【新剤型】ラニナミビル(イナビル) 自発呼吸での単回吸入で治療が完結する抗インフルエンザ薬 2019年9月4日、抗インフルエンザウイルス薬ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(商品名イナビル吸入懸濁用160mgセット)が薬価収載された。本製剤は6月18日に製造販売が承認され、10月25日に発売が予定されている。適応は「A型又はB型インフルエンザウイルス感染症」、用法用量は「成人及び小… 2019/10/04 感染症
本当のトレンドを最新ガイドラインから探る(2) ゾフルーザは本当に夢の薬? 抗インフルエンザ薬の使い方 前回は、流行期のインフルエンザは、迅速検査による診断ではなく臨床診断を行うことが重要だと説明しました。今回は引き続き、昨年末に公表された米国感染症学会のガイドラインを引きながら、インフルエンザ治療について考えてみたいと思います。… 2019/01/24 感染症
医師3974人に聞く◎今シーズン主に使う抗インフルエンザ薬は イナビルのシェアをゾフルーザが奪う構図 1位はタミフルで44%、小児科では50% 2018/19シーズンに主に使う抗インフルエンザ薬は、タミフルが43.6%で1位だった。2位は27.4%でイナビル、今シーズンが本格的なデビューとなるゾフルーザは15.1%で3位だった。直近の調査との比較では、ゾフルーザがイナビルのシェアを奪う構図が鮮明となった。… 2018/11/15 感染症
イナビルの吸入容器が一部透明に 第一三共は2018年1月22日、抗インフルエンザ薬イナビル(一般名ラニナミビルオクタン酸エステル水和物)について、吸入容器の仕様を変更すると発表した。粉薬が入っている「薬剤トレー」を透明にし、吸い残しがないかなどを視認しやすくする。… 2018/01/30 感染症
【漫画】吸入後は息を止めよう 吸入薬は、呼吸器疾患のある限られた患者さんだけが使うものというイメージがありませんか?でも呼吸器疾患患者以外にも吸入薬を使うことがあります。そう、この冬の時期に処方が増える、インフルエンザ治療薬のイナビル(一般名ラニナミビルオクタン酸エステル水和物)とリレンザ(ザナミビル水… 2018/01/04 感染症
2016/17シーズン・インフルエンザ治療レビュー調査(その2) 外来・入院別に見た抗インフル薬の第1選択は 重症度別に見た抗インフルエンザ薬の第1選択薬は、外来治療が相当と判断されるインフルエンザ患者では、タミフルが43.1%、イナビルが41.4%と拮抗していた。入院患者では、「重症で生命の危険がある患者」「生命に危険は迫っていないが入院管理が必要と判断される患者」のいずれにおいてもラピア… 2017/10/02 感染症
2016/17シーズン・インフルエンザ治療レビュー調査(その1) 主に使った抗インフルエンザ薬、1位はタミフル 昨シーズン、主に使った抗インフルエンザ薬は、タミフルが44.5%で1位だった。2位はイナビルが41.5%で続き、タミフルとは3ポイントの差に迫っていた。3位はリレンザ、4位はラピアクタだった。インフルエンザ診療Next編集が実施した「2016/17シーズン・インフルエンザ治療レビュー調査」で明らか… 2017/09/29 感染症
2016/17シーズン・インフルエンザ治療に関する調査_No.2 主として使う抗インフルエンザ薬は? 抗インフルエンザ薬の選択基準も明らかに 今シーズンに主として使う抗インフルエンザ薬を尋ねたところ、タミフルが50.3%で1位だった。2位はイナビル、3位がリレンザ、4位がラピアクタだった。インフルエンザ診療Next編集が実施した「2016/17シーズン・インフルエンザ治療に関する調査」で明らかになった。… 2016/12/15 感染症
抗インフルエンザ薬:オセルタミビルが一番人気 第2位はラニナミビル、第3位はザナミビル 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、最も処方頻度の高い抗インフルエンザ薬を聞いたところ、第1位はオセルタミビル(商品名タミフル)となった。過半数(58.2%)の医師がオセルタミビルを挙げており、最も人気の高い抗インフルエンザ薬であることが分かった。… 2014/12/11 感染症
2012/13シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査 リレンザとイナビル、小児科医の6割が「患者の状態に合わせて使い分けるべき」 ラピアクタの外来使用は37.3%、麻黄湯は26.8% 吸入薬であるリレンザとイナビルについては、数近くが「患者の状態に合わせて使い分けるべき」と考えていた。小児科に限ると6割に上ることも分かった。また、ラピアクタの外来での使用経験は37.3%、麻黄湯の使用経験は26.8%だった。「2012/13シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査」で明… 2013/06/07 感染症
第44回日本小児臨床薬理学会 授乳婦においてイナビル投与の安全性は高い 授乳婦への薬物投与は、母乳を介した乳児への影響が懸念される。インフルエンザに感染し、イナビル(一般名:ラニナミビルオクタン酸エステル)を投与された授乳婦の5例について母乳中の薬物濃度を測定したところ、吸入後1~46時間の母乳において5例とも検出限界未満であったことが示された。1例… 2013/11/28 感染症
第46回日本薬剤師会学術大会 イナビル吸入良好群は不良群に比べ解熱日数が有意に短い 吸入抗インフルエンザ薬イナビルのウイルス消失率は、経口薬タミフルとの二重盲検比較試験で、成人において非劣性、小児においてはタミフルより優れることが確認されている。ただし、臨床効果には吸入の良し悪しが大きく影響することが予想される。サンシャインスター薬局(香川県観音寺市)の浦… 2013/10/28 感染症
2012/13シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査 主に使う抗インフルエンザ薬、タミフルが55.9%で最多 優先順位1位はタミフル、2位がリレンザが最多 2012/13シーズンに主に使った抗インフルエンザ薬は、タミフルが55.9%で最も多かった。イナビルが30.1%、リレンザが8.9%で続いた。ラピアクタは2.8%だった。日経メディカル オンラインが実施した「2012/13シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査」で明らかになった。… 2013/05/24 感染症
日本感染症学会、入院例にはオセルタミビルの10日間投与を推奨 鳥インフルエンザA(H7N9)の治療指針を提言 日本感染症学会は5月17日、中国や台湾で患者が確認された鳥インフルエンザA(H7N9)について、国内での感染拡大の可能性や治療方針について考えをまとめた提言を公表。 2013/05/20 感染症
3種以上のウイルス遺伝子交雑体、ヒト型受容体を認識 鳥インフルエンザH7N9型は大流行するか? 感染研は4種の抗インフル薬の感受性試験を実施へ 中国で鳥インフルエンザH7N9型ウイルスの感染が拡大している。 2013/04/05 感染症
外房こどもクリニックの黒木春郎氏に聞く 5歳児以上の症例ではイナビル吸入が十分可能 吸入確認用笛で吸入可否を事前に把握 2010年に第4のノイラミニダーゼ(NA)阻害薬として登場したイナビルは、一度の吸入で治療が完結することから、服薬の利便性、コンプライアンスの向上が期待されている。その一方で、医師や薬剤師らの指示通りに吸入できたかどうかが治療効果に影響するとの指摘もある。外房こどもクリニックの黒木… 2013/01/09 感染症
第33回日本臨床薬理学会 授乳婦においてイナビル投与の安全性を確認 授乳婦への薬物投与は、母乳を介した乳児への影響が懸念されるところだ。インフルエンザに感染し、イナビル(一般名:ラニナミビルオクタン酸エステル)を投与された授乳婦の3例について、母乳中の薬物濃度を測定したところ、3例について母乳中の薬物濃度を測定したところ、吸入後1~46時間の母乳… 2012/12/28 感染症
日本臨床内科医会インフルエンザ研究班班長・河合直樹氏に聞く ノイラミニダーゼ阻害薬は4薬剤とも耐性化傾向は認めず インフルエンザへの曝露後予防投与の推奨を柱とする日本感染症学会の提言を機に、薬剤耐性ウイルスの誤解が存在することが露見された。臨床現場での誤解を解くために、日本臨床内科医会インフルエンザ研究班班長の河合直樹氏に、耐性ウイルスの実像を解説していただいた。… 2012/12/27 感染症
第44回日本小児感染症学会総会 イナビルの異常行動に関連する副作用、「男性」「10歳代」「投与2日以内」に集中 2010/2011年、2011/2012年の2シーズンにおけるイナビルの有害事象を分析したところ、事故につながったり他人に危害を与えたりする可能性のある異常行動は、男性に多く、10歳代にピークがあり、投与日とその翌日に集中して発現していることなどが示された。11月24日から25日まで開催された第44回日… 2012/12/13 感染症
日経メディカル2012年12月号「特集 今冬の感染症はここを押さえろ!」転載 Vol.1 【インフルエンザ】耐性ウイルスへの懸念は無用 小児への薬剤はどう使い分ける? インフルエンザ治療で気掛かりなのが、耐性株や異常行動の問題。だが、薬剤の処方に大きな影響を及ぼすものではないことが明らかになっている。4種のノイラミニダーゼ阻害薬の年齢層別の使い分けにも方向性が見えてきた。… 2012/12/11 感染症
第44回日本小児感染症学会 二峰性発熱例、イナビル治療群はリレンザ治療群より有意に多く いったん37.5℃未満に解熱後、24時間以降に再び37.5℃以上に発熱するインフルエンザの二峰性発熱例は、イナビル治療群の方が同じ吸入薬であるリレンザ治療群よりも有意に多いことが示された。2011/12シーズンに北海道内の多施設医療機関で行われた前向き観察研究で明らかになったもの。北海道大学… 2012/12/10 感染症
第60回日本ウイルス学会学術集会 ラピアクタ、イナビルの抗ウイルス効果はタミフルと同等、H1N1pdm09に対して特に良好 2010/11年シーズンの小児インフルエンザ患者の臨床検体を用いた検討で、新規抗インフルエンザ薬ラピアクタ、イナビルの抗ウイルス効果はタミフルと同等であり、2009年にパンデミックを起こしたA/H1N1pdm09に対して特に良好であったことが、東京大学医科学研究所ウイルス感染分野の坂井(田川)優… 2012/12/05 感染症
日本化学療法学会西日本支部総会/日本感染症学会中日本・西日本地方会学術集会 イナビルはインフルエンザ型・亜型や年齢にかかわらず臨床的有効性を発揮 2010年9月に保険適用となった、最も新しいノイラミニダーゼ(NA)阻害薬であるイナビルは、AH3型、B型の患者、あるいは10歳未満、10歳以上の患者のいずれに対しても臨床的に有効であることが確認された。九州大学先端医療イノベーションセンター臨床試験部門の池松秀之氏らが、2011/12年シーズン… 2012/12/03 感染症
公立南丹病院小児科の勝見良樹氏に聞く イナビルとリレンザ、小児患者での比較で効果や安全性は同等であることを示唆 わが国で使用できるノイラミニダーゼ阻害薬は現在4薬で、その中でも吸入薬であるのがイナビルとリレンザだ。小児患者に使用した場合、効果や安全性に両者の違いはあるのか。公立南丹病院(京都府南丹市)の小児インフルエンザ患者を対象に、この2薬のランダム化比較試験を行い、その結果をPEDIARE… 2012/11/20 感染症
2011/12シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査 主に使う抗インフル薬、タミフルが13ポイント減、イナビルは8.6ポイント増、リレンザも4.8ポイント増 抗インフルエンザ薬のうち、2011/12シーズンに主に使った薬剤は、タミフルが56.4%で最も多かった。イナビルが24.2%、リレンザが16.1%で続いた。ラピアクタは1.9%だった。日経メディカル オンラインが実施した「2011/12シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査」で明らかになった。2010年1… 2012/10/27 感染症
4種類の抗インフル薬で解熱効果に大差なし、B型ではリレンザがやや良い傾向 タミフル、リレンザ、ラピアクタ、イナビルの4種類の抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)は、A型あるいはB型においてともに解熱効果に大きな差が見られなかったことが示された。ただ、B型ではリレンザがやや良い傾向があることも報告された。2011/12シーズンにおける抗インフルエンザ薬… 2012/10/15 感染症
十分量のイナビル吸入、最低でも最大吸気流速90L/分以上が必要 イナビルを処方された患者55人を対象に、インチェックによる最大吸気流速(PIF)とイナビル吸入器内の残量を調査したところ、十分量のイナビル吸入には最低でもPIF90L/分以上が必要であることが報告された。あい薬局(広島県東広島市)の吉田雄樹氏らが、8月24日から26日まで横浜で開催された日本… 2012/08/29 感染症
イナビル使用の10代患者が転落死、厚労省が注意を再喚起 厚生労働省は2月14日付けで、各都道府県に対し、抗インフルエンザウイルス薬使用後の異常行動に関する注意喚起の徹底を通達した。インフルエンザ流行が続く中、イナビルを使用した10代の患者の転落死が報告されたための措置。厚労省は、抗インフルエンザ薬使用後少なくとも2日間は小児・未成年者… 2012/02/22 感染症
リレンザ、投与開始早期の解熱症例の割合がイナビルより有意に多い リレンザとイナビルのそれぞれの治療例について、投与開始から3時間ごとの解熱症例の割合を見たところ、リレンザの方が有意に解熱症例が多いことが分かった。日本臨床内科医会インフルエンザ研究班の検討で明らかになったもの。9月18、19日に札幌市で開催された第25回日本臨床内科医学会で、結果… 2011/10/03 感染症
「イナビル吸入の翌日から学校」はOK? 医師会員限定コンテンツです。この記事は、NPO法人医薬品ライフタイムマネジメントセンターが提供している「医師のための薬の時間」(http://iphiss.jp/dr/index.html)から提供を受けています。 2011/05/24 医薬品 医師限定コンテンツ
抗インフル薬投与は薬剤耐性も念頭に ペラミビル投与患者から耐性ウイルスを初検出 感染症研究所と横浜市衛生研究所が発表 感染症研究所と横浜市衛生研究所は2月18日、インフルエンザウイルスA(2009/H1N1)に感染し、ペラミビル(商品名ラピアクタ)による治療を受けた5歳児からペラミビルとオセルタミビル(タミフル)に対する感受性が低下したH275Y耐性ウイルスが検出されたと発表した。感染症研究所と全国地方衛生研… 2011/02/22 感染症