JAMA Pediatrics誌から 小児期の世帯収入が低いのは心不全の危険因子 31年後の左室重量と拡張機能を調べたコホート研究 フィンランド在住の小児を追跡し、小児期の社会経済的状態と31年後の心血管リスクの関係を調べたフィンランドTurku大学のTomi T. Laitinen氏らは、世帯収入の低い家庭で育った小児は、成人した後の左室重量が大きく拡張機能が低かったと報告した。結果はJAMA Pediatrics誌電子版に2017年6月26日に… 2017/07/20 循環器
No.15 HFPEFに合併した心房細動に対するカテーテルアブレーション治療の有効性 心機能は収縮機能と拡張機能に分類される。収縮機能の指標として左室駆出率(left ventricular ejection fraction:LVEF)が臨床で広く利用されているが、近年は拡張機能の重要性が指摘されている。LVEFが保たれた心不全は以前、拡張不全と呼ばれ、心不全患者の約30~50%を占めるとされていた。… 2013/09/05 循環器
BMIの増加に伴って心拡張機能は悪化する 体重指数(BMI)の増加によって、心臓には物理的な負荷にとどまらず神経内分泌的な悪影響も及ぶと考えられている。米国Cleveland ClinicのWael A Jaber氏らによる左室駆出率(LVEF)正常例を対象とした検討から、BMIの増加と心拡張機能の悪化には関連が認められることが明らかになった。11月12日… 2011/11/15 循環器
日本心臓病学会2009 LVEFに変化がなくても拡張機能は改善する 収縮不全症例に対するβ遮断薬治療の評価はLVEFだけでは不十分 左室駆出率(LVEF)が低下した心不全患者に対するβ遮断薬の治療効果は、これまではLVEFの改善だけで評価されてきた。だが、拡張機能がLVEFとは独立した予後規定因子であるとの知見も明らかになっている。阪大大学院循環器内科学の玉置俊介氏らは、β遮断薬によるLVEF改善が認められない収縮不全… 2009/10/05 循環器
JAMA誌から 拡張不全があると年齢以上に運動耐容能が低下する 運動やARBなどによる拡張不全への介入が今後の検討課題に 運動能力を規定する因子として、年齢、性別、肥満度(BMI)、合併症などが挙げられているが、詳細は明らかではない。年齢が最も強い規定因子とされ、その機序は最大心拍数の抑制にあるとされる。しかしこれは修正不可能な因子であり、運動能力の男女差を規定する心拍出量や骨格筋量の違いも修正不… 2009/02/02 循環器