本誌連動◇日本の医療 ここがおかしい Vol.8 公平性・正確性欠く医療報道 医療報道の質向上に向け医療者が協力する動きも 帝王切開手術で産婦が死亡し産科医が逮捕された2006年の福島県立大野病院事件の報道や、07年前後に相次いだ救急搬送“たらい回し”報道のように、医療事故や事件が起きると、医療者側にその責任があるかのごとく報道する例が目立った。こうした報道が患者のクレーマー化を助長し、医療現場の士気… 2011/01/20 事件・話題
日経メディカル2010年12月号「ニュース追跡」(転載) 朝日・癌ワクチン報道の波紋 報道姿勢に医科研や関連学会が猛反発 東大医科学研究所の癌ワクチンの臨床研究で有害事象を他病院に伝えていなかったと朝日新聞が報じ、医療界が反発。臨床研究の基準について問題提起したはずが報道姿勢が問われることになった。 2010/12/03 事件・話題
大丈夫か朝日新聞の報道姿勢II 清木元治(東大医科学研究所所長) 2010年11月10日付朝日新聞東京版第17面に、「臨床試験を考える」とした「オピニオン」記事が掲載されました。先端医療振興財団臨床研究情報センター長の福島雅典氏への朝日新聞東京本社科学医療エディターの大牟田透氏による取材記事として、我が国における臨床試験の二重基準に対しての意見が紹… 2010/11/12 事件・話題
大丈夫か?朝日新聞の報道姿勢 清木元治(東大医科学研究所所長・教授) 平成22年10月15日の朝日新聞朝刊に東大医科学研究所におけるペプチドワクチンの臨床試験についての報道があった。これに対して、10月20日に41のがん患者団体が厚生労働省で記者会見を開き、我が国の臨床試験が停滞することを憂慮するとの声明文を公表した。… 2010/10/26 事件・話題
朝日新聞「臨床試験中の癌治療ワクチン」記事(2010年10月15日)に見られる事実の歪曲について 清木元治(東大医科学研究所所長・教授) 2010年10月15日付朝日新聞の1面トップに、「『患者が出血』伝えず 東大医科研、提供先に」(東京版)との見出しで、当研究所で開発した「癌ワクチン」に関して附属病院で行った臨床試験実施中の2008年にすい臓癌の患者さんに起きた消化管出血について、「『重篤な有害事象』と院内で報告されたの… 2010/10/21 事件・話題