Circulation誌から 遠心ポンプは軸流ポンプより植込後の経過良好 MOMENTUM3試験、脳卒中関連指標の長期追跡結果 重度心不全の治療に用いる左室補助人工心臓(LVAD)として、新たに開発された磁気浮上型遠心ポンプと従来型の軸流ポンプを比較したところ、遠心ポンプは軸流ポンプに比べて脳卒中発生率が低く、その有益性は長期(6カ月~2年)にわたり観察された。この結果は、Circulation誌1月8日号に掲載された… 2019/01/31 循環器
JACC Heart Fail誌から 左室補助人工心臓は6分間歩行距離とQOLを改善 ROADMAP試験の2年間の結果 心不全の通院患者を対象に、左室補助人工心臓(LVAD)と最適医療管理(OMM)の有効性とリスクを比較したプロスペクティブな非ランダム化観察試験であるROADMAP試験の追跡2年間の結果が報告された。LVAD ではOMMよりも6分間歩行距離とQOLに改善が見られた。またLVADでは主要な有害事象が減少してい… 2017/07/14 循環器
米国心臓協会学術集会(AHA2016)より 補助人工心臓HeartMate3、6カ月成績は良好 MOMENTUM3試験 非接触遠心ポンプ型の植え込み型左心補助人工心臓(LVAD)であるHeartMate3の安全性をHeartMate2と比較するMOMENTUM3試験の中間解析から、脳卒中転帰不良およびLVADの置換や抜去に伴う再手術の複合エンドポイント回避率はHeartMate3の方が有意に良好だったと、ハーバード大学医学部の関連病院であ… 2016/11/29 循環器
EPISODE 12 植込型左室補助人工心臓への期待と現実 コロンビア大学胸部外科・高山博夫 さて、すっかりご無沙汰してしまいました。コロンビア大学胸部外科の高山です。今回は人工心臓、中でも植込型左室補助人工心臓(Left Ventricular Assist Device:LVAD)について書きたいと思います。 2011/03/03 循環器