NEJM誌から 第Xa因子阻害薬使用中の大出血に対処する新薬 アンデキサネットの臨床試験中間解析 第Xa因子阻害薬に対する中和剤として開発されたアンデキサネットを、実際に第Xa因子阻害薬使用中に急性大出血を起こした患者に投与する臨床試験を行ったカナダMcMaster大学のStuart J. Connolly氏らは、アンデキサネットの中和効果は速やかに現れ、高い止血効果が認められたと、NEJM誌電子版に201… 2016/09/26 循環器
抗Xa薬中和剤アンデキサネット、第3相成績発表 凝固系第Xa因子阻害薬(以下、Xa阻害薬)の中和剤として開発されているAndexanet alfa(PRT064445、以下、アンデキサネット)について、リバーロキサバンの中和活性を評価した第3相試験ANNEXA-R part2の結果が明らかになった。アンデキサネットをボーラス投与後2時間持続点滴静注した時点で、リバ… 2015/11/16 循環器
J Am Coll Cardiol誌から アピキサバン服用者の除細動後の主要心血管イベント発生率はワルファリンと同程度 AF患者を対象としたARISTOTLE試験の事後解析 アピキサバンを服用しているAF患者に除細動を行った場合、その後の主要心血管イベント発生率は低く、ワルファリンと同等であることがARISTOTLE試験の事後解析から示された。しかし、今回の解析結果とRE-LY試験の結果を合わせて検討しても、除細動前の最適な抗凝固薬投与期間を明確に定義できない… 2013/11/26 循環器
N Engl J Med誌から リバーロキサバンはVTE予防でも標準療法に非劣性――EINSTEIN-PE試験 急性症候性肺塞栓症(PE)患者を対象に、経口第Xa因子阻害薬リバーロキサバンの症候性静脈血栓塞栓症(VTE)再発抑制効果を検討したところ、標準療法に対し非劣性だった。出血リスクの上昇もなく、大出血の発生は有意に減少した。この結果は、N Engl J Med誌4月5日号に掲載された。… 2012/04/26 循環器
【APSC2011リポート】No.1 ダビガトランの登場を機に、心房細動による脳卒中治療でパラダイムシフト 高齢者人口の増加に伴って、心房細動による脳卒中が世界的に大きな問題となっている中、新しいOAC(経口抗凝固薬)がいくつか開発され、注目されている。オーストラリア・メルボルン大学神経科学教授のStephen Davis氏は、2011年9月29日~10月1日にスリランカ・コロンボで開催されたアジア大洋州… 2012/01/17 循環器
日経メディカル2010年12月号「トレンドビュー」(転載) 期待の抗凝固薬、登場間近 心房細動患者の脳卒中予防が大きく変わる 11月13日から17日まで、米国心臓協会の学術集会(AHA2010)がシカゴで開催された。欧州心臓学会に次いで今学会でも、ワルファリンに代わる新しい抗凝固薬の臨床試験の結果に注目が集まった。 2010/12/13 循環器
米国心臓協会(AHA)2010 ROCKET AF試験、ワルファリンに対する非劣性を証明 新規抗凝固薬の開発競争に拍車 ワルファリンに代わる新しい抗凝固薬の開発競争が熾烈さを増してきた。第83回米国心臓協会・学術集会(AHA2010、11月13~17日、開催地:シカゴ)のLate Breaking Clinical Trialsで米国デューク大学のKenneth Mahaffey氏は、「リバロキサバンのワルファリンに対する非劣性が証明された」と、ROCKET … 2010/12/02 循環器
欧州心臓学会2010 AFの塞栓症予防にXa阻害薬はアスピリンより有用 apixabanの効果を検証したAVERROES試験の結果 ワルファリンに代わる抗凝固薬の候補として、選択的第Xa阻害薬がある。apixabanは経口投与が可能な1日2回服用型の第Xa因子阻害薬で、欧州心臓学会HOTLINEセッションにおいて、心房細動患者を対象に塞栓症予防作用を検討したランダム化比較試験AVERROESの結果が発表された。… 2010/09/24 循環器