など“苦情”が相次ぎ… 高齢者の薬物療法GL、予定より半年遅れの顛末 2015年12月に発行された日本老年医学会の「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」。本来の完成予定は6月だったが、その内容に患者や一部学会から“苦情”が相次ぎ、予定が大幅にずれ込んだ。なぜこれほど反発を受けたのか。… 2015/12/22 老年医学・介護
日本老年医学会がウェブサイトで一部公開 「高齢者の安全な薬物療法GL2015」が完成 「ストップ」は「特に慎重な投与を要する薬物のリスト」に名称変更 日本老年医学会は11月4日、「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」の完成を受け、総論部分とパブリックコメントのまとめと回答を同学会のウェブサイト上で公開した。領域毎の指針を含むガイドライン全体は12月に発刊予定。… 2015/11/05 医薬品
処方中止を考慮すべき薬物リストを公表 「高齢者の安全な薬物療法GL」10年ぶりに改訂 老年医学会がパブリックコメントを募集 日本老年医学会は4月1日、「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」の10年ぶりとなる改訂に向け、同学会のウェブサイトでパブリックコメントの募集を開始した。意見の公募期間は4月24日まで。 2015/04/02 医薬品
トレンドビュー◎高齢化で注目のサルコペニア 転倒・骨折の原因は「筋」にあり 加齢に伴う筋肉減少症、「サルコペニア」への介入効果は? 高齢者の転倒・骨折の原因として、筋量が低下する病態、サルコペニアに注目が集まっている。統一した定義はまだないが、運動・栄養療法、さらには薬物による介入の可能性を探る動きが出てきた。 2013/07/09 代謝・内分泌
日経メディカル2013年2月号「特集 これが私の看取り方」転載 Vol.1 “教科書”のない看取り 終末期には、医師が患者の状態を見極めながら、患者が希望する看取りを実現していくことが重要となる。そのためには医療面だけでなく生活面などへの配慮も欠かせない。疾患治療のように標準化できないのが看取りだ。… 2013/02/15 ターミナルケア
日経メディカル2012年5月号「スペシャルリポート」(転載) 高齢者の胃瘻管理を見直す 経口摂取の併用でQOL向上を目指す試みも 高齢患者に対する胃瘻の造設や管理を見直す動きが活発化してきた。学会は、「人工栄養を導入しない」選択肢も患者や家族に示すことを求める指針案を作成。経口摂取の併用を試みる施設も増えている。 2012/05/22 老年医学・介護
治療の差し控えや中止を選択肢として示す 日本老年医学会が終末期医療への立場表明を改訂 日本老年医学会は1月28日、「高齢者の終末期の医療およびケアに関する立場表明 2012」を理事会で承認し、終末期の治療の差し控えや中止を考慮する必要性を学会として初めて明記した。 2012/01/31 ターミナルケア
本誌連動◇死なせる医療 Vol.2 【非癌患者】予後予測できず、緩和にも問題多く 手法も制度も未確立で、医師や患者・家族の悩み尽きず 非癌は終末期を認識しづらく、治療の差し控え・中止の判断が難しい。胃瘻や人工透析を差し控える例は増えているが、「この判断でいいのだろうか」と、医師や患者・家族の悩みは尽きない。緩和ケアに使える薬剤が限られているのも課題だ。… 2011/12/21 ターミナルケア
本誌連動◇死なせる医療 Vol.1 転換期迎える終末期医療 「多死時代」への対応が急務に 今後、年間死亡者数が急増する中、高齢患者の受け皿となってきた病床は数が制限され、介護施設も大幅に増えない。家族の介護力の低下に加え、独居高齢者も増加する。終末期医療をどう提供すべきかは、喫緊の課題となっている。… 2011/12/20 ターミナルケア
2010年度老人保健健康増進等事業シンポジウム 認知症末期患者への人工栄養・水分補給、9割の医師が「導入判断難しい」 認知症末期患者に対する人工的な栄養・水分補給(artificial nutrition and hydration:ANH)の導入にかかわったことがある医師のうち約9割が、患者や家族と共に方針を決める上で何らかの困難を感じていたことが分かった。… 2011/03/02 ターミナルケア