N Engl J Med誌から 心房細動患者のPCI後抗血栓療法、最良の選択は 出血リスクはNOAC+P2Y12阻害薬が最少、AUGUSTUS試験の結果 心房細動(AF)患者に対する経皮的冠動脈インターベンション(PCI)後の抗血栓療法としてアピキサバン+P2Y12阻害薬の2剤併用は、ビタミンK拮抗薬(VKA)+P2Y12阻害薬の2剤併用、ないし経口抗凝固薬+アスピリン+P2Y12阻害薬の3剤併用と比較して、出血リスクおよび入院リスクが少なく、虚血事象… 2019/04/22 循環器
Lancet誌から 非心臓手術後の心筋障害にダビガトランが有望 プラセボ対照のRCTで大出血を増やさずに合併症を減少 非心臓手術後の心筋障害(MINS)と判断された患者を対象に、ダビガトランまたはプラセボを投与するランダム化対照試験を行ったカナダMcMaster大学のP J Devereaux氏らは、ダビガトランは大出血リスクを上昇させることなく、MINS患者の主要な心血管合併症を減らしていたと報告した。結果はLancet誌… 2018/07/02 循環器
第14回 ワルファリン ─ あなたがいたから僕がいた 郷ひろみ、好きだなあ。世代は同じだし、カラオケで歌った。100回はマイク握った。「あなたがいたから僕がいた」は、1976年のリリース。この曲がどうこういう話じゃないけど、<心房細動の脳梗塞予防>とくれば──「ワルファリンがいたからダビガトランやエドキサバンがいるのだ」……という流れ… 2018/01/04 循環器
学会トピック◎欧州心臓病学会(ESC2017) PCI後のAF患者、NOAC+抗血小板薬1剤が可能 RE-DUAL PCI試験 経皮的冠動脈インターベンション治療(PCI)後の心房細動(AF)合併患者に対する非ビタミンK拮抗経口抗凝固薬(NOAC)ダビガトランと抗血小板薬(P2Y12阻害薬)1剤の併用は、ワルファリンと抗血小板薬2剤による抗血栓薬3剤併用よりも出血のリスクは有意に低く、血栓塞栓性イベントのリスクは同等… 2017/09/01 循環器
N Engl J Med誌から イダルシズマブによる中和作用は迅速かつ安全 RE-VERSE AD試験の全集団解析結果 非ビタミンK拮抗経口抗凝固薬(NOAC)ダビガトランの特異的中和剤であるイダルシズマブはダビガトランの抗凝固作用を安全かつ迅速に中和することが、RE-VERSE AD試験により明らかとなった。同試験の全集団を対象とした解析結果が7月にドイツ・ベルリンで開催された国際血栓止血学会で発表され、論… 2017/08/09 循環器
JAMA誌から ダビガトランの骨粗鬆性骨折リスクは低い ワルファリンと比較したAF患者のコホート研究 非弁膜症性心房細動(NVAF)と新たに診断された患者で、ダビガトランを処方された人とワルファリンを処方された人の骨粗鬆性骨折の発症率を比較した香港大学のWallis C. Y. Lau氏らは、ダビガトラン群の骨折リスクが有意に低かったと報告した。結果は、JAMA誌2017年3月21日号に掲載された。… 2017/04/13 骨・関節・筋
米国心臓病学会学術集会(ACC.17)より アブレーション時のダビガトラン継続投与を評価 ワルファリン継続投与より出血リスク8割減、RE-CIRCUIT試験 心房細動アブレーションの周術期に継続して経口抗凝固療法を行う場合、ワルファリンに比べ非ビタミンK拮抗経口抗凝固薬(NOAC)のダビガトランでは出血のリスクが8割も低かったと、米Johns Hopkins Medical InstitutionsのHugh Calkins氏らが第66回米国心臓病学会学術集会(ACC.17、3月17~19日、… 2017/03/29 循環器
J Am Coll Cardiol誌から アジア人の非弁膜性心房細動患者でダビガトランはワルファリンよりも急性腎障害のリスクが低い アジア人の非弁膜性心房細動(NVAF)患者を対象として、ダビガトランとワルファリンの急性腎障害(AKI)のリスクを比較する後向きコホート研究が台湾で実施された。傾向スコアを用いた解析の結果、ダビガトランはワルファリンよりもAKIのリスクが低かった。この結果はJ Am Coll Cardiol誌11月29日… 2016/12/12 循環器
米国心臓協会学術集会(AHA2016)より ダビガトラン中和剤、多数例での解析結果発表 RE-VERSE AD試験 非ビタミンK拮抗経口抗凝固薬(NOAC)ダビガトランの特異的中和剤であるイダルシズマブの第3相試験として行われているRE-VERSE ADから、2015年にNew England Journal of Medicine誌に掲載された中間解析に次ぐ多数例での解析結果を、米トーマスジェファーソン大学のCharles V Pollack Jr.氏らが米… 2016/11/24 循環器
【新薬】イダルシズマブ(プリズバインド) ダビガトランの抗凝固作用を中和する抗体製剤 2016年11月18日、ダビガトラン特異的中和薬イダルシズマブ(商品名プリズバインド静注液2.5g)が薬価収載と同時に発売された。適応は「生命を脅かす出血または止血困難な出血の発現時、重大な出血が予想される緊急を要する手術または処置の施行時におけるダビガトランの抗凝固作用の中和」。… 2016/11/18 医薬品
J Am Coll Cardiol誌から アジア人におけるNOACの効果はワルファリンに勝る 台湾発のリアルワールドデータ アジア人の非弁膜症性心房細動(NVAF)患者において、リバーロキサバンとダビガトランは、虚血性脳卒中と全身性塞栓症、頭蓋内出血(ICH)、総死亡のリスクをワルファリンよりも軽減することが確認された。急性心筋梗塞(AMI)および消化管出血による入院については差がなかった。論文は、J Am Co… 2016/10/05 循環器
抗凝固薬:ワルファリンが半数割るも首位キープ 第2位はアピキサバン、第3位はリバーロキサバン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、抗凝固薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、42.6%の医師がワルファリン(商品名ワーファリン他)と回答した。第2位のアピキサバン(エリキュース)は19.7%、第3位のリバーロキサバン(イグザレルト)は15.9%、第4位のエドキサバン(リクシア… 2016/09/15 循環器
NMO調査◎抗凝固薬に関するアンケート(その1) アピキサバンがNo.1を堅持、支持率も微増 エドキサバンの使用経験者は42%に増加 日経メディカル Onlineでは、4つの新規経口抗凝固薬(NOACs)について、使用経験と評価を明らかにするための調査を実施してきた。8月調査では、NOACsの使用経験のある医師が選んだ「評価が最も高い抗凝固薬」の1位はアピキサバンで、5回連続の1位となった。ただ、その割合は31.9%で前回からは0.9… 2015/08/11 循環器
NEJM誌から ダビガトラン中和抗体、フェーズ3で好結果 RE-VERSE AD試験の中間解析結果が発表、重篤な出血や緊急手術が必要な患者の凝固能が速やかに回復 新規経口抗凝固薬(NOAC)のダビガトラン(商品名プラザキサ)を使用中の患者を対象とした、中和抗体idarucizumab(イダルシズマブ)のフェーズ3試験、RE-VERSE ADの中間解析結果が報告された。2014年6月から15年2月までの登録患者90人についての解析で、重篤な出血や緊急手術のため凝固能の回復… 2015/07/08 循環器
Lancet誌から ダビガトラン中和抗体のフェーズ1結果が発表 抗凝固作用を速やかに中和、重篤な有害作用なし 新規経口抗凝固薬(NOAC)のダビガトラン(商品名プラザキサ)に対する中和抗体idarucizumab(イダルシズマブ)の、健常人を対象としたフェーズ1試験結果が、ようやく論文化された。4通りの用量全てでダビガトランの抗凝固作用が速やかに中和され、重篤な副作用は認められなかったという。… 2015/07/07 循環器
BMJ誌から NOACの消化管出血リスクはワルファリンと同等 ダビガトラン、リバーロキサバンとワルファリンを比較する大規模後ろ向きコホート研究で判明 米Mayo ClinicのNeena S Abraham氏らは、新規経口抗凝固薬(NOAC)の実臨床における安全性を評価する、大規模後ろ向きコホート研究を実施。NOACのダビガトランとリバーロキサバンの消化管出血リスクは、ワルファリンと同等であることを明らかにした。ただし、65歳以降、特に76歳以上の高齢者では… 2015/05/19 消化器
経口抗凝固薬:一番人気はやはりワルファリン 第2位はアピキサバン、第3位はダビガトラン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、最も処方頻度の高い経口抗凝固薬を聞いたところ、第1位はワルファリン(商品名ワーファリン他)となった。医師の58.1%がワルファリンを挙げ、最も人気のある経口抗凝固薬であることが分かった。… 2015/03/26 循環器
NMO調査◎抗凝固薬に関するアンケート(その1) 「評価が最も高い」はアピキサバン、支持率は低下 エドキサバンの使用経験は31.7%と増加 日経メディカル Onlineでは、4つの新規経口抗凝固薬(NOACs)について、使用経験と評価を明らかにするための調査を実施してきた。3月調査では、NOACsの使用経験のある医師が選んだ「評価が最も高い抗凝固薬」の1位はアピキサバンで、4回連続の1位となった。ただし、その割合は31.0%と前回の33.1… 2015/03/16 循環器
JAMA Intern Med誌から ダビガトランにワルファリン以上の出血リスク 米国における後ろ向きコホート研究の結果 実臨床において心房細動と診断され、ダビガトランまたはワルファリンを処方された患者を追跡し、様々な出血リスクを比較した結果、頭蓋内出血リスクはワルファリンの方が高いが、あらゆる出血と大出血のリスクはダビガトランの方が有意に高いことが示された。米Pittsburgh大学のInmaculada Hernan… 2014/11/27 循環器
循環器プレミアム7月調査 アピキサバンの評価理由、「出血リスクが少ない」が最多 リバーロキサバンは「コンプライアンスが良い」、ダビガトランは「使い慣れている」 循環器プレミアムでは、新規抗凝固薬の使用経験と評価を明らかにする目的で調査を継続的に実施している。先週報告した「最も評価が高い抗凝固薬」について評価理由を調べたところ、ダビガトラン、リバーロキサバン、アピキサバンにおいて、それぞれの特徴が浮かんだ。… 2014/08/06 循環器
第86回米国心臓協会・学術集会 ダビガトラン特異的中和薬、健常男性で安全性、忍容性を確認 新規経口抗凝固薬のダビガトランに特異的な中和薬の開発がまた一歩前進した。ダビガトランに親和性が高く特異的に結合する抗体フラグメントを作製し、健常男性ボランティアを対象に安全性、忍容性などを検討したところ、良好な結果が得られた。ドイツBoehringer Ingelheim Pharma GmbH and Co. KG… 2013/11/25 循環器
循環器プレミアム9月調査 最も評価が高い抗凝固薬、リバーロキサバンが前回に引き続き1位 2011年に直接トロンビン阻害薬のダビガトラン(商品名プラザキサ)が登場したのを皮切りに、2012年に第Xa因子阻害薬であるリバーロキサバン(商品名イグザレルト)、2013年に同じく第Xa因子阻害薬であるアピキサバン(商品名エリキュース)と、3つの新規経口抗凝固薬が出そろった。循環器プレミア… 2013/10/16 循環器
最も評価が高い抗凝固薬、リバーロキサバンが前回に引き続き1位 2011年に直接トロンビン阻害薬のダビガトラン(商品名プラザキサ)が登場したのを皮切りに、2012年に第Xa因子阻害薬であるリバーロキサバン(商品名イグザレルト)、2013年に同じく第Xa因子阻害薬であるアピキサバン(商品名エリキュース)と、3つの新規経口抗凝固薬が出そろった。循環器プレミア… 2013/10/10 循環器
N Engl J Med誌から 人工心臓弁置換術後の患者、ダビガトラン投与群でイベントが増加 人工心臓弁置換術後の患者を対象に、血栓塞栓予防を目的としたダビガトランの用量を検討するランダム化比較試験のRE-ALIGN試験において、ダビガトラン群の血栓塞栓性および出血性イベントの発生が、ワルファリン群より増加傾向にあったことを理由に、試験は早期中止となった。イベントの多くは、… 2013/09/19 循環器
BMJ誌から VTE再発予防効果はビタミンK拮抗薬が最も高いが、大出血リスクも最大 抗凝固薬と抗血小板薬の有効性と安全性を比較したネットワークメタ解析の結果 静脈血栓塞栓症(VTE;深部静脈血栓症と肺塞栓症)の2次予防として、様々な経口抗凝固薬(ダビガトラン、リバーロキサバン、アピキサバン、ビタミンK拮抗薬)と抗血小板薬(アスピリン)の有効性と安全性を比較したネットワークメタ解析の結果、VTE再発予防効果が高く、大出血リスクが低い最適な… 2013/09/19 循環器
2013年7月公開記事に関するアンケートから 閲覧1位は「AF患者においてダビガトランの2用量はベネフィットが高い」 参考になった1位は「3種類の新規抗凝固薬から何を選ぶ?」 2013年8月に行いました「2013年7月公開記事に関するアンケート」にご協力いただきまして、誠にありがとうございました。今回も441人の先生方にご回答いただきました。この場を借りて、厚くお礼申し上げます。… 2013/09/13 循環器
Ann Intern Med誌から 関節置換術後の新規抗凝固薬に低分子ヘパリンを上回る利益はあるか 米国で行われたシステマティックレビューの結果 人工股関節全置換術(THR)または人工膝関節全置換術(TKR)後の静脈血栓塞栓症の予防目的で使われる低分子ヘパリン(LMWH)と、近年登場した新しい抗凝固薬の有効性、安全性を比較したところ、症候性深部静脈血栓症の予防において新規抗凝固薬の利益は高いが、出血リスクも高い傾向が見られた。… 2013/09/05 外科
2013年8月号特集◎誰もが診る 心房細動 Vol.4 主軸は新規抗凝固薬、腎機能に注意 抗凝固薬4剤をどう使い分ける? 新規抗凝固薬が次々に登場したことで、臨床現場では使い分けに迷う場面もあるだろう。現在使用可能な4剤の特徴や、出血リスクを管理するためのモニタリングについてまとめた。 2013/08/22 循環器
2013年8月号特集◎誰もが診る 心房細動 Vol.3 65歳以上なら抗凝固薬で脳梗塞予防 抗凝固療法の適応をどう見極める? 出血というインパクトの大きいリスクを併せ持つために、抗凝固薬の適応の決定には慎重さが求められる。だが、新薬の登場で、裾野は確実に広がっている。 2013/08/21 循環器
2013年8月号特集◎誰もが診る 心房細動 Vol.1 3分で分かる心房細動アップデート 【プロローグ】様変わりした心房細動診療 患者数の急増と、扱いやすい新規抗凝固薬の登場によって、心房細動はもはや専門医だけが診る疾患ではなくなった。プライマリケアで無症候性の患者をどう拾い上げ、いかに抗凝固療法を進めるか。心房細動患者が脳梗塞を免れるかどうかは第一線の臨床医の手腕にかかっている。… 2013/08/19 循環器
最も評価が高い抗凝固薬、リバーロキサバンが32.8%で1位に 2013年2月に、心房細動に伴う脳卒中及び全身性塞栓症の発症を抑制する新規経口抗凝固薬のアピキサバン(商品名エリキュース)が発売された。これによって国内では、直接トロンビン阻害薬のダビガトラン(商品名プラザキサ)、アピキサバンと同じ第Xa因子阻害薬であるリバーロキサバン(商品名イグ… 2013/08/05 循環器
最も評価が高い抗凝固薬、リバーロキサバンが32.8%で1位に 2013年2月に、心房細動に伴う脳卒中及び全身性塞栓症の発症を抑制する新規経口抗凝固薬のアピキサバン(商品名エリキュース)が発売された。これによって国内では、直接トロンビン阻害薬のダビガトラン(商品名プラザキサ)、アピキサバンと同じ第Xa因子阻害薬であるリバーロキサバン(商品名イグ… 2013/08/02 循環器
第45回 3種類の新規抗凝固薬から何を選ぶ?─私の考え方─ ご無沙汰しています。「心房細動による脳卒中予防」に関する知識や情報はずいぶん広がりました。私自身は社会的な「心房細動の無症候化」を実感しているので近い将来、社会に対して心房細動に関する啓発活動をどのように行うかが重要なテーマになると思っていますが、取りあえず久々の今回は、そ… 2013/07/11 循環器
Ann Intern Med誌から リバーロキサバン開始直後はビタミンK拮抗薬使用歴にかかわらず出血リスク上昇に注意 ROCKET AF試験のサブ解析の結果 脳卒中、全身性塞栓症予防において、リバーロキサバンとワルファリンの有効性と安全性を比較した大規模ランダム化比較試験(RCT)「ROCKET AF」のサブグループ解析で、リバーロキサバンに割り付けられた患者とワルファリンに割り付けられた患者の転帰を、ワルファリンなどのビタミンK拮抗薬(VKA… 2013/07/05 循環器
J Am Coll Cardiol誌から AF患者においてダビガトランの2用量はともにワルファリンよりもベネフィットが高い RE-LY試験のデータを用いたnet clinical benefitの比較から RE-LY試験の心房細動(AF)患者のデータを用いて、ダビガトラン110mg×2/日および150mg×2/日とワルファリンのnet clinical benefitを比較したところ、2用量ともにワルファリンよりもベネフィットが高く、またダビガトランの2用量間ではベネフィットに差がみられないことが示された。この結果はJ … 2013/07/03 循環器
「最も評価が高い」との回答はワーファリンが34.5%で最多 ダビガトランとリバーロキサバンが27.7%で並ぶ 2013年2月に、心房細動に伴う脳卒中及び全身性塞栓症の発症を抑制する新規経口抗凝固薬のアピキサバン(商品名エリキュース)が発売された。これで国内では、直接トロンビン阻害薬のダビガトラン(商品名プラザキサ)、アピキサバンと同じ第Xa因子阻害薬であるリバーロキサバン(商品名イグザレル… 2013/06/17 循環器
「最も評価が高い」との回答はワーファリンが34.5%で最多 2013年2月に、心房細動に伴う脳卒中及び全身性塞栓症の発症を抑制する新規経口抗凝固薬のアピキサバン(商品名エリキュース)が発売された。これで国内では、直接トロンビン阻害薬のダビガトラン(商品名プラザキサ)、アピキサバンと同じ第Xa因子阻害薬であるリバーロキサバン(商品名イグザレル… 2013/06/17 循環器
2013年4月公開記事に関するアンケートから 閲覧1位は「リピトール、クレストールの処方理由は」 2013年5月に行いました「2013年4月公開記事に関するアンケート」にご協力いただきまして、誠にありがとうございました。今回も412人の先生方にご回答いただきました。この場を借りて、厚くお礼申し上げます。… 2013/06/14 循環器
第38回日本脳卒中学会 新規経口抗凝固薬、この1年間に明らかにされた新知見 心原性脳塞栓症の予防を目的とした抗凝固療法は、新規経口抗凝固薬(NOAC)の相次ぐ登場で大きく様変わりした。わが国ではすでにダビガトラン、リバーロキサバン、アピキサバンの3種類が使用でき、さらにエドキサバンの開発も進んでいる。東京女子医科大学神経内科の長尾毅彦氏は、第38回日本脳卒… 2013/05/09 循環器
最も評価が高い新規経口抗凝固薬は? 心房細動に伴う脳卒中および全身性塞栓症の発症を抑制する新規経口抗凝固薬のアピキサバン(商品名エリキュース)が、2013年2月に発売された。これで国内では、直接トロンビン阻害薬のダビガトラン(商品名プラザキサ)に、アピキサバンと同じ第Xa因子阻害薬であるリバーロキサバン(商品名イグザ… 2013/05/07 循環器
「最も評価が高い」との回答はダビガトランが48%で最多 リバーロキサバンは39%、アピキサバンも11% 2013年2月に、心房細動に伴う脳卒中及び全身性塞栓症の発症を抑制する新規経口抗凝固薬のアピキサバン(商品名エリキュース)が発売された。これで国内では、直接トロンビン阻害薬のダビガトラン(商品名プラザキサ)、アピキサバンと同じ第Xa因子阻害薬であるリバーロキサバン(商品名イグザレル… 2013/04/30 循環器
抗凝固薬の薬理ゲノム学の成果 ダビガトラン血中濃度・出血性副作用の遺伝的規定因子が明らかに 「ナウい」や「アッと驚くタメゴロー」(←古っ!)などは日常でほとんど聞くことがなくなっており、「死語」にあたるのでしょうか? 展開の速い医学用語にも多くの死語がありそうです。最近、「特異体質」という言葉を聞くことがめっきり減った気がします。自分たちが研修医の頃は全身麻酔で悪… 2013/04/02 循環器
ダビガトラン推奨の心房細動患者の中で減量因子を複数有する症例は用量に注意を 心房細動の抗血栓療法において、ダビガトランの基本用量は300mg/日となっているが、添付文書の減量因子に従い、必要に応じて220mg/日に減量する。減量因子が多いため、ダビガトランの既存用量(300mg/日・220mg/日)の使用が困難となり得る症例は、日常診療下で35%であることが示された。3月17日… 2013/03/20 循環器
NEJM誌から VTEの延長治療にアピキサバン、ダビガトランは有望な選択肢 2つのグループの二重盲検ランダム化試験で明らかに 静脈血栓塞栓症(VTE)の初期治療後の延長治療にアピキサバンまたはダビガトランを用いると、プラセボに比べて有意なVTE予防効果が得られ、出血リスクに対する懸念も小さくなることが示された。それぞれ異なる研究グループによって行われた臨床試験の結果が、NEJM誌2013年2月21日号に報告された。… 2013/03/11 循環器
N Engl J Med誌から VTE長期治療、ダビガトランとワルファリンは同等 出血のリスクはワルファリンより低率 静脈血栓塞栓症(VTE)後の長期治療による再発予防において、ダビガトランのワルファリンに対する非劣性が示された(RE-SONATE試験)。大出血もダビガトラン群で少なかった。一方でプラセボと比較すると、ダビガトランは出血リスクを増加させた(RE-MEDY試験)。これら2つの臨床試験の結果が、N E… 2013/03/06 循環器
投与前のCcr算出や投与後の適宜評価を ダビガトラン、改めて注意喚起 高度腎障害患者への投与は禁忌 日本ベーリンガーインゲルハイムは3月1日、ダビガトラン(商品名プラザキサ)について、「プラザキサカプセル適正使用のお願い」を発表した。 2013/03/05 循環器
読んでから解くか、解いてから読むか:AHAのCMEクイズより 安全なはずのダビガトランも抗血小板薬との併用時には用心を AHAのCME Courses、今回はCirculation誌2月5日号(vol.127、no.5、p.634-40)から、ダビガトランと抗血小板薬の併用による出血リスクの上昇について検討した、RE-LY試験のサブ解析の論文を題材としていた[1]。抄録を読んで問題を解くだけでも、原論文を読む時間が節約できるはずである。逆に、原… 2013/02/25 循環器
カレスサッポロ北光記念クリニックの佐久間一郎氏に聞く ダビガトランの望ましい投与法を目指して 安全性確保にはaPTTとPT-INRが有用な指標に aPTTにPT-INRを加えて測定すれば、ダビガトランの過剰投与・過少投与の把握に有用である――。カレスサッポロ北光記念クリニックの佐久間一郎氏らは、ダビガトランの望ましい投与法を目指して100例以上の症例を対象に検討した結果、このような結論に達した。症例ごとにダビガトラン濃度(トロンビ… 2013/01/15 循環器
日経メディカル2012年12月号特別編集版「脳心血管疾患の最新動向」【Pick up】転載 新規抗凝固薬の登場で心房細動治療が大きく変わる 新規抗凝固薬が相次いで使用可能となったことで心房細動治療の考え方が大きく変化している。ワルファリン時代は治療のベネフィットと出血リスクのバランスが重視されてきたが、最近は治療が不要な患者を同定し、それ以外の患者はすべて治療対象と考えるようになってきた。… 2013/01/10 循環器
第16回日本心不全学会学術集会 心不全合併AFには新規抗凝固薬の使用が望ましい より確実な抗凝固療法を行う必要性 心不全患者では心房細動(AF)が少なからず認められる。また、心不全患者の大半は高齢であり、かつ高血圧や糖尿病をしばしば合併する。このことから、弘前大学循環器内科教授の奥村謙氏は、第16回日本心不全学会学術集会(2012年11月30日~12月2日、開催地:仙台市)の教育講演「心不全における抗… 2013/01/10 循環器
第8回 ダビガトランにもモニタリングが必要な理由 先生、前回のカンファランスでワルファリンを投与する際のPT-INRによる管理の大切さは分かりました。では、ダビガトラン(商品名プラザキサ)でもこうしたモニタリングは必要なんでしょうか? 2012/12/20 循環器
BMJ誌から 脳卒中2次予防における新規抗凝固薬の有効性・安全性はほぼ同様 各薬剤のフェーズ3試験データを利用して間接比較 直接トロンビン阻害薬のダビガトラン、第Xa因子阻害薬のアピキサバン、リバーロキサバンという3つの新規抗凝固薬の、脳卒中2次予防における有効性と安全性を間接比較した研究結果が、2012年11月5日付のBMJ誌電子版に掲載された。著者のデンマークAalborg大学のLars Hvilsted Rasmussen氏らは、脳… 2012/11/20 循環器
第29回日本心電学会学術集会 ダビガトランが最小用量の220mg/日でも過剰投与と予想される心房細動患者は30%存在 心房細動患者の脳卒中発症抑制に用いられる新規経口抗凝固薬ダビガトランは、重篤な出血性副作用を回避するため、患者背景により、最小用量の投与あるいは禁忌とする必要があるとされる。大阪大学大学院循環器内科学の奥山裕司氏らは、減量推奨因子を2因子以上有し、最小用量の220mg/日でも過剰投… 2012/11/07 循環器
第44回 抗凝固療法に伴う大出血の人種差を考える これまで、ワルファリン療法に伴う頭蓋内出血は大きな悩みの種でした。新規抗凝固薬はこの頭蓋内出血の発生頻度をワルファリンより大幅に減少させるとされています。ワルファリン療法に伴う頭蓋内出血は昔から日本人に多いのではないかと考えられてきましたが、これまで大きく取り上げられること… 2012/11/06 循環器
最新医療は本当に“最もいいもの”か? 全国各地の病院が新人研修医を迎える季節となりました。体力があって老眼ではなく、集中力や記憶力も高い研修医たちですが、卒後30年もたった私のような初老の医師より研修医の方が頼りになるとは、一般には考えてもらえません。… 2012/04/20 医薬品
第42回 抗凝固薬、大出血と腎機能障害の深遠なる関係 ダビガトランが発売され、禁忌を含む腎機能障害例での大出血が注目を浴びました。先月、福岡で開催された第76回日本循環器学会学術集会(JCS2012)LBCTセッションでは、リバーロキサバンを用いたJ-ROCKET試験の腎機能別サブグループ解析の発表がなされました。… 2012/04/05 循環器
Thromb Haemost誌から 新規抗凝固薬はワルファリンよりも臨床的利益あり 脳梗塞と出血のバランスを考慮したモデル分析の結果 心房細動患者の脳卒中予防にダビガトランをはじめとする新規抗凝固薬を使用した場合の、出血リスクを考慮した正味の臨床的利益(net clinical benefit)を、臨床試験結果を用いたモデル分析で予測したところ、脳梗塞と出血のリスクがいずれも高い場合、新規抗凝固薬はワルファリンよりも臨床的利… 2012/04/04 循環器
J Am Coll Cardiol誌から AF ablation時の抗凝固療法、ダビガトランでは? 施行日朝以降の休薬ではワルファリン継続に比べ合併症が高率 心房細動(AF)のアブレーション治療時、アブレーション当日朝以降のダビガトラン中止はワルファリンの継続投与に比べ、出血性および血栓塞栓性合併症の発生率が高いことが分かった。この結果は2月1日、J Am Coll Cardiol誌オンライン版に掲載された。… 2012/02/15 循環器
日経メディカル2011年12月号特別編集版「特集 様変わりする心房細動患者の抗凝固療法」転載 Vol.2 【リスク評価】投与患者の適切な選択がカギ 国立病院機構大阪医療センター臨床研究センター長 是恒 之宏氏 心房細動患者に抗凝固療法を実施する前には、出血性合併症のリスク評価が欠かせない。日本のガイドラインにはCHADS2スコア以外に、女性や冠動脈疾患といったリスク因子も盛り込まれており、多様な患者でリスク評価が行える。… 2012/02/02 循環器
第41回 ROCKET-AF試験の論文をどう読むか(下) お待たせしました。「ROCKET-AF試験の論文をどう読むか」の最終回として、論文に出血性イベントの詳細が述べられている点について解説したいと思います。 2012/02/02 循環器
日経メディカル2011年12月号特別編集版「特集 様変わりする心房細動患者の抗凝固療法」転載 Vol.1 【抗血栓療法】心原性脳梗塞は予防が重要 弘前大学大学院医学研究科循環呼吸腎臓内科学教授 奥村 謙氏 心原性脳梗塞は、主な原因となる心房細動に対して抗凝固療法を実施することで予防する。新たな作用機序の抗凝固薬が登場した最近の状況を踏まえ、抗凝固療法の重要性だけでなく、今後の治療のあり方や課題について聞いた。… 2012/02/01 循環器
Arch Intern Med誌から ダビガトランによりMI・ACSリスクが上昇 RE-LYを含む7件のRCTのメタ解析結果、リスクは約1.3倍 直接トロンビン阻害薬ダビガトランが、心筋梗塞(MI)または急性冠症候群(ACS)のリスクを3割程度上昇させることが、RE-LY試験を含む7つの無作為比較試験(RCT)を対象としたメタ解析で確認された。論文は、1月9日付のArch Intern Med誌オンライン版に掲載された。… 2012/01/23 循環器
【APSC2011リポート】No.1 ダビガトランの登場を機に、心房細動による脳卒中治療でパラダイムシフト 高齢者人口の増加に伴って、心房細動による脳卒中が世界的に大きな問題となっている中、新しいOAC(経口抗凝固薬)がいくつか開発され、注目されている。オーストラリア・メルボルン大学神経科学教授のStephen Davis氏は、2011年9月29日~10月1日にスリランカ・コロンボで開催されたアジア大洋州… 2012/01/17 循環器
Ann Intern Med誌から CHADS2スコアは抗凝固薬服用中の心房細動患者にも有用 RE-LY試験のサブグループ解析の結果 心房細動患者の血栓塞栓リスク予測ツールであるCHADS2スコアが、抗凝固療法を受けている患者においても有用であることが、RE-LY試験のサブグループ解析で明らかになった。スウェーデンUppsala大学のJonas Oldgren氏らが、Ann Intern Med誌2011年11月15日号に報告した。… 2011/12/09 循環器
日経メディカル2011年11月号「トレンドビュー」(転載) 抗凝固薬のリスクは防げる 見えてきた副作用の実態と予防法 出血性副作用で死亡例も出た新規抗凝固薬ダビガトラン。重篤例の多くは腎障害など複数の危険因子を有しており、予防法が検討されている。開発中の他の新規抗凝固薬には同様のリスクはないのだろうか。… 2011/11/17 循環器
Circulation誌から リバロキサバンはプロトロンビン複合体製剤で中和可能 ダビガトランは同製剤では中和できず、健常者対象の比較試験結果 血液凝固第Xa因子阻害薬リバロキサバンの効果は、プロトロンビン複合体製剤(PCC)の投与により急速に中和されることが、オランダで行われたランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験で確認された。直接トロンビン阻害薬であるダビガトランはPCCにより中和されなかった。論文はCirculati… 2011/10/21 循環器
J-CLEAR、ダビガトランの適正使用について提言 NPO法人「臨床研究適正評価教育機構」(J-CLEAR、理事長:東京都健康長寿医療センター副院長の桑島巌氏)は8月25日、新規抗凝固薬であるダビガトランとの関連を否定できない重篤な出血事例が相次いで報告されたことから、「新規抗凝固薬の処方にあたってのJ-CLEARからの提言」を発表した。… 2011/09/09 循環器
循環器プレミアム速報 J-CLEAR、ダビガトランの適正使用に関する提言発表 NPO法人「臨床研究適正評価教育機構」(J-CLEAR、理事長:東京都健康長寿医療センター副院長の桑島巌氏)は8月25日、新規抗凝固薬であるダビガトランとの関連を否定できない重篤な出血事例が相次いで報告されていることから、「新規抗凝固薬の処方にあたってのJ-CLEARからの提言」を発表した。同… 2011/09/05 循環器
出血性副作用死亡例受け、販売元がブルーレターで注意喚起 ダビガトラン、「投与中も適宜、腎機能検査を」 抗凝固薬ダビガトラン(商品名プラザキサ、2011年3月発売)を服用し、因果関係を否定できない重篤な出血性副作用を起こした患者が8月11日までに81例報告され、そのうち5例が死亡したことから、製造販売元の日本ベーリンガーインゲルハイムは厚生労働省の指示を受けて安全性速報(ブルーレター)に… 2011/08/19 医薬品
循環器プレミアム速報 ダビガトランによる重篤な出血で安全性速報 抗凝固薬ダビガトラン(商品名プラザキサ)との因果関係を否定できない重篤な出血性副作用による死亡例が計5例報告されたことから、厚生労働省は8月12日、発売元である日本ベーリンガーインゲルハイムに対し安全性速報(ブルーレター)発行による注意喚起および添付文書改訂を指示した。… 2011/08/16 循環器
日経メディカル臨時増刊 2011年夏号「次代の医療ニーズを探る」 Vol.2 どう使いこなす、抗凝固療法で相次ぐ大型新薬 ドラッグラグなき時代の新薬ゆえの悩み 直接トロンビン阻害薬ダビガトランに続き、選択的Xa因子阻害薬も今後相次いで登場し、選択肢が増える抗凝固療法。どの薬剤も世界共同開発かつ新規性が高い薬剤であるだけに、抗凝固作用と表裏の関係にある出血を起こさずに上手に使いこなすノウハウの蓄積が待たれる。… 2011/08/03 循環器
第37回 塞栓症と大出血のシーソーはなぜ崩れたか 既にダビガトラン(商品名プラザキサ)が使えるようになって早4カ月。先生方がこの薬を用いて新たに知ったことは多いと思います。私自身も自分で処方し、その後患者さんの反応を見ていろいろなことを知りました。… 2011/07/20 循環器
Circulation誌から ダビガトランの大出血リスクは年齢で異なる 75歳以上では頭蓋外出血が増加する可能性、RE-LYサブグループ解析 Circulation誌5月31日号に掲載された、RE-LYの解析結果から、ダビガトランの安全性は患者の年齢により異なることが分かった。75歳未満の場合、ダビガトランの両用量はワルファリンよりも大出血リスクが低かったが、75歳以上では頭蓋内出血リスクは低いものの、頭蓋外出血リスクが高まる可能性が示… 2011/06/28 循環器
腎障害の高齢患者などで重篤な副作用を報告 抗凝固薬ダビガトランで出血リスクの注意喚起 日本ベーリンガーインゲルハイムは6月17日、抗凝固薬ダビガトラン(商品名:プラザキサ)を処方されていた「腎障害を有する高齢の患者」に重篤な出血性の副作用が発生したことを受け、医療関係者向けに「適正使用のお願い」を発行した。同文書は医薬品医療機器総合機構(PMDA)のホームページ上に… 2011/06/20 循環器
Circulation誌から ダビガトランは費用対効果に優れているか INR管理が不良なハイリスク例に対する高用量のみワルファリンに勝る Circulation誌6月7日号に掲載された、RE-LY(Randomised Evaluation of Long Term Anticoagulation Therapy)研究などに基づく解析から、抗血栓治療薬の費用対効果は脳卒中リスクなどの条件によって異なることが分かった。ダビガトランが優れていたのは、出血または脳卒中のリスクが高く、ワルフ… 2011/06/15 循環器
Circ J 誌から RE-LY試験の日本人患者成績、試験全体と差なし 同試験に登録されたわが国49施設326例の解析結果 心房細動患者におけるダビガトランの有効性と安全性をワルファリンと比較したRE-LY(Randomized Evaluation of Long-Term Anticoagulant Therapy)試験の日本人患者の解析結果が、Circ J誌4月号に発表された。 2011/05/30 循環器
米国心臓病学会(ACC)2011 ダビガトランはCHA2DS2-VASc値にかかわらず有効 同値が5以上では110mg×2回/日も選択肢に、RE-LYサブ解析 一昨年の欧州心臓病学会(ESC2009)で発表されたRE-LY試験によれば、直接的トロンビン阻害薬ダビガトランはワルファリンに比べ、150mg1日2回投与(以下、150mg×2回/日)で心房細動患者の脳卒中・全身性塞栓症発症を有意に抑制、大出血の出現は同等だった。… 2011/05/10 循環器
第36回 ダビガトランの薬価で気付かされたこと 去る3月11日、ダビガトランの薬価をテーマにした第35回をアップした翌日に東日本大震災が起きました。まず、この大震災で被害を受けられた先生方に心からお見舞い申し上げます。 2011/05/09 循環器
本誌連動◇脳梗塞を防ぐ、治す Vol.3 身近になる抗凝固療法 抗血栓療法に新展開 抗トロンビン薬「ダビガトラン」の登場で、心房細動患者への抗凝固療法が飛躍的に実施しやすくなる。一方、抗血小板薬では新しいデータの蓄積で、薬剤選択の際に考慮すべきポイントが増えた。 2011/03/24 循環器
第35回 ダビガトランの薬価についてどう思いますか 心房細動患者の脳梗塞予防に、ワルファリンとは異なる新しいツール、ダビガトラン(商品名プラザキサ)が間もなく使えるようになります。第32回でもお知らせしましたが、これまでの抗凝固療法に対する考え方を切り替える必要があると思っています。… 2011/03/10 循環器
新薬剤情報 ダビガトランなど、薬価基準に収載され発売へ 3月2日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)総会において、新薬13成分31品目の薬価基準収載が承認された。今回の収載で循環器領域として最も注目されているのが、日本ベーリンガーインゲルハイムの新規抗凝固薬ダビガトラン(商品名プラザキサ)だろう。75mg 1カプセルが132.60円、110mg… 2011/03/03 循環器
Preview 日本循環器学会2011 ダビガトランの国内臨床試験成績などがLBCTに 今学術集会のテーマは「世界を先導する循環器病学をめざして」 今年の「第75回日本循環器学会総会・学術集会」は3月18日から3日間、パシフィコ横浜で開催される。2月25日に開かれた同学会による「開催前・プレスカンファレンス」の中で、今季学術集会長を務める小川聡氏(慶応大循環器内科教授・国際医療福祉大三田病院院長)が、その見どころを解説した。… 2011/02/28 循環器
【新薬】ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩 プラザキサ:食事指導やPT-INRの定期測定が不要な抗凝固薬 2011年1月21日、直接トロンビン阻害薬のダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩(商品名プラザキサカプセル75mg、同カプセル110mg)が製造承認を取得した。適応は「非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症予防」で、1日2回、1回150mgの投与を基本とし、必要に… 2011/02/05 循環器
日本栓子検出と治療学会2010 国内外での新規抗血栓薬の開発状況は わが国でもダビガトランが今年早くにも承認の見込み(2011.2.16更新) 新規に開発されている循環器用薬の中で現在最も注目されているのが、抗血栓薬の領域といっていいだろう。本稿では第13回日本栓子検出と治療学会(2010年11月19~20日、開催地:福岡市)のシンポジウムで取り上げられた新規抗血栓薬の主な開発状況について、周辺情報も加えて紹介する。… 2011/01/06 循環器
第33回 心筋梗塞とワルファリン、そして新規抗血栓薬 今年最後の心房細動塾の話題は、「ワルファリンと心筋梗塞」です。「心房細動」とは関係なさそうなテーマをなぜ取り上げたかについては、最後までお読みくださればご理解いただけると思います。 2010/12/20 循環器
日経メディカル2010年12月号「トレンドビュー」(転載) 期待の抗凝固薬、登場間近 心房細動患者の脳卒中予防が大きく変わる 11月13日から17日まで、米国心臓協会の学術集会(AHA2010)がシカゴで開催された。欧州心臓学会に次いで今学会でも、ワルファリンに代わる新しい抗凝固薬の臨床試験の結果に注目が集まった。 2010/12/13 循環器
米国心臓協会(AHA)2010 ROCKET AF試験、ワルファリンに対する非劣性を証明 新規抗凝固薬の開発競争に拍車 ワルファリンに代わる新しい抗凝固薬の開発競争が熾烈さを増してきた。第83回米国心臓協会・学術集会(AHA2010、11月13~17日、開催地:シカゴ)のLate Breaking Clinical Trialsで米国デューク大学のKenneth Mahaffey氏は、「リバロキサバンのワルファリンに対する非劣性が証明された」と、ROCKET … 2010/12/02 循環器
第32回 米国心臓協会(AHA2010)より 新しい抗血栓療法の時代がやってきた! 心房細動患者の脳梗塞予防についてはこの心房細動塾でもたびたび取り上げてきました。これまでワルファリンという単一の薬剤で対処するしかなかったのですが、ついに「明治維新」とも例えられる新しい時代がやってきたようです。… 2010/11/22 循環器
本誌連動◇2010年話題の新薬 Vol.3 ワルファリンの欠点を克服した経口抗凝固薬 新しい機序で脳梗塞を予防する ワルファリンとは異なる作用メカニズムを持つ複数の経口抗凝固薬が開発中だ。心房細動患者に対する脳梗塞予防や整形外科手術後の血栓症予防などへの応用が見込まれている。 2010/01/19 医薬品
NEJM誌から ダビガトランのVTE再発予防効果はワルファリンに劣らない 2564人を対象とした無作為化試験の結果 静脈血栓塞栓症(VTE)の再発予防において、ダビガトランがワルファリンに劣らぬ有効性と安全性を示すことが、カナダMcMaster大学のSam Schulman氏らが行った無作為化試験によって明らかになった。論文は、NEJM誌2009年12月10日号に掲載された。… 2010/01/06 循環器
NEJM誌から ダビガトランがワルファリンの代替として有用 脳卒中と全身性塞栓症リスクは同等、大出血リスクはワルファリン群より低い ワルファリンは心房細動患者の脳卒中リスクを低減するが、出血リスクを上昇させる危険性があり、慎重に使用する必要がある。カナダMcMaster大学のStuart J. Connolly氏らは、直接トロンビン阻害作用を持つ経口抗凝固薬dabigatran etexilate(ダビガトラン・エテキシラート)がワルファリンの代替… 2009/09/28 循環器
第21回 欧州心臓学会(ESC2009)より ACTIVE-Iの結果から実験医学と臨床の差を実感 前回、Sicilian Gambit分類の心房細動診療における意義について私なりのコメントをしましたが、今回ここスペイン・バルセロナで開かれた欧州心臓学会(ESC)に来て、もう一度その現実を自らの身をもって知ることになりました。… 2009/09/07 循環器
国際共同治験には日本人に合ったプロトコールが必要 国内での実施が増えている国際共同治験では、早期から治験に参加することで日本人に合ったプロトコールなどを設計することが重要――3月20日から22日まで大阪で開催されている第73回日本循環器学会総会・学術集会初日のラウンドテーブル・セッション「グローバル時代に入った臨床試験のあり方を考… 2009/03/21 循環器