臨床でのありふれた現象から生まれる新発見 免疫反応といえば、B細胞やT細胞が関わる「獲得免疫」がよく知られていますが、近年では、抗原を認識する受容体を持たない「自然免疫」の存在が明らかとなってきました。 先日、自然免疫に関わる自然リンパ球(Innate lymphoid cells:ILC)の1つで、ヒトの体内でアレルギー性の炎症や寄生虫の感… 2016/11/01 アレルギー・免疫
NEJM誌から アーミッシュの生活環境は喘息リスクを下げる 自然免疫による保護効果をもたらす可能性を示唆 アーミッシュとフッタライトは、どちらも、米国内で独自の生活様式を守って暮らしている宗教集団で、遺伝的背景と生活様式はよく似ている。にもかかわらず児童の喘息有病率には大きな差がある。米Chicago大学のMichelle M. Stein氏らは、アーミッシュとフッタライトの子供たちの免疫系のプロファ… 2016/09/01 アレルギー・免疫
日経メディカル2012年4月号「特集 日本の医療は私が変える」転載 Vol.7 腸管免疫の謎を解き、炎症性腸疾患を根治に導きたい 阪大大学院医学系研究科 教授(免疫制御学) 竹田 潔氏(45歳) 阪大の審良静男教授とともに、自然免疫系の異物認識機構を解明。独立後は腸管での免疫異常を追究し、炎症性腸疾患(IBD)や難治感染症の病態解明、治療法開発を目指す。 2012/05/01 消化器
PNAS誌、J Immunol誌から IL-33が喘息治療薬の標的として有望か 自然免疫を介したアレルギー誘導作用が確認される 気管支喘息は、ほかのアレルギーと同様、アレルゲンに対するIgE抗体の過剰反応によって生じると考えられてきた。だが、国立成育医療研究センター研究所の大保木啓介氏らは、喘息関連遺伝子として注目されているインターロイキン33(IL-33)を欠くマウスを使って実験を行い、喘息や腸のアレルギー… 2010/11/05 アレルギー・免疫