特集●インクレチン関連薬への期待 第3回 作用機序から考え興味深い、αGIとDPP4阻害薬の併用 東京大学 糖尿病・代謝内科教授 門脇 孝 氏 なかでも注目されるのは、αGIとDPP4阻害薬との併用です。αGIによって小腸下部の腸管グルコース濃度が高まることから、同部位に多いL細胞からのGLP1分泌は亢進する一方、小腸上部からのGIP分泌は相対的に低下します。これによりGIPの体重増加作用を抑えながら、さらに血中濃度が上昇したGLP1の分… 2009/12/01 代謝・内分泌